昨年に続いて情シスが社内勉強会を開催してみた!レポート
昨年に続いて、今年も社内勉強会を開催してみました!
備忘録として記載します。
昨年の社内勉強会を受けて
昨年、2月から12月までの計11回、毎月自分でテーマを決めて勉強会を行いました。
私が毎回講師をすると、どうしても話題がIT寄りになりますし、話題にも限界があります。
そこで、今年は他の社員にも発表をしてもらいたいということで動き始めました。
1月頃:発表してくれそうな社員にお声がけ
会社で他の社員を巻き込んで勉強会が開催できるかはわからない中ですが、そもそも発表してくれそうな社員がいるのかどうかという不安感がありました。
そこで、ちょうど悩んでいた時期に新年会がありましたので、普段からよく雑談とかをしている社員を中心に「こういうことがしたいんだけど」と軽くお話させて頂きました。
そこで、何人かの社員からこれだったら話せそうと話題があがったので、会社として許可が出れば、お願い出来そうだなと思いました。
1月頃:経営会議で議題にして頂く
昨年は自分が全部テーマ設定からスライド作成発表までを行っていたので、特に経営会議に通すでもなく自力の活動としてやっておりました。
しかしながら、他の社員も発表してもらいたいとなると、それが業務時間で行って良いものなのか等、会社として議論が必要だと思いました。
なので、プレゼンスライドを作成して、所属部署内で確認をしてもらい、そこから経営会議の議題にして頂きました。
プレゼンのスライドの内容は以下の通りです。
・昨年の勉強会の効果(社内コミュニケーションに効果がある)
・毎回10人以上の参加があったこと
・SlackのDM使用率が下がったこと
・昨年末の便利グッズ共有会が盛り上がったこと
・勉強会の目的、方向性
・個人が持っている経験や知識をいろんな人に共有し、さらなる価値創出とコミュニケーションを図る
・登壇者の選定
・強制ではなく有志である
・所属上長に許可をして活動をする
・普段の業務に支障が出ないようにする
・運用について
・1か月前に発表者とスケジュール確定、告知
・当日はZoomオンライン開催、録画して後で共有
・ファシリテーターはIT担当が行う
・30分構成、5分まえおき+15分本編+5分QA+5分クローズ
・スライド形式何でもOK。無理そうだったらIT担当も手伝う
・発表内容の候補
経営会議の結果としては、その場では明確な決定が出来なかったようですが、リスクもデメリットも特にないので「とりあえずOK。様子を見ながら」となりました。
ちょっと濁りのある結果ではありましたが、活動としてはOKが出ましたのでよかったです。
2月開催:フィッシングメール&送信ポリシー
2024年2月からGoogleにてフィッシングメールなどの対策として送信ポリシーが新しく発表されました。
なので、今一度フィッシングメールって何?というところから、生成AIの悪用によるフィッシングメールの精巧さ、送信ポリシーについてお話をしました。
12名の社員が参加をしてくれて、質問も多く頂きました。
中には、社内業務のことで対応した方がよさそうなことも出てきたので、このテーマにして&質問して頂けて良かったなと思いました。
今までやっていなかったのですが、1月に経営会議にあげてもらったこともあったので、参加人数や勉強会の雰囲気などを簡単に経営会議に報告をしました。
3月開催:会社が上場するメリット
バックオフィスの役員に「会社が上場するメリット」についてお話を頂きました。
なんと最多の参加者数になりまして、社員がとても興味のあるテーマを発信出来てよかったと思いました。
自分もこのテーマについては、あまり深く学んでこなかったので、とても勉強になりました。
ずっと心の中で「へぇ~ボタン」を押していました!(世代がバレる/(^o^)\)
熱心な社員から質問も頂いて、これぞ勉強会!といったとても良い時間になりました。
参加してくださる社員はもちろんのこと、開催する側も新しい勉強や気づきを得られるというのが、勉強会の最適解なのではないかと感じました。
4月開催:UXって何?
製品開発の社員に、「UXって何?」というテーマでお話を頂きました。
「UX」「UI」「EX」の意味と関係性、昔と今の考え方、デジタルとUXでビジネスモデルが変革されてきた事例についての内容になりました。
なんと、3月開催の参加者を上回りまして、リアルタイムで全社員の半分ほどの人数が参加をしてくださいました!
今重要なのは顧客体験、顧客を中心にしたビジネスの考え方なんだなあと痛感します。
昔と違って、顧客にはたくさんの選択肢が増えて、インターネットという知恵がついて、自分に最適なものを自分で選べる時代。
そんな知恵をつけた顧客をどう獲得するのかといえば、顧客のデータを蓄積し、潜在的なものをAI等で予測し、顧客が考えている先に提供すること。
良いものは世の中にいっぱいあるけれど、良い体験は顧客によってまちまちなので、それを顧客の属性に合わせて素早く適切に提供ができるかどうか。
データとAIを制するものが次の時代をつくっていくのだなーと最近思います。
私も商品を破損されたことがあったり、その他世間ではいろいろ言われていますが、結局はAmazonで購入してしまいますもんね。
数百円で速達と配送料無料、映像作品も見放題で、すっかりAmazonのエコシステムで生きています。
今を生きている人たちは常にこの「UX」「UI」「EX」を体験して生きているので、考え方を知って、日々の生活で「私UXしてる!」と気づけるようにアンテナを張っていきたいと改めて感じました。
参加して下さった役員からも良い勉強になった!とコメントを頂いたので、とてもいいお話を社員からお話してもらえてよかったです!!
まとめ
昨年からの野望であった、自分以外の社員にいろんなテーマで話してもらう、ことが無事に達成できてよかったです。
当たり前かもですが、自分以外の視点からのお話を聞くのは楽しいし勉強になるし、新しい発見があってとても良い時間だと思っています。
残念ながら、諸事情で自分が関われるのが4月開催分までだったのですが、役員からは私が作ったこの勉強会という文化を引き続き行っていきたいとお伝え頂いたので安心しております。
情報は自分だけが所有して占有するのではなく、いろんな人に共有することで、お互いに成長し合う時代になってきていると思っています。
このマインドがもっとたくさんの人たちに届くように、私も引き続きインプットとアウトプットを続けていこうと思います。