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【Salesforce】Sandbox→本番環境へのリリースは何度やってもドキドキする


まえがき

Sandboxで新しく何かしら設定をし、テストをし、いざ本番環境へ!となったら作成するのが変更セットです。
Sandboxで新しく作成した設定を選んで本番環境にリリース出来る便利な機能ではありますが、なかなかクセがあるなあと思っています。
何度やってもリリースボタンを押すときはドキドキしますね。
そんな自分が送信変更セットの作成時に気を付けている点を書き出してみます。

Sandboxの作成やテスト時に気を付けていること

Sandboxで作成やテストをするとき、皆さんはテキストをどのように残していますでしょうか。

  • 要件定義

  • 要件定義に伴う作業内容(予定)

  • スケジュール

  • 実際にどんな作業をしたか

私は、主に上記の内容をテキストにして関係者に共有しています。

この中で、本番環境にリリースするときに大切なのが「実際にどんな作業をしたか」です。

変更セットを作成するときに、本番環境にリリースする部品を選びます。
当たり前の話かもしれませんが、このときに自分が作成した部品を漏らさずに全て選択する必要があります。
また、オブジェクトに新しい項目を作成したときは、項目へのアクセス権に影響するプロファイルも一緒に選ばなければならない、といった付加要素も考慮する必要があります。

上記全てを頭の中に記憶するのは大変なので、テキストにしておくのが大事だと思います。

メモ例
〇〇オブジェクト
 ①ページレイアウトを新規作成
  ページレイアウト名:~
  どのプロファイルに割り当てたか:~
 ②チェックボックス項目を新規作成
  ラベル名:~
  API参照名:~
  どのプロファイルに割り当てたか:~  

メモするときに大事なのは、新規作成した部品の名前やAPI参照名をメモしておくことです。
変更セットで選択するときには、この名前やAPI参照名を使用しますので、分からなくなると選択できなくなります。。

送信変更セットを作成するときに気を付けていること

変更セットを作成してリリースするには、
 ①本番環境がSandboxからの変更セットを受信できるようにする
 ②Sandboxで送信変更セットを作成して、本番環境へアップロード
 ②本番環境でリリース
が基本的な流れだと思います。

上記を何度やってもドキドキしますよね…。
詳しい手順は下記のサイトがとても分かりやすいので参考にさせて頂いています。

①設定している数が多すぎてどれ!?になる現象

変更セットに設定したい部品を選んでいくわけですが、カスタム項目などは数が多すぎてまず探すのに一苦労します。
私は、オブジェクトごとに並べ替えをした上で、ブラウザの検索窓を使って検索しています。(これが一番早いと思ってます)

②カスタム項目の新規作成時のプロファイルについて

カスタム項目を新規作成したときは、プロファイルに含まれる「項目レベルセキュリティ」の設定も一緒に含んでいないと、本番環境に反映したときに表示がされなくてびっくりすることがあります。

送信変更セットにプロファイルも指定すれば良いのですが、項目レベルセキュリティ以外の全ての設定が本番環境に反映されます。

そのため、Sandboxのテスト中に本番環境でプロファイルを変更したり、Sandbox内でテストのために一時的にプロファイルに何か設定したりしたときは要注意です。

送信変更セットに含むカスタム項目の数が少ないのであれば、項目レベルセキュリティは、送信変更セットをリリース後に手動で行った方が安全だと思っています。

③レコードタイプとフローの罠

レコードタイプで項目や選択肢リスト値の制御をしていると、プロファイルと同様にレコードタイプの設定をしないと項目が表示されないことがあります。
こちらもプロファイルと同様に数が少ないのであれば、本番環境にリリースされたあとに手動で行った方が安全かなと思います。
レコードタイプはけっこう忘れがちなので、たまにあれ?あれ?と焦ったりします(笑)

また、フローはリリースしても本番環境では有効にならないので、手動で必ず有効にする必要があります。

リリース時に気を付けていること

当たり前かもですが、リリースのタイミングはメインで使用する営業メンバーが出勤する前に行っています。
なおかつ、うちは営業会議は月曜日にあるので、月曜日に何か不具合が起きてしまうとデータを見ることが出来なくなってしまいます。
なので、基本的に火曜日の朝方にリリースをするようにしています。

リリース後は、変更セットに含まなかったアクセス権の設定などを忘れずに行い、本番環境で期待している動作になるか確認を行っています。

そのあと関係者に連絡をして、関係者からも期待した動作になるか確認をしてもらい、他のメンバーに通達してもらうようにしています。

まとめ

送信変更セットを使用した本番環境へのリリースは便利ではありますが、本番環境が一括で変わってしまうので慎重に行う必要があります。
自分も最初は正直恐ろしすぎて、あまり変更点が少ないようなら、Sandboxでテスト→Sandboxの設定を手動で本番環境で設定をしておりました。。
しかしながら、ローコードのフローをつくるようになってから、同じフローを二度作成するの大変すぎる!と送信変更セットに頼るようになりました。
なかなか癖があるので、行うのは本当に怖いとは思いますが、インターネットで調べるといろいろ注意点が出てきますので、まずは影響度の少ない変更から少しずつ慣れていくといいかと思います。






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