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右脳と左脳の違い ~人生を変えた脳の使い方~

「なぜ、仕事ができる人ほど生きづらさを感じるのでしょうか?」

きっとあなたも、そう感じることがあるはずです。私もその一人でした。数字とロジックだけを重視する生き方は、実は脳の半分も活かせていない状態だったのです。

脳には「左脳」と「右脳」という2つがあり、この両方をバランスよく使えるようになると、人生は驚くほど豊かになります。

今日は、離婚を経験し、右脳の活用で人生を大きく変えた私の経験とともに、実践的な右脳の活用法をお伝えしていきます。


私が右脳に出会うまで

人生の岐路に立たされた時、あなたは何を信じますか?論理?それとも直感?見えない存在?

私は理論や経験を信じていましたが、得られる結果や現実は私の望むものではありませんでした。

左脳型人間だった私

某中堅企業の事務職として約10年間働いていた私。数字を扱うことが多かったことからすべてを論理的に考え、効率を重視する生活を送っていました。

論理主義な性格は仕事では評価されましたが、家庭では逆効果でした。

夫との会話も、要点を効率よく伝える癖がついてしまい、常に論理的な判断をしていました。感情的な会話や言い争いは非効率だと考え、相手の考えをもとに波風を立てないような選択を続けます。

周りからは「仕事ができる女性」と評価されていましたが、家庭では夫と上手く良好な関係が築けずにいました。

離婚を経験して気づいたこと

「感情的になるのは良くない」そう信じていた私は、自分の感情を押し殺すことに長けていました。

しかし離婚を機に、人生で本当に大切なのは、数字やロジックだけではないことに気づかされました。心の声を無視し続けた代償は、想像以上に大きかったのです。

離婚後、初めて自分と向き合う時間を持った時、これまで抑え込んでいた感情が洪水のように溢れ出してきました。泣きたい時に泣けない、怒りたい時に怒れない、そんな自分を作り上げていたことに気づいたのです。

心理カウンセリングを受ける中で、感情を抑制することは、実は自分自身を抑制することだったと理解できました。

人生には、計算式では解けない問題がたくさんあります。そして、その解決には感情の機微を理解する必要があったのです。

右脳の活用で人生が変わった瞬間

そんなある日、たまたま入った本屋で気になったのが、右脳の活用法を解説していた本でした。直感を信じ、創造性を育み、感情と向き合うことで人生が変わる、それは当時の私にこれ以上ないメッセージでした。

この経験が、現在のライフコーチとしての活動につながっています。最初は戸惑いもありました。「感覚」や「直感」を信じることは、これまでの自分の生き方と真逆だったからです。

しかし、右脳を意識的に使い始めると、不思議なことが起こり始めました。人との会話が深まり、新しいアイデアが自然と湧いてくるようになったのです。

仕事でも、数字だけでなく、相手の表情や声のトーンからも気づきが得られるようになり、良いコミュニケーションが取れるようになりました。そして何より、自分の人生に対する満足度が格段に上がったのです。

右脳と左脳の基本的な違い

「仕事ができる」と「人生が充実している」は、実は別物かもしれません。

仕事は順調だけれど幸せになれない、そんなあなたのために右脳と左脳の基本的な違いを解説します。

左脳の特徴と役割

左脳は論理的思考を担当する「理性の脳」です。言語処理・数的処理・分析的思考が得意で、物事を順序立てて考えることができます。現代社会で重宝される能力の多くは、この左脳の機能と関連しています。

特に、ビジネスの場面では左脳の機能が重要視されます。企画書の作成・予算管理・スケジュール調整などはすべて左脳の働きによるものです。

また、左脳は時間の概念も管理しており、締め切りを意識した仕事の進め方や、効率的な時間配分も左脳の特徴といえます。

その反面、左脳だけに頼りすぎると、人間関係でのつまずきや、創造性の欠如といった問題が生じやすくなるのです。

右脳の特徴と役割

一方、右脳は「感性の脳」と呼ばれます。直感・創造性・芸術的センス・空間認識能力を担当します。感情の処理や全体的な把握も右脳の特徴です。

人間関係や自己実現において、この右脳の働きは非常に重要です。右脳は言葉にならない「何か」を感じ取る能力に長けています。例えば、相手の表情から本当の気持ちを読み取ったり、場の空気を感じ取ったりするのも右脳の働きです。

また、アイデアの創出や問題解決においても、右脳は重要な役割を果たします。行き詰まった時のひらめきや、直感的な判断は、右脳から生まれるものなのです。

さらに、右脳は「今この瞬間」を生きることを得意としており、マインドフルネスやメディテーションといった実践にも深く関わっています。

バランスの取れた脳の使い方

大切なのは、どちらか一方に偏ることなく、状況に応じて両方の特性を活かすことです。例えば、重要な決断を下す際、左脳の分析力と右脳の直感を組み合わせるとより良い結果につながることが多いのです。

実際のビジネスシーンで考えてみましょう。プレゼンテーションを行う際、内容の構成や数値データの分析には左脳を使います。一方で、聴衆の反応を見ながら臨機応変に展開を変えたり、感情に訴えかける表現を選んだりするのは右脳の働きです。成功している経営者の多くは、このバランスを自然と取れている人が多いと言われています。

また、日常生活においても、買い物を例にとると、予算管理は左脳、商品を選ぶ時の直感的な判断は右脳というように、常に両方の脳を活用する機会があります。両方の特性を理解し、意識的に使い分けることで、より豊かな人生を送ることができます。

右脳を取り入れたクライアントの成功事例

ある40代の女性クライアントは、いつも「べき」に縛られて生きていました。彼女は一流企業で管理職として活躍していましたが、休日も仕事のことが頭から離れず、心の疲れを感じてしまいます。

右脳を活用する練習を始めてからの変化は驚くべきものでした。

まず、毎朝10分間の瞑想を始めます。最初は「こんなことしている場合じゃない」という左脳的な思考が邪魔をしたようですが、継続することで少しずつ変化が現れ始めたのです。

仕事でも、データだけでなく、チームメンバーの表情や声のトーンにも注意を払うようになりました。その結果、チームの雰囲気が良くなり、生産性も向上。そして、長年温めていた「自分の菓子店を開きたい」という夢に向かって一歩を踏み出すことができたのです。

現在は、念願の菓子店を経営しながら、右脳と左脳をバランスよく使って顧客管理やスタッフの育成を行っています。売上も順調で、経営者としても成功を収めています。

右脳と左脳のバランスが、あなたの人生を変える

人生の豊かさは、必ずしも目に見える成功だけでは測れません。私が離婚という経験を経て気づいたように、論理と感性、左脳と右脳のバランスこそが、本当の幸せへの鍵なのです。

収入もパートナーシップも失った私が、右脳の活用を学んでライフコーチとして多くの方の人生に関わるようになった今、確信を持ってお伝えできます。脳をバランスよく使うと、人生はもっと自由に、もっと豊かになっていくのです。

今日から少しずつで構いません。右脳を意識した生活を始めてみませんか?きっと、あなたの中に眠っている可能性が目覚め始めるはずです。

そして、もし迷いや不安を感じることがあれば、それはむしろ良い兆候です。なぜなら、それはあなたの右脳がようやく声を上げ始めた証だからです。

変化は、いつだって怖いものです。でも、その一歩を踏み出す勇気さえあれば、必ず新しい景色が見えてくるはずです。

あなたも右脳と左脳のバランスを整え、本当の意味で「自分らしい人生」を歩み始めてみませんか?

その第一歩を、今日、ここから始めましょう。

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