地域の子どもを救えない総合型クラブ
昨日の続きをアップします!
昨日の記事を読んでいない方は、下記から読んで頂くことをお勧めします!
さて本題へ
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子供たちの中には、将来スポーツを職業にしたい、スポーツをすることで、精神を鍛えたい、楽しく放課後スポーツをして過ごしたいなど志向もそれぞれだ。
そんな志向が違う人たちを一色単に指導すると、やはりトラブルも起きる。
しかも、体が成長する大切な時期なので、この時期にケガや変な体の癖がつくと一生付き合うことになってしまう。
これら、成長の体についての知識、トレーニング知識、指導方法、ケガや病気に対する知識、応急処置の方法、などなどスポーツを仕事にする時には多くのことに気を遣わなければならない。
それを、学校の教員という日本の子供たちを育てる大変で重要なお仕事をやっている片手間でできるほど甘くはないのだ。
いやいや今までそれでなりたってきた!
と言いたいかもしれないが、それは子供たち自身が犠牲になり、努力し、なんとかしてきたのだ。
オリンピックで活躍した、海外で素晴らしい成果を出した選手がいるのも事実だろう。
しかしその陰に、どれだけつらい思いをした生徒、3年間公式戦1試合もでれない、ケガで夢破れた生徒、その後の人生を棒に振った生徒がいたことだろう。
ほんの一握りの成功のために犠牲になった生徒達がいたことも考えて欲しい。
大切なのは、子供たちが自分自身でやりたい!という気持ちである。そのやりたいには、様々な志向があり需要がある。
全員右に倣えでしごかれる、やりたいのに指導できる先生が転任になったなど、学校の制度では部活をやるのは困難だ。
体を鍛えるためにやる体育ではなく、子供達自身が人生をゆたかにするためにスポーツがあるのである。
この新聞記事(前回の記事)では、段階的にモデル校で実証、休日のみ導入、そして平日という流れで進めていくと書かれていた。
あとこんな事何年繰り返すのだろう。。。
このスピード感にも隠れた問題がある。
それは、受け皿の問題だ。
ここまでの僕の話では、学校や教員にのみ問題があるように感じさせてしまうかもしれないが、そんな事はない。
この善意のサービス残業やブラック部活の顧問の先生型のおかげで、生徒たちのスポーツ活動は問題はあったにせよなんとか保たれてきた。
理想は、部活をなくすこと!これに変わりはないが、部活を無くした後の受け皿がまだまだ育ってきていないのだ。
記事の中でも書いてあったが、地域の総合型スポーツクラブへ活動を委託するという事がかかれていた。
しかし、この総合型スポーツクラブの多くは、スポーツの専門性もなければ、クラブの経営能力も少ない。組織としても脆弱なのだ。
総合型スポーツクラブを推奨してきて20年以上経つだろう、その間3500以上のクラブが立ち上がってきた。これは日本国内のマクドナルドの数にも匹敵するほどの数だ。
国は、これら地域課題解決のために多くの投資をしてきた。
しかし、クラブ経営者はどうだろうか?
助成金がもらえる間やってみよう!
市町村が非協力的だ!
など、できない理由をドラえもんの四次元ポケットの様に出してくる。
なぜその素晴らしいアイディア・思考回路をできる根拠を見つけ出すことにつかえないのか??
日本では、水とスポーツは無料だから!だからお金が取りにくい!などと言うと人は、コンビニに行ったことはないのだろうか?
堂々とお店の中心で、原価数円の水を何十倍もの価格で販売している。
みんな、自分たちのクラブのサービスは、地域にとってとても尊いサービスだと思っている・・・。
この続きは、また明日更新しますね!
翌日の更新した記事
今日も読んで頂きありがとうございました!
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宮城'亮'の主なプロフィール
◾️学生時代
・15歳でブラジルに短期留学し、こんなにサッカーで盛り上がる町を作りたい!
・20歳大学在学中にFC琉球の立ち上げに参加
・21歳大学在学中「FC琉球対ケツメイシ」を企画、3000名以上の人を集め注目される。
・22歳大学在学中に起業。ホームゲームの設営や運営、ファンが集まるコミュニティスペース「+9」をつくる。
・22歳アパレルブランド「PLUS NINE」(現P'lus Nine)を設立
◾️設立・職歴
・FC琉球立ち上げに参加。
・P'lus Nine設立(アパレル、イベントスタジオ、イベント企画)代表
・NPO法人ナインプロモーション沖縄設立 代表理事 スポーツ活動費の支援
・総合型スポーツクラブサンビスカス沖縄設立
・FC岐阜 地域貢献推進部 部長(3年連続ホームタウン活動Jリーグ No1、ホームゲーム初の来場者1万人達成)
・P'lus Nine株式会社設立 代表取締役
・日本脳性麻痺7人制サッカー協会 理事
・沖縄県総合型スポーツクラブ連絡協議会 代表
・一般社団法人ツノスポーツコミッション 代表理事(現在:理事)
・J.FC宮崎(宮崎県からJリーグ入りを目指す) 代表取締役
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