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帯状疱疹で激痛に!日本人の3人に1人は罹患する!

#医療 #帯状疱疹 #水疱瘡

職場の同僚konさん。ある日、帯状疱疹になったと告げられた。痛くて眠れないと言うのだ。これまでこの病気についてヒトからあまり聞いたことがなく、何が特別なもので自分には関係ないと思っていた。話し好きなkonさん、5年前に癌にはかかり薬を飲んでいたと言う。それから数週間後、彼は職場を去っていった。愛嬌のあるチームリーダーだったので、私にとってはかなり残念だった。

*誰でもかかる可能性がある病!
日本人の場合、子供のときに85%のヒトが水疱瘡(みずほうそう)にかかる。ほとんどが軽症ですぐに治ってしまうから、あまり気には止めない。だが、実はウィルスは体の中に潜んでいるのだ。この水疱瘡のウィルスこそ、帯状疱疹の原因である。体力や免疫力が落ちることで、再び体にあらわれ、痛みや神経障害を起こすのだ。

多い少ないはあるが、20代から80代まで帯状疱疹になるという。ストレスや過労、そして糖尿病・膠原病・癌などで、スガタをあらわすのだ。まず皮膚の表面に赤い発疹があらわれる。ピリピリして痛いので、すぐに症状に気づくが、放っておくとさらに酷くなるので注意する必要がある。治療が遅ければ長引くうえ痛みはよりひどくなるのだ。

*帯状疱疹、なりやすい人とは!
先に述べた通り、体力が落ちた人やがかかりやすい。働きすぎやストレスで疲れすぎたり、食あたりで1週間調子が悪いヒトなどは注意すべきと言える。また高齢者は体力がない人も多く要注意。さらにリウマチなど抗原病や糖尿病ガン患者もなりやすい。

そもそも誰の体にも潜んでいるウィルス。免疫力が落ちてくることで急に動きだす。ふだんは背骨にある神経節の中でじっとしているのだが、免疫の隙を狙って、体に広がっていき、痛みを発するのだ。これがかなりの痛さとなり、生活に支障をきたしてしまうと言う。

*帯状疱疹、気をつける人とは?
とくに気をつけなければいけないのは妊婦とされる。8週目から20週目の胎児のいる妊婦が感染すると、子供に様々な障害が出るようだ。白内障や発達障害などが出るという。妊婦が近くにいる場合、帯状疱疹の患者はできるだけ近づかないことが必要とされる。

その水泡には、ウィルスが多く含まれている。手で触らないようにガーゼや衣類で覆っておく。家族にいる場合など、風呂などは帯状疱疹の方は最後に入るべきとされる。とにかく、人に感染させないよう心がけるべきだ。

*帯状疱疹に効くクスリとは?
以前の抗ウィルス薬は、腎臓にかなりの負担があったため、それぞれの人に合わせて処方されていたと言う。近年が新しい抗ウィルス薬が出てきた。この新薬のメリットは、腎臓機能に影響を与えないこと。そのため、高齢者や糖尿病患者にも使用ができる。

ただし費用は少し高めとなる。従来薬は保険3割適用で、1日600円。後発薬(ジェネリック)なら150から330円ほど。新しい薬(アメナメビル)の場合、1日800円かかる。治るまでの期間は、痛みのほうは1週間から2週間で、発疹については2週間から3週間。医師の言葉に従い、途中で薬を止めないことだ。

*放っておくと、別の痛みに!
帯状疱疹で初めにあらわれるのが皮膚に出るピリピリとした痛み。一旦が収まったかと思っても安心してはいけない。別の痛みに襲われることがあると言う。それは神経障害性疼痛。神経が壊されたことで起こり、極めて治りにくい。治るのに5年から10年、人によっては一生続くこともあるという。

この痛みはかなり強烈だ。あまりの痛さに眠ることができない。こうなると別の治療が必要となる。抗てんかん薬、抗うつ薬、オピオイド(医療用麻薬)、そして神経ブロック注射などだ。人それぞれの状態に応じて治療をしていく。

*対処のポイントとは?
帯状疱疹対処法、一言でいえば「早期発見」と「早期治療」である。遅くなればなるほど、症状は悪化。早ければそれほど長引かずに治ることもあるのだ。とにかく、ピリピリする発疹が皮膚に出てたら、すぐに皮膚科の病院に行こう。良い薬があるので、はやければ治りも早い。

また、先の持病(糖尿病、膠原病、がん)ある人は、ワクチンを接種すべきである。2016年からの生ワクチン、そして2020年に開発された不活性ワクチンがある。その予防効果は、生ワクチンが50%。不活性化ワクチンは90%だと言う。費用はどちらも実費となり、「生」の方が1万円、「不活性化」は4万円となる。

*まとめ
この帯状疱疹、体の中のいろいろな場所に出るようだ。とくに怖いのが顔だと言う。三叉神経が侵されると目の病気となってしまう。場合によっては失明もあり得る。また、お尻の仙骨周辺にでた場合、尿や便も出にくくなり、これも大変なことと言えるだろう。そうならないためには、やはり「早期発見」と「早期治療」そして、予防を心がけるべきだ。

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