またしてもえげつない煽り運転にあった
私は赤い可愛らしい車に乗っている。
そのせいか、ちょこちょこ煽り運転に遭遇することがある。
車での出張の帰り道、60キロ制限の道路を65キロ程度で走っていた。
前の車との車間距離は4、50m はあっただろう。
後ろを走っているのは真っ青の86 。ブォンブォンと激しいマフラーの音を響かせながら車間距離を詰めてきた。
信号で止まると、これでもかというぐらい車間距離を詰めて停まってくる。 信号が青に変わり、前の車と一定の車間距離を置きながら普通に走っていると、蛇行しながらパッシングをしながら車間距離を詰めてくる。
対向車線から車が来るので抜けない苛立ちがあるのだろう。
順調に信号をパスしながら走っていると、また赤信号で 止まった。またしてもこれでもかというぐらいべた付けで 私の後ろに停まっている。
別にほっといてもいいのだが、どういう人間が運転しているのか気になったので、赤信号で止まっている際に車を降りて後ろの車に近づいて行った。
薄めのスモークガラス越しに真面目そうな二十歳くらいのお兄ちゃんが運転席に座って私を見ている。
窓をコンコン、とノックするとパワーウィンドウが下がった。
何が言いたいかわかるよな、と一言言うと、すみません、すみません、と謝って いる。
そのまま私は車に戻り信号が変わるのを待って出発をした。
それ以降、後ろの車は 一定の車間距離を保ちながら後ろを走っている。
そしてコンビニの駐車場に入っていた。
車を運転すると人格が変わる人がいるというのは、あながち嘘ではないのだろう。
自分がやっていることに腹を立て、反撃をしてくる人がいるという想定もできないのだろうか。今のゆとり世代は。
まあこれで彼も、今後煽り運転をしようと思った時、その車にいかついおじさんが乗っており、注意をしてくるかもしれない、という気持ちになって、煽り運転をすることなく、普通に車を運転してくれればそれでいいな。
そんな感じ。