働くと報酬の多様化
あなたは報酬と聞いて何を思いつきますか?
給料・お金・ボーナスという様に、お金を直接頂くことだけを思いついた方、今日はあなたのための記事かもしれません。
近年、働くことの意味を改めて考える人が増えています。
もう以前の様に、終身雇用を信じて働こうと思っている方も少ないと思います。
また、企業も次々に副業を解禁するなど、生産性の向上を目指したり、実はもう満足するだけの報酬を支払えなかったりと、働き方の多様性を打ち出してきました。
そしてここにきて、新型コロナウイルスの影響を受け、強制的にオンラインによる働き方に移行させられたという方も多く、通勤すること自体が本当に必要なのかという事も問われています。
経営者としては、オンラインになると労働時間や社員同士の関係性を管理することも難しいため、どうしても時間よりは成果物に対して評価し、その分の報酬をお支払いするという流れになってくると思います。
すると、雇用するよりもフリーランスの様な働き方をする人が自由度が高く、経営者も依頼しやすいですよね。
この様に、働くという事においてかなり多様化が進む今、報酬の在り方もまた変革の時を迎えています。
現金に変わってポイントや仮想通貨なんてことも聞きますが、これはまだやはり金銭的な価値ですよね。
そうではなく、労働することで、経験を得られたとか、信用を得られたとか、多くの人に感謝されたなどです。
でもこれって、以前からありましたよね?
NPO法人なんかに協力するボランティアがそれにあたると思います。
しかし、まだまだ日本ではボランティアの概念自体がうまく理解されていないような気がします。
見返りを求めないとか、やりがい搾取、慈善活動、などなどの声が聞こえてくるのがまさにそうだと感じます。
ボランティアもしっかりと労働と報酬(価値)を交換している行為だと思います。
ここでいう報酬は、金銭的なものじゃなかったり、最低限の金銭や物質的な報酬、など様々なものが当てはまります。
有償ボランティアというものもありますので、まったく金銭を頂かないという事でももちろんありません。
今度私は、「自分の強み」をテーマにしたワークショップを開催しようと思っているのですが、この強みの一つとしてあなたがどんな形で報酬を受け取れるか?
という事ともあると思います。
意味わかりますか?
例えば、東京オリンピックのスタッフとして働くとしましょう。
仕事を依頼する側が、金銭的な報酬を支払えないとします。
その時に、私は金銭的な報酬を受け取りません!というのは、依頼する側にとってかなり助かりますよね!
でも、正直それだけだと弱いのです。弱いというと、人数制限があって、同じ思いの人と比較された場合、不採用になることもありますよね。
通訳のボランティアだとしたら、英語の能力で落とされるかも知れません。
あなたが欲しい報酬をこう表現するとどうでしょう。
私が東京オリンピックのスタッフとして働く代わりに欲しい報酬は、通訳としての経験、同じ通訳との人間関係、東京都からの信頼です。
なぜなら、オリンピック終了後、引き続き通訳ボランティアを束ねて、東京の通訳観光案内ボランティア団地を設立させます。
と伝えたとする。
東京都からすると、こんな有難い話はないですよね?
・オリンピックスタッフが無報酬で手に入る。
・終わったあとも、いつでも都内で協力をお願いできる自主的な団体が生まれる。
・勝手に東京都観光に付加価値を与えてくれている。
・オリンピックのレガシーとして形に残せる。
などなど、人件費が削減できただけじゃなく、その先に大きな利益も生まれる可能性があるのですから。
あなたは、この経験で団体を設立し、NPO法人を設立したりすると、その時に改めて報酬を得ることができるし、大好きな語学に触れることもでき、更に人生で一度経験できるかどうかのオリンピックのスタッフとして関われるのです。
この様に、あなたが相手からの報酬を最大化する能力があれば、自分の強みをお金をかけずに磨きをかけることができるのです。
これは、逆に金銭的な報酬を貰ってしまうと、強みがうまく活かされないことがあります。
金銭がないから、思ったことを言えたり、その経験を躊躇することなく活かせることができます。
それに、金銭を受け取ると作業になってしまうので、報酬を最大化させる発想自体がなくなるのです。
日当1万円は、それ以上も以下もないのです。
もちろん経験をその後多少活かすこともあるとは思いますが、その場合やはり金銭で受け取っていない方が、より報酬を大きくすることができます。
この様に、働くと報酬が多様化してきている今、あなた自身が、受け身で働きと報酬を決めらえるのではなく、主体的に働きと報酬を想像し決断していく能力が求められていると思います。
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◾️学生時代
・15歳でブラジルに短期留学し、こんなにサッカーで盛り上がる町を作りたい!
・20歳大学在学中にFC琉球の立ち上げに参加
・21歳大学在学中「FC琉球対ケツメイシ」を企画、3000名以上の人を集め注目される。
・22歳大学在学中に起業。ホームゲームの設営や運営、ファンが集まるコミュニティスペース「+9」をつくる。
・22歳アパレルブランド「PLUS NINE」(現P'lus Nine)を設立
◾️設立・職歴
・FC琉球立ち上げに参加。
・P'lus Nine設立(アパレル、イベントスタジオ、イベント企画)代表
・NPO法人ナインプロモーション沖縄設立 代表理事 スポーツ活動費の支援
・総合型スポーツクラブサンビスカス沖縄設立
・FC岐阜 地域貢献推進部 部長(3年連続ホームタウン活動Jリーグ No1、ホームゲーム初の来場者1万人達成)
・P'lus Nine株式会社設立 代表取締役
・日本脳性麻痺7人制サッカー協会 理事
・沖縄県総合型スポーツクラブ連絡協議会 代表
・一般社団法人ツノスポーツコミッション 代表理事(現在:理事)
・J.FC宮崎(宮崎県からJリーグ入りを目指す) 代表取締役
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