歴史的勝利!!日本VSフィンランド戦の振り返り
今日がお盆休みでよかった。(沖縄なので)
マジで史上最高の日曜日となった8.27フィンランド戦。昨晩は試合のハイライトやTLばっかり見てて正直あんま寝てません(笑)
いやでも仕方ない、日本にとってはおそらく歴史上初となるヨーロッパ勢からの勝利ですから脳汁ドバドバもんすよ(笑)
前回のW杯勝利も17年前となっていたので快挙of快挙。
今回の1勝が日本🏀の潮流を変えるとてつもなく大きな出来事なため、私がそう感じた理由も含めてレビューを書いていきます!!
素直に感じたことを乱射していくのでしばしお付き合いいただけたら嬉しいです(笑)
◇試合結果
◇1Qから繰り出すトム直伝の”フルコートプレス”
このW杯で日本が勝ち上がるためのマインドとして”攻めの姿勢”が重要だと考えておりました。
世界トップランカー達を相手に身体能力で太刀打ちできない日本人選手に必要なことはチーム全員が”足を止めないこと”。
日本はトム・ホーバス体制となって最初に武器としたのが”ハードDFの徹底”。
40分間の全てをハードについていかなければ勝機はないとトムさんは語っていました。
先のドイツ戦では圧倒的な個の力と組織力の高さにDF含め根負けしていた部分はあったと考えますし、何より日本がこれまでの試合で培ってきた”フルコートプレス”をアドバンテージのあるドイツが日本より早く繰り出してきた所でアカン空気が私の中で漂っていました。
体力の消耗や怪我のリスク含め諸刃の剣なのはわかる。でも1Q初っ端から守りにおいて”攻めの姿勢”を出せなければ絶対に喰われる。それが世界を相手にするということ。
そんな日本がフィンランド相手に1Qから積極的にフルコートで仕掛け、NBAのニュースター”ラウリ・マルカネン”からも試合早々にファンブルを奪った辺りで「いけるかもしれない」と頭によぎりました(*^^*)
結果的にフィンランド側も日本と同じ3Pを中心にOFを組み立てるスタイルであったため、個人技でガシガシ攻めてこない点が守り易さに繋がっている点は否めませんが、1Qで楽にリズムを掴ませなかったのは最高です👏
◇ファンタスティック比江島
以前私のnoteでは代表候補に選出されていたものの怪我により辞退となった”渡邉飛勇”選手を中心に代表戦レビューを書いておりました。
そのレビュー内で私は”比江島慎”選手について「単体ならアメリカ相手でも通用すると思う」と記述しましたが、まんまその通りになってきてますでしょう❓(笑)
正直前半はヒエジいなかったら…(´;ω;`)と思うくらい彼頼みでした😅
そもそも世界的に見てもあのリズムで🏀してる選手って結構貴重な存在なんですよね。
普通にドイツからエンドワンもぎ取ったりして普通に通用してるの見ていたら、フィンランド戦はカギになると思っていました。
全部のドライブでファール貰えていたのはもはや笑うしかなかった(;^ω^)
あとこの次のポゼッションくらいで狭いコースを割っていったと思いきやホーキンソンにパスを通したのもエグイ( ´∀` )
普通ビハインドの場面であのパスは出せねぇんですよ(笑)
前半の個人技による縦の突破によってファールを稼いだり、何といっても日本が”ペイントアタック”を強調するチームであると植え付けたことで、インサイドの収縮による後半の3P爆発に寄与したと考えられます。
間違いなく今後の日本において”ヒエジの後継者”を生み出すのは大きな課題になると思いますね。
少年少女たちよ、彼のプレーを今のうちにじっくり目に焼き付けるのだ!!
多分ヒエジが出てない時の私は不安症状に駆られて「ヒエジを接種しなければぁぁ…!!」と”依存症”になるかもしれません。
◇愛してるよ鷹ちゃん
”37分間”の出場というブラック企業もびっくりな使われっぷりの中、
【28pts. 19rb】というNBA選手も驚愕のスタッツを残した鷹ちゃんには感謝してもしきれない( ;∀;)
常にリバウンドでは身体を張り、トランジション時もいち早くダッシュしてて偉すぎるよホント😢
おまけにFT14/15で1本のミスのみ…。
まだ若いのに日本人として共に戦うことを選んだ鷹ちゃんは多大なるリスペクトに値しますよ(´ー`*)ウンウン
後半は足が攣ってるような感じになりながらも河村・富永の鬼パスを丁寧にフィニッシュさせていたのは印象的にでした😊
ポロポロこぼさないだけでもマジで凄いことですからね(笑)
前半ではヒエジや河村のドライブコースを作ってレイアップさせるのか、それとも自分が併せのパスを貰ってシュートするのかの判断がハッキリしていなかったものの、後半は併せのパスにダイブしてフィニッシュするという部分に絞れていたのが良かった👏
もちろん富永の異常なシュート力によってスペースを作れたのが大きいですが(笑)
とにかく今はゆっくり休んでマッサージ受けまくってね~😊
◇NBAはもう和製カリーをドラフトで指名しような?
左利きの悪魔”ケーセー・タマナーガー”は今回もやばかった(;^ω^)
ドイツ戦はオフボールスクリーンからパスを受けたいところで悉くDFされていたものの、フィンランドは意外にマークがゆるめでした。
そのため1本目ですかさず3Pを決めたところから、この男に逆転の糸口を見出しました。
2本目のコーナー待機からの3Pでは、DFプレッシャーがガッツリ間に合っているのにも関わらず”放物線を高め”にしたシュートでリングを射抜いてました(笑)
あれは3Pの名手”ステファン・カリー”がプレッシャーを躱すのによくやるバリエーションの一部で、日本人であれをできるのは初めて見ました(笑)
そして極めつけはこのステップバック🔥👌
このステップバックは正真正銘”カリーのムーブ”🔥
明らかにこの1本を作り出せたことから日本に流れを持ってこれました。
フィンランドもDFでは富永に寄るしかないのでペイントが空き、鷹ちゃんがそこに飛び込んで得点ができていましたからね(⌒∇⌒)
個人的にはこれだけコンテストされてもなお射貫ける選手はNBAでもそう多くはない特殊能力の一つだと思っています(笑)
ハンドリングスキルやDF力等まだまだ改善の余地はあれど、このクラッチ力を持つ選手を指名しないわけにはいかないんじゃないっすか❓
期待してますよ、NBA(笑)
◇君はなんて子だ…。
ここまで海外勢の強度を前になかなかシュートの帳尻を合わせられていなかった神童”河村勇輝”の爆発。
ドイツ戦はNBAで活躍するPG”デニス・シュルーダー”に持ち前のスピード力が通用せず抑えられるも、フィンランドはサイズの違い等から河村のスピードに対しミスマッチが生じていました。
河村は前半から積極的なペイントアタックによりそのミスマッチをついてパスを散らしながら自身も得点を積み重ね、4Qのクラッチタイムに本領発揮。
見よ。普段の河村からはみられなかったこのワイルドさ(笑)
富永の3Pが高確率で決められたことで、ペイント周りのスペースが広がり、河村自身も3Pを決めていたことから、いつものトップスピードからのレイアップが決まる決まる(^ω^)
逆転のエンドワンによりフィンランドのDFは混乱を極め、トムさんのやりたかった”かき乱すバスケ”を成功させます(笑)
そしてなんといっても世界に衝撃を与えたであろうこちらのシーン
7フッター(213㎝)のマルカネンを1on1で見事にクッキング。
ここまでスペース広げたらいつでも抜けるしそこからパスも出せるしでPGにとって最もおいしい場面(笑)
GA、しかしここで自身を持ってクイックリリースの3Pを沈めたことに私は🐓肌が止まらなかった(;´・ω・)
かつてはトムさんに「モットシュートウッテー!」と叱咤されていた彼の姿を知っているからこそ、この場面には熱いモノを感じました😿
天皇杯準決でキングスブースターを阿鼻叫喚させた河村様の姿がそこにはありましたね( ´∀` )
終わってみればスタッツは【25pts. 9ast】に3Pは計4本の大暴れ。
そのほとんどを4Qで披露した神童ぶりは見事👏
これぞまさに”デイム・タイム”👌
そしてゲームのブザーと同時に審判へ駆け寄ってボール返却とお辞儀を添えていつもの”礼儀正しさ”←これ大事
富永も河村もこれだけの活躍をしていながらまだ22歳という恐ろしい若さ。こりゃあ早々と世界に見つかっちゃいましたな(笑)
そして世界最高峰のリーグでPGデビューした時の妄想が膨らみます。
ホントに期待してますよ、NBA(笑)
◇トムさんがもたらしたモノ
いつも参考にさせていただいている方のこのポストが今回の試合を通じてかなり私にぶっ刺さりました。
おそらく日本のバスケにこれまで足りなかったピースがこの”ハードワーク”するということ。
キングスブースターの皆さまならよく桶さんやメンバーの発言から垣間見るのでご存知でしょうが、このメンタリティが今の日本代表にトムさんが求めていたことです。
桁違いの身体能力を持った選手達に対抗するには”ハードワーク”を持って立ち向かうしかない。
そしてコートに立つ選手全てがハードワークを表現すれば、ブースター達にも届いて一体感が生まれます(^^)/
そして何より日本人本来の持つ”勤勉さ”と”誠実さ”がこのカルチャーと相性が良く、底力を何倍にも引き上げると思っています🌞
一生懸命にひたむきに向き合う姿は必ず誰かに届きます。
ぜひバスケに勤しむすべての方々にこのメンタリティを感じ取って欲しいと思いますね。
そしてこのカルチャーを後世に残していきましょう😊
◇世界に誇れる沖縄
ドイツ戦後に問題となった関係者、来賓者による空席状態…。
トムさんやワタナビの声掛けによって無事FIBA側の迅速な対応によってチケットの再販が決定!!
そんな中、バスケと沖アリを熟知し、最高のモーメンタムを巻き起こすのが我ら”キングスブースター”!!
所属選手のヒュー離脱により、現日本代表に対するモチベーションの難しさをものともしない”日本で一番🏀に熱い島のブースター達”です。
日本代表のために県内外から弾丸で駆け付けた皆さんにはリスペクトしかない✨
良いDFやリバウンドにしっかり反応し、フリースロー時はしっかりブーイング。そしてアンスポとわかれば即座にポーズを取る!!(笑)
間違いなくアリーナの雰囲気づくりを先導していたのは他でもないキングスブースターです😊
あのフィンランドですらも飲み込んだ応援の力は、画面の向こう側にもしっかり伝わっています(^_^)v
「世界に誇れる沖縄」の一つがこの”沖縄アリーナ”と”異文化交流を重ねて生まれた100年の歴史を誇るバスケ文化”であり、それを世界に発信できたことが同じ県民として誇りに思います。
沖縄のバスケ愛は世界一ィィィィィィィィ!!!!
◇まとめ
今回の歴史的勝利によって、日本のバスケは大きく変わり、大きく動き出していきます✨
それをこの”沖縄”というバスケに熱い島から始まっていくことに、興奮冷めやらぬ思いです。
この勢いのままオーストラリアも制して、パリ五輪の切符を掴み取り、世界を驚かせましょう👍
-Fin-