は?介護の仕事なんて誰でもできるんだよ
介護の仕事は誰にでもできるような仕事じゃない!
とか言う人がいる。
いいえ違います。誰にでもできる仕事です。
今まで介護の仕事を全くやったことがない人、履歴書書いて応募してみてください。まあまあの確率で採用されますよ。
そして、OffJTとOJTを経て現場で仕事をしてください。
はい!誰にでもできましたね。
そもそも介護に限らず、仕事なんぞどんな業種のどんな仕事でも誰にでもできるんだよ。
※専門資格がないとできない仕事は別ね。
ただね、『人並みに』『上手に』『持続的に』『臨機応変に』できるかと言えば、それは違う。
介護という仕事は、人としての尊厳を守りつつ、自立をできるだけ促しながら、自己決定権を奪わないように、提供するサービスのことを差すわけだから、誰にでも続けられる仕事ではない。
↑↑をやらなくても、
それなりにサービス提供ができてしまい、それが蔓延し、不適切なことが当たり前になっていることを前提にすれば、『誰にでもできる仕事』なんだろう。
他の職種や業種で、人としての尊厳を守る、ということを意識しなければならないことってあるのか?
こんなことをしたら、顧客の尊厳を踏みにじるからやめておこう、って考える場面があるのか?
ないでしょ?
それはなぜか。
顧客の尊厳を踏みにじるようなことをしたら、どんな形であれ、反撃・抵抗・制裁があるからでしょ。
お客さんからのクレームに、舌打ちしないでしょ。
仕事の対象がモノであれば、そもそも尊厳なんて気にもしないでしょ。
もし顧客から突然いわれなき暴力を振るわれたら、あなたはどうするの。
もし取引先の担当者から、突然泥棒扱いされたらどうするの。
もし顧客へのサービス提供中に、不手際はないのに罵詈雑言を浴びせられたらどうするの。
それでも顧客の尊厳を守りつつ取引を行えるのか!?
え?行えるのか!?
それでも顧客の尊厳を守りつつ、自立をできるだけ促しつつ、自己決定権を奪わないようにサービス提供をしていくことが、介護の仕事なのよ。
わかる?
わかんねえヤツは一回他人のウンコを身体に塗りたくられてこい!
そんな感じでもない。