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2024年3月13日:Salesforce活用分科会×Account Engagementユーザ分科会レポート!
前回の分科会レポートはこちらよりご覧ください!
分科会って?
Salesforceのユーザー企業様限定のコミュニティです。
ユーザー同士で活用事例や知識などなどをお互いに共有して、自社のSalesforce活用に役立てたり、ご自身のモチベーションアップに繋げて頂けるような場所です。
地方や製品ごと、立場ごといろいろありますので、ぜひ下記サイトからチェックしてみてください!
今回のAgenda
今回のテーマはフローです!
フローの活用事例を発表頂き、その後、現地のみですが交流会を行いました!
Salesforceさんより:フロー必須知識&お問い合わせ方法
Salesforceさんより、サポートに寄せられたフローのお問い合わせからお話を頂きました!
自動化のロードマップとしては、2025年12月末でワークフロー、プロセスビルダーのサポート終了予定とのことです。
機能自体の廃止は未定とのことですが、サポート終了の日程を目安にフローに移行を完了したいですね。
それから、フローのサポートに関しては、サポートレベルには差はなく、機能の紹介やトラブルシューティングを行って頂けるそうです。
ただ、フローはやれることが無限大で、各企業さんのビジネス要件でも違いが出てきます。
これフローでできるの?というお問い合わせについては、そのようなビジネス要件を加味して返答は難しいとのことでした。
それはそうですよね。
でも一人だと難しい!という場合は、Trailheadのテクサポ日本に相談したり、インターネットで検索するといろんな人がフローについて記事を出していたりするので、調べるといいかもしれません!
そして、ガバナ制限のトラブルシューティングも教えて頂きました!
(ガバナ制限とは、みんなでSalesforce作業の領域を分け合って使っているので、誰かが占有しすぎないようにするものです)
更新が150、もしくはデータベースに接続して取得時に100を超えると制限にひっかかってしまうそうなので、そういった場合はループ外に処理をおくべし!とのことでした。
こうしたらお問い合わせがスムーズになるよ!というTipsも頂きました。
想定と現状のギャップ(何がしたいのに何が出来ていないは大事!)
事象発生時の5W1H(いつどんなときにどんなことをして発生したかは大事!)
事前に作成していたフロー情報
これに関しては、情シスでヘルプデスク業務を行っている身としては、社員のみんなにも知ってほしいなー!と思うものでした。
特に、「これができない!」としか書き込みされない方が多いなあと感じます。
自分はわかっているからそうなってしまうのかなと思うので、わからない方に、自分の状況を少しでも多く知ってもらうということで、自分は発生から現状まで、時系列でストーリー立てて書いているつもりではいます。
自分も問い合わせられる立場として、自分が他のサポートの方にお問い合わせするときは、気を付けていきたいなと思う事項でした。
フロー活用事例①:Account Engagement×フロー
自分はまだAccount Engagementを触ったことがないので、まだまだなのですが、2022年10月から外部アクションでフローが使用できるようになったそうです!
それを踏まえてたくさんのフロー活用事例を頂きました!
MCAEからのフォーム通過などの完了アクションの処理
こちらは外部アクションのフローを用いてメール開封件数のカウントや通知を自動化!
外部から会社の電話にあった際のオペレーション処理
キャンペーンにかかった費用についての集計
セールスの架電数やステータス履歴の管理
再架電のリマインド
架電先リストの自動生成
条件に合わせて対応リストを自動生成!架電でなくても未対応のリードや商談のリスト化にも役立ちそう!
Account Engagementを使用していなくても、Sales Cloudのリードや商談にも使えそうなフロー事例でした!
人間がやるべきこと、自動化すればOKなものとしっかり区別をしていくのが大事なんだと改めて思いました。
特にリストの自動作成は、人の目で何十件と探すより便利ですよね!
フロー活用事例②:権限セットを自動化
ベータ版ではありますが、「ユーザーアクセスポリシー」機能があり、ユーザー項目の値などの条件から権限セットやキューを割り当てることが出来るそうです。
このような標準機能でカバーが出来ない場合や対応のアカウント数が多くて手動では難しい…というときはフローの出番!ということで、取引先レコードと連動したExperience Cloudの権限セットをフローでやるには!を教えて頂きました。
フローでやろう!となったときに、権限セットとかって、どこにあるの…?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
Salesforceには、リードや商談のような目に見えるオブジェクトの他に、権限セットのような普段は見えないものがたくさんあります。
そんな普段は見えないものでも、フローでは操作することが出来ます!
そのような情報は下記サイトに載っておりますのでチェックしてみてください。
他にも標準オブジェクトの標準項目のAPI名とか記載がありますので、フロー作成時には便利です!
ただ、見えないオブジェクトには、Salesforceさん内でのルールや癖のあるものもありますので、まずはテスト環境でお試し頂くのがいいと思います。
Salesforceの見えないオブジェクトも含めての関係性とか、フローで操作すると勉強になりますね。
自分も「商品ー価格表ー価格表エントリ」は、自分で在庫管理をフローで組んだ時に身体で覚えた感じでした。
権限セットのような管理者の作業をフロー化する考え方はなかったので、とても勉強になりました!
フロー交流会(現地参加のみ)
現地参加のみですが、最後に複数のグループに分かれて、フローからいろいろなお話をざっくばらんに相談し合いました。
あるあるー!ということから、なるほどー!ということまでとても勉強になりました!
前任者が作ったわけのわからないフローがたくさんある…
関係各所にアナウンスをして、止めてみて必要かどうか判断するのがよさそう
後任を意識してフローの名前を付けるのがよさそう(英語がいい、英文法的に考えるといいそう!「フローの動き_オブジェクト」)
説明を綺麗に書くのも大事だが大変なので、リクエストを受けたらチケットを発行し、そこにやったことを紐づける
通知の価値は下がっている
ローコードノーコード使い始めは通知地獄になる(耳が痛い/(^o^)\)
必要なタイミングで必要な人に通知する(マネージャーに通知するとか)
誰が使っているのかわからないオブジェクトも…
関係各所に相談して、どのレポートにも使っていないのであれば消した方がいいかも
リードなどの個人情報は変動が激しいので数年経過したものは消した方がいいかも
データ使用量もあるので、追加するとお金がかかるで話してみるのものあり
Salesforceと別のサービスを紐づける
HTTPコールアウトアクションで出来そうだが、APIの知識がないと難しそう
まとめ
今回のイベントはいかがでしたでしょうか?合同イベントということで、とてもわくわくしておりました!
私はまだ触ったことのないAccount Engagementについて少しでも知識を吸収出来て良い時間でしたし、自動化で出来ることはビジネス要件によって無限大なので、改めて考え方も頂けたと思います。
フローは便利ですけど、たくさん作ったからいい!というわけでもなくて、目的、そして何が出来たらこのフローはいらなくなるのかまで将来を見据えて作れるといいなと思いました。
やっぱり目に見えるものなので、つくって動くと達成感があって満足しちゃうんですよね。
そうじゃなくて、使ってくれる人が便利になるのが一番なので、そこは見誤ってはいけないなあと胸が痛かったです。
今回は専門用語がいっぱい出てきて、知らない方はなにそれおいしいの状態だったかもしれないので、わからなかったことはTrailheadのテクサポ日本に相談したり、インターネットで検索したりして見て頂けるといいかなと思います!
今回の資料もTrailheadのコミュニティにアップされる予定なので要チェックです!
参加頂ける皆様優しいし、もうあるある!の宝庫なので新しい気づきやパワーをたくさんチャージさせて頂きました。ありがとうございます!
次回のイベントもどうぞよろしくお願い致します!
おまけ
神保町にあるコワーキングスペースで業務をしてからイベントに向かいました。
コワーキングスペースを活用するのが人生で初めてでしたが、周りの人も作業に集中しているんだと思うと自分も作業に集中出来るような感じがしてよかったです!
地元のコワーキングスペースを探してみようかなあと思いました。
神保町はカレーが有名とのことで、教えて頂いた共栄堂さんへ!
エビカレーを注文しましたがめちゃうまー!でした。
なんと、注文してからすぐに頂けて回転率のはやさにもびっくり!でした。
焼きりんごも気になったのですが、時間が14時からとのことでタイミングが合わず…リベンジします!
おかげで、時間が作れて神保町の街をぶらぶらできました。
古本屋さんが多くて情緒があって良い街だなあと思いました。
他のカレー屋さんや、アボカド専門店さんも気になるのでまた神保町いきたいです!
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