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バス運転手という仕事!

#バス運転手 #バス会社
#バス会社の現状 #時事
高校時代は、バス通学だった。自宅は、駅から徒歩3分のちかさ。電車を乗ること6駅ほど。そこからバスに乗り20分。さらに歩くこと。約10分で学校に着く。

2年ほど前に、ある特殊な病気になり、またバスに乗ることとなった。最寄り駅から15分ほどかかるのだが、道はかなり狭い。自分自身、車を運転するのでよくわかるのだが、よくこんな難しい道を運転できるな!そういつも驚いている。

近年、バス業界は大変なことになっているようだ。運転手が減ってしまい、補充が十分にできない。そんな状態だという。日本全国、同じようなことが起きているらしく、減便せざるを得ない会社も出てきているとされる。我々の生活としての足だけに、これを看過することはできない。

*バス運転手、6Kな仕事!
そもそも3K労働とは、「きつい」、「汚い」、「危険」な仕事、その頭文字を取ったもの。これに近年では、「帰れない」、「厳しい」、「給与が安い」を入れて、6Kとも呼ばれている。バス運転手の場合、たしかにこの条件が全て揃うようだ。このため、求人しても人が集まらない。

バス運転手の乗務時間は、1日13時間ほど拘束されるようだ。長い場合だと、16時間だという。1ヵ月の出勤時間は、厚労省の定める基準により299時間とされる。一般のサラリーマンと比べても、約3割から4割もながい。

また、給与もそれほど高くない。バス運転手の平均年収は400万円ほど、平均月収は33万円。賞与(ボーナス) 62万円ほどで、月22日働いたとして、日給は1万5千円くらいとされる。「汚い」という事は無いようだが、社内清掃・社体清掃などもやらなければならない場合もあるようだ。

また、最近気づいたのだが、身体障害者のケアも1人でやらなくてはいけない。乗ってくる人に車椅子の人がいる場合、運転手は乗車補助をしている。バスには、座席を移動すれば車椅子を置くスペースも確保され、そこまで移動し、固定している作業を見た。

*大型免許取得者も減っている!
そもそも若者のクルマ離れがあるようだ。バスは大型車であり、運転免許取得には、一定の経験が必要とされる。このため、バス会社の求人チラシには、大型免許取得費用をバス会社が負担するという会社もあらわれた。

また、定年を過ぎた高齢者でも働けるようにしていると言う。しかし、それでも足りず、毎年減り続けているようだ。最近、バス会社が狙っているとされるのが、女性運転手。現在、全国に数パーセントしかいないとされる女性ドライバーだ。これを増やしていこうと考えている。このため、求人ポスターには必ず女性モデルも採用、女性も働きやすいことを訴え始めた。

*路線バスの事故は少ない!
私自身、よく感じるのは運転の難易度が高いこと。道幅は狭く、様々な障害物があるが、車体幅の大きなバスをうまく操っている。バス運転手の運転テクニックは、たいしたものだと、いつも感心するのだ。

バス運転手さんの顔を見ると、かなり年配の人が多い。高齢者ともなると、いちばんの問題は健康。いつ心臓病になるとも限らない。だが、ニュースや新聞を見ても、路線バスの事故はほとんどないというのが実際のところだ。バス会社は、かなり気を使い運行してるように思える。このことでも路線バスには頭が下がる思いと言えるだろう。

*まとめ
自動車メーカー各社は、自動運転の研究をかなり進めているようだ。自動運転は、「レベル0」から「レベル5」まで分かれている。実際に使えるのはレベル5。2025年の現在、「レベル3」までは達成したようだ。ただ、実用化にはまだまだ時間がかかるとされる。その意味でいえることは、やはり人に頼るしかないという事。このため、一刻も早く労働条件を改善し、人員の確保してほしい!そう思ってるのは私だけではないはずだ。

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