彼に対して想うこと その2
連絡が途絶えてから10日がたった。
最後の連絡は私から「元気になったら、落ち着いたら連絡してね」って伝えた。
まだ体調が整わないのかもしれないし、気持ちが落ち着かないのかもしれない。
だから、ここはちょっと根気強く待ってみようと思う。
ありがたいことは、ここ3週間の休日の予定が詰まっている。
今週末は前の職場の人たちとキャンプに行くし、来週末には育休中の同僚とその子どもたちと公園でピクニックの予定、再来週末には東京で推しのサイン会に妹と一緒に行く。
もちろん毎週部活動があるけど…
しかも来月には資格試験が立て続けにあるから、勉強もしたい。
そこらへんが一段落したら、こちらからお別れを告げよう。いや、今がいいのかもしれない。
だって、ここ数日は落ち込んでいる暇もなくなるくらいに忙しくなるだろうから。
人生においてフレッシュな時間を一人のために使うのはもったいないから
正直、あのときは急すぎてショックで、同意する言葉は出てこなかった。
でも、今なら快く言える。わかったよ。ありがとう。
色々なところに行ったり、美味しいものを食べたり、楽しかったね。ありがとう。
前にも言ったことあるけど、やっぱ私はずっと好きだと思う。
ごめんね。
でも、一回無理だって思った人のことはもう好きにはなれないのは、旦那の件で痛いほど私自身が感じていたり、別れたいのに別れられない辛さをあなたに味あわせたいわけじゃないの。ごめんね。
本当に好きだったから、いや執着が切れなかったから、自分の手で幸せにしたいと願っていたから、いや不幸を見届けたいと思ったから。愛憎表裏一体の、でも確実にどす黒いグロテスクな感情ですよね。