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家族を「カルト宗教」から守るには?
#カルト教 #カルトの怖さ
#宗教 #カルトから守る
子供の私にとって親の存在は厄介なものだった。とにかく高圧的であり、全てを決めつけるのだ。そのうえ父の職業柄、転校を3回する羽目となった。一人っ子だったのも良くなかったと思う。さらに新興宗教に入っていて日曜祝日は会合に連れていかされた。まぁいい事は一つもなかったと言っていい。よくグレなかったと思っている。
母の病気により入信した宗教。昔は経済苦と病気ではいるヒトが多かったようだ。親は勝手に入信時に家族の名前を書くから、その子供は信者ということになってしまう。そのため高校大学と進学してもその団体の会合に参加しなくてはいけない。自分としては全く学ぶ気などはなかったが、それでも教義はある程度は身につけた。就職により一度は離れたが、名簿には載っているらしく、未だに会合の誘いはある。
*カルト教の怖さとは?
私が関係した宗教は、カルト教ではなかった。かりにカルトであったなら、安倍元首相を襲撃殺害した犯人と同じになったかもしれない。運が良かったと言っていいだろう。ただ、この仏教系の宗教に入れられたおかげで、仏教についてはかなり学ぶことができたのは事実だ。
カルト教の場合、家族や親族との縁をたつことになる。さらに持っている財産を全て教団に寄進しなくてはいけない。住む場所も教団により、決められたうえ、日々奉仕活動もさせられると言う。生活の全てを教団に捧げなくてはいけないのだ。
彼らはふだん普通の団体のように振舞う。文化サークルや趣味サークルを主催し、会員を募るのだ。そして仲間に引きいれ、徐々に信仰へと向かわせていく。たんに友達が欲しさに入ったサークルが、実はカルト教団だったということだ。
*宗教を信じやすい人とは?
パスカルの言葉に次のようなものがある。「神を信じるのはココロであって、理性ではない」と……。人は物事を理性で捉えるというのは一面であり、場合によっては、ココロ=感性で捉えてしまうこともある。とくに何らかの不調や心の乱れがある時などはそうなりやすい。ここにカルト教団はつけ込むのだ。
友人や知人などを見てもそれがよくわかる。男女でみても、女性の方がより感性的で物事を捉えるようだ。そのため男よりも女の方がのめりこみやすいと言える。教団の中でも女性が中心となって活動しているようだ。この世界では女性優位といっていいだろう。
さらに女性の場合、社会や家庭でも虐げられていることが影響されるとされる。最近はだいぶ変わってきたが、以前は家事と子育てはほとんど女性に任されていた。不満やイライラが募り、ついに誘いのってしまう。女性信者が多い理由はまさにここにある。
*宗教、信じやすい人の特徴?
ココロの状態によっては、誰もが宗教にはまるようだ。それでも信じやすい人には特徴がある。自分の家族をカルトから守るには知っておくべきと言えるだろう。
⑴悩みを抱えている ⑵友人がいない、または少ない ⑶宗教について全くの無知 ⑷自分の意見に乏しい ⑸親など、いつも人の意見に従ってきた ⑹感性的な性格 ⑺ ヒトに騙された経験がない ⑻いつも他人にすがりたい思いがある。
対策としては(A)悩みを聞いてあげる環境をつくる。(B)真面目な趣味サークルや文化サークルに入る。(C)頻繁に宗教の講話を聞く。(D)本を読み感想文にまとめる。(E)読書会に参加。または家族や友人などで定期的に話し合いの場を持つ。
*まとめ
家族をカルトから守るには、以上のことをマメにおこなうしかない。一旦入ってしまえば抜け出すのはかなり難しいと言える。だからこそ、これらを必ずやるべきだろう。
我が家の周りにはカルト教団の拠点があるようだ。なぜそれがわかるかと言うと、新しい信者が入ると、必ず玄関のチャイムを押すからだ。常に丁寧にお断りをしているが、彼らに罪はない。ただ勧誘
行為(信者集め)をしているわけで、これに入ったら地獄だという事。それがわかるだけに、今回この話をしてみた。