『風邪』、どう防ぐか?どう治すか?
#風邪 #インフルエンザ
#鼻かぜ #喉かぜ #感冒
#急性上気道炎
昨年(2024年) 12月半ば、風邪をひいてしまった。たぶん疲れが溜まっていたようだ。喉が痛くなり、なかなか治らなかった。それでも仕事を休むわけにはいかない。けっきょく良くなるのに1週間もかかってしまう。約2年ぶりにひいた風邪だった。私の場合、風邪と思えばすぐ漢方薬の葛根湯を摂るようにしている。体がポカポカするので、机の中に常備しているのだ。今回もこれが役立った。
*なぜ風邪をひいてしまうのか?
医学用語で「風邪」という病名はないようだ。「感冒」と言ったり、「急性上気道炎」とも言ったりする。この風邪には、インフルエンザや新型コロナも含まれると言う。とすれば、飛沫感染や接触感染でかかると言えるが、それだけではない。免疫力の低下や冷え、そして栄養不足もいけないとされる。
とくに睡眠不足は免疫力を落とす。1日7時間は眠らなくてはいけない。さらに寝る前にスマホやテレビゲームをすることも睡眠の質を下げるのでやめるべきだ。また身体を冷やさないことも大事。とくに首周りは動脈があり、ここを冷やすと体温を下げてしまう。外出するときは、マフラーで首を温めるべきだ。体温が外で冷やされ、首より下が36度以下になると風邪をひきやすくなる。
*風邪対策(インフル以外)どうする?
ホットカイロが風邪対策には役立つ。粘着性のものを用意するとよい。これを首の前と後ろに貼る。これでかなり防ぐことができ、安心だ。毎年10月になったら用意しておくべきだろう。わずかなことで風邪から体を守ることといえる。
さらに漢方薬の「葛根湯」を用意しておこう。このクスリ、筋肉痛にもよく効く。摂れれば、体が温まり血行が良くなる。薬局やドラッグでも、オリジナル品が低価格で販売されているので、買っておくべきだろう。今日は寒いと思ったら、摂っておくのだ。
冬場は、マスクもしたほうがいい。この前のコロナ禍のときは、インフルを含めた風邪にはかからなかったはずだ。マスクのメリットは、感染を防ぐだけでなく、上気道に冷たい空気が入らない効果もあげられる。ダブルの効果があるのだ。
*インフル・風邪・咽頭炎、その見分け方とは?
まずインフルエンザだが、急な発熱があり、全身のだるさと腰痛、頭痛などが起きる。一方、ライノウィルスによる鼻風邪、こちらの症状は「鼻みず」「鼻づまり」。またアデノウィルスによる咽頭炎では、喉が痛くなる。私の年末の場合、喉だけが痛くなったのだが、これがなかなか治らなかった。
一般の感冒では、免疫力が落ちることでウィルスが増殖。すると上気道が炎症を起こし、痰や咳、鼻水、喉の痛みが出る。さらに悪化すれば発熱し、肺の炎症(つまり肺炎)となってしまう。比較的ゆっくり進むといえる。
*病院クリニックへの受診は?
目安としては、38度の発熱があるかどうか。また食欲が全くなく、体がだるいということであれば受診すべきだ。放っておけば肺炎になる恐れもあり、早めに行動すべきといえる。受診前には「かかりつけ医」に電話し、指定の時間に受診をしよう。
クリニックでは、インフルエンザや新型コロナの検査キットがあり、すぐに結果がでる。これにより最適な薬を処方してくれるはずだ。ただし、鼻の粘膜採取はかなり痛いとされる。これはもう我慢するしかないだろう。
*まとめ
十数年前だが、マイコプラズマ肺炎になって1週間入院したことがあった。地元ではかなりの大病院にいっていたのに悪化したのだ。熱が下がらず、周りからおかしいから別の病院へ行けと言われて、わかった。ふつう、何に感染したか検査するはずだが、その病院ではやらなかった。
次にいった病院では、肺炎がひどくなっていることがわかった。すぐにこのとき流行していた病気に効く薬を3種摂らされたのだ。これでようやく峠を越えることができた。大病院だからといって安心してはいけない。医師がまともかどうかなのだ。それ以来、かならず医師の技量を見るようにしている。