初心者が教える爬虫類の飼い方
爬虫類とは
爬虫類には独特の魅力がある。
飼育することで生活が変化する。
爬虫類の生態を知ることで、新しい発見がある。
はじめに
この本は、爬虫類初心者を対象に、筆者独自の飼育方法をまとめたものです。
初心者がどのように爬虫類飼育を始めればよいのか、如何に手間をかけずに飼育するか、紹介しています。
また、爬虫類の魅力や、生活の変化についても触れています。
詳細な飼育方法については、他の専門書を参考にしていただくことをおすすめします。
私が爬虫類に出会うまで
初めはメダカ、エビの飼育でしたが、日々の世話に苦戦、断念。
次いで、可愛いウーパールーパーへと興味は行きました。
ウーパールーパーの水槽は”60cm”と大きい物を用意し、広々と暮らして頂いています。
我が家には一時期ウーパールーパーが三匹いましたが、私の知識不足で２匹は病気になり、虹の橋を渡りました。
そんな折にXを見ていると、爬虫類の写真が目に入り、興味をそのまま、爬虫類ショップに足を運び、可愛いレオパ(レオパードゲッコー)に出会いました。
爬虫類ショップへ見学
家から近くの爬虫類ショップのホームページを閲覧後、直接ショップに赴き、見学しました。
ショップでは、ニシアフ、レオパ等、多くの生体達が待っていました。
事前調べでレオパは飼いやすいと知り、店員さんにお話しを１時間ほど聞きました。
当時のショップには、大人しい子や気が強い子、よく歩く子等、様々な性格のレオパが居り、どの子をお迎えするか非常に迷いました。
育成セット
ホームセンターで飼育セットを購入しました。
突貫ケージで飼育が始まりました。
後日、別の爬虫類ショップへ行くと、キリン柄の可愛いレオパに出会い、二匹目のお迎えです。
この二匹のお迎えを切っ掛けにケージを買い直し、爬虫類ラックを購入、3階建てマンションになりました。
メーカーはGEXさんで、3030(W31.5×D31.5×H33cm)とナノキューブ(W21.5×D21.5×H22.7cm)。
1階に3030でレオパのオスが1匹、ニシアフのオスが1匹。
2階に3030でメスのレオパが2匹。
3階にレオパのベビーが1匹、3030で過ごして貰っています。
少し餌食いが悪いので、活餌を用意し、ハンティングを用いて食べさせています。
そして3階にはさらに、ナノキューブでメスのレオパが1匹暮らしていますが、狭そうなので、いずれ3030を買い与える予定です。
レオパには3030の広さが必要なのです。
結果、我が家はレオパードゲッコー(メス2匹オス1匹オス(ベビー)1匹)、ニシアフリカトカゲモドキ(オス1匹)。
さらにはフトアゴヒゲトカゲ(ベビー)をお迎えしています。
レオパとニシアフと比べてやはり全く違う生体となっているため管理方法、初期費用が変わってきます。
私が沢山のお迎えに至ったわけ
爬虫類が増えた理由は、爬虫類イベントに毎回行くものの、「今回は飼わないぞ」と思いながらも、会場に可愛い個体がいるため、つい連れ帰ってしまうからです。
特にレオパードゲッコーの黄色みがかかった個体に魅力を感じ、毎回お迎えしてきました。
パードゲッコー、フトアゴヒゲトカゲを合わせて7匹も飼うようになってしまいました。
初心者さんへ
初めは実店舗でお迎えすることをお勧めします。
実店舗でお迎えすることで、飼育時に困った際の質問や相談が出来るので、安心して飼育が出来ます。
イベントでの生体は価格が安いですが、時間をかけて相談することは難しく、玄人向けです。
爬虫類ショップ内で気を付けること
爬虫類ショップは狭いお店が多いため、生体を見るときは譲り合い、まわりに気を付けながら見ましょう。
爬虫類ショップ選びで気をつけること
生体を購入する際は、困ったときに駆け込むために、自宅から近い爬虫類ショップさんをおすすめします。
初めて飼うのにオススメの爬虫類
レオパードゲッコーです。
比較的温度管理がしやすく、安定した飼育が可能だからです
レオパードゲッコー(レオパ)の生態について
尻尾の役割
レオパの特徴の一つは尻尾の太さです。
その中には脂肪が蓄えられており、餌が得られないときは、この脂肪を使って飢えを凌ぎます。
そのため、尻尾は健康状態の見本になります。
健康なときは尻尾が太く、体調が悪いときは細くなります。
特に、以前よりも尻尾が細くなったという場合は、注意が必要です。
一先ず、尻尾が細くなったときは餌を多めに与え、様子を見ましょう。
餌を与えて尚、改善しない場合は、体調を崩している可能性があります。
尻尾を切ってしまうことがある
レオパは驚いてしまうと、自分で尻尾を切ってしまうことがあります。
これは”自切”と云う行為で、外敵に襲われたとき、切断した尻尾を囮にして逃げるためです。
飼育環境下では、大きな音や、ケージに挟んだ際などに驚き、自切することがあります。
また、ハンドリングの際に尻尾を強く引っ張ってしまわないよう、細心の注意を払ってください。
切ってしまったときの対応
落ち着いて、冷静になってください。
生体の体調を確認し、問題無い場合は餌を与える頻度を上げ、十分に栄養を取らせてください。
切れたあとはどうなる？
しっかりと栄養を与えることで、やがて再生します。
この生えて来た尻尾のことを”再生尻尾”と云います。
再生尻尾は元々生えていた尻尾と異なり、色や形、長さも変わります。
こちらはニシアフですが、野生時代に尻尾を切ってしまい、尻尾が短く、丸くなっています。
レオパ(レオパードゲッコー)の生息地
野生のレオパは、主にアフガニスタンやパキスタン、さらにはインド北西部の乾燥した砂漠地帯や岩場に生息しています。
これらの地域は非常に過酷な環境で、夏の平均気温は33度前後にも達しますが、冬には気温が0度近くまで下がることもあります。
このような極端な気温変化に対応するため、昼間は岩陰や地中の穴で涼を取り、夜間に活動します。
レオパはその独特な外見と、飼育が比較的容易なことからペットとしても人気があります。
彼らの体色は黄色やオレンジ、白を基調とし、黒い斑点が特徴的です。
この模様は、自然界では捕食者から身を守るのに役立っています。
また、彼らの尾は栄養を蓄えるための重要な器官で、食事が不規則な環境でも生き延びるためのエネルギー源となります。
レオパ(レオパードゲッコー)の食性
レオパは小型の昆虫を主食としており、コオロギやミールワームなどを捕食します。
飼育下では、バランスの取れた食事を提供することで、健康を促進することができます。
レオパ(レオパードゲッコー)日々のメンテナンス(飼育)
餌
1週間に２回ほど、冷凍コオロギ、人口餌、活餌を与えます。
我が家では、あげる曜日を決め、与えています。
定期化を防ぐため、ときにはあげる日をずらします。
通常であれば、レオパは１ヶ月食事をしなくても尻尾から栄養をとるので、問題なく生きられます。水
水は毎日こまめに確認し、少なくなったら入れてあげましょう。掃除
我が家ではケージ内の床に”デザートソイル”を使用しているのですが、フンなどがある程度溜まったら掃除をしています。
掃除をしていると、シェルターから顔を出して嫌そうに見てきます。
シェルターから顔を覗かせた姿も、また可愛いのです。
レオパ(レオパードゲッコー)が逃げたときの対応
ときにはケージのドアを閉め忘れ、レオパが逃げてしまうこともあります。
今まで別々の個体に一回ずつ、合計三回逃げられてしまいました。
しかし、どの子も同じ場所で見つかりました。
冷蔵庫の下です。
三匹とも冷蔵庫の下で寛いでいました。
逃げられてしまった際は、”暗所”、”閉所”、”冷所”、この3項目を念頭に探してみてください。
焦らないで落ち着いて行動すれば、必ず見つかります。
産卵
レオパのオスとメスを掛け合わせ、妊娠を確認したあとは、メスにゆっくりと卵を産んでもらうため、ケージを分けてください。
以前、妊娠後も雌雄同じケージで飼育していたのですが、オスが発情してしまい、メスが迷惑そうだったので、孵化に影響がでないようにケージを別けました。
身籠ったメスは、しばらく餌を食べなくなります。
妊娠中はどんなに餌を与えても食べませんし、強制給仕をしても食べません。
妊娠前にいっぱい餌を与えておきましょう。
尻尾に栄養がしっかりとたまっていれば、1カ月は食事をしなくても問題ありません。
安心して見守りましょう。
私は、２匹の孵化に成功しましたが、子どもが増えれば当然飼育費も増えます。
ご自身のお財布と飼育空間と相談し、計画してください。
卵の管理方法
卵用飼育ケースに卵を設置し水を入れ、ケージに設置。
飼育用ケースに水と温度をこまめに確認し、1カ月ほどで生まれてきます。
温度管理には、ヒーティングトップとパネルヒーターで上下から温めてください。
卵管理の注意
個体の判別はできません。
エニグマシンドローム(神経症)を持っている可能性がありますので、孵化させる数は最低限に。
卵用飼育ケースに水を切らさないようにしてください。
ケージの外からで良いので、卵ケースを都度確認する癖をつけてください。
ニシアフリカトカゲモドキ(ニシアフ)の魅力
小さくて丸く、弾力があり、ゆっくりとした動きで、とにかく可愛いです。
ニシアフリカトカゲモドキ(ニシアフ)の生息地の環境
日中の湿度96.7％、気温33.6度。
夜間の湿度76.5％、気温29.7度。
高温多湿です。
温度管理について
ニシアフも、管理がレオパと同じです。
温度を３０度に設定し、シェルターに水を入れる。
それだけで元気よく暮らしてくれます。
ニシアフリカトカゲモドキ(ニシアフ)のケージについて
ニシアフの飼育ケージは狭くても問題無く飼育ができます。
部屋が狭い方も、飼育を始めやすいと思います。
しかし、ニシアフの生体は少し高めとなっています。
最低でも１万５千円から、そう思ってください。
ニシアフリカトカゲモドキ(ニシアフ)普段の様子
基本的にシェルターにこもりがちです。
私も、ケージを掃除するときやハンドリングのときぐらいしか、姿を見かけることはありません。
極たまに、シェルターから出て来たときは、「おはよう」と話しかけています。
フトアゴヒゲトカゲ(フトアゴ)について
フトアゴヒゲトカゲ(フトアゴ)の魅力
大きくなるので抱っこしやすく、行動が分かりやすいため、可愛いです。
見た目は、小さな恐竜の様で、カッコイイ分類に入ると思います。
フトアゴヒゲトカゲ(フトアゴ)の性格
フトアゴは、人に対して優しく温厚で、触れ合うことにも協力的です。
また、表情豊かで、見ていると楽しく、元気が貰えます。
フトアゴの最大サイズは、先端を入れて50㎝くらいになります。
迫力があり、インパクト絶大です。
体重は300g～600gになると言われています。
フトアゴは大きな声で鳴かず、毛も抜けません。
散歩をたまにしてあげることで喜びます。
フトアゴヒゲトカゲ(フトアゴ)のお出迎え前の心構え
お出迎えする前に予算を組みましょう。
レオパードゲッコーに比べ、ケージの広さや生体の価格が、倍になることを覚悟してください。
生体の価格は約1万～5万円です。
セール、イベント価格の場合は、5千円程で提供されています。
ケージは、初めから90㎝ケージでの飼育をおすすめします。
あとから買い替える必要が無く、安心です。
90cmケージの価格が2万2千円からとなっています。
サーモスタットの価格は、ホームセンターなどで、1万7千からになっていますが、通販では2万4千円ほどで販売されているので、通販での購入をおすすめします。
これに限った話ではありませんが、実店舗では高くなる傾向にあります。
フトアゴヒゲトカゲ(フトアゴ)の飼育環境について
床材は、土か、ペットシートを引いておきましょう。
ケージの端に、バスキングスポット(日光浴所)を用意してください。
バスキングスポットにシェルターを置き、上に乗って日光浴できるようにしましょう。
反対側に餌置き場、水飲み場を用意しましょう。
ケージ内温度について
日中のケージ内温度は30度。
夜間は24度に設定するのがおすすめです。
ジェックス社"タイマーサーモRTT-1"が便利です。
二つの時間の温度を設定出来、時刻に合わせて設定した温度に調整してくれます。
1週間のメンテナンス予定表
フトアゴには毎日、レオパには月曜日と木曜日に餌を与えています。
金曜日はウーパールーパーの水替え日です。
ウーパールーパーへの給餌は、状態を見ながら決めています。
水に関しては、シェルターをこまめに確認し、切らさないようしましょう。
掃除は、フンが溜まったら取ってあげましょう。
このように、多種多頭飼育でもメンテナンス日が少なく、管理がしやすいです。
飼育部屋の温度管理について
我が家ではクーラーをつけています。
設定温度は２８度。
２４時間付けています。
爬虫類達の様子を適宜観察し、調整します。
爬虫類飼最も重要で大切なことが、温度管理だと、私は考えています。
レオパードゲッコー(レオパ)の適温について
25度～30度が適温とされています。
本人の水分と、ケージ内の湿度が充分な場合、一時的ではありますが35度まで耐えられます。
必ず、シェルターに水を入れ、なにか理由がない限りは、25度前後を維持してください。
ニシアフリカトカゲモドキ(ニシアフ)の適温について
レオパに比べ、ニシアフの飼育には、更に綿密な温度管理が必要です。
ニシアフの適温は25〜32度前後とされています。
特に、30〜32度の、高めの温度が好ましいとされています。
ケージ全体は28度前後にし、部分的に30度にするとよいでしょう。
また、湿度管理も大切で、60%前後の湿度を維持することが推奨されます。
さらに、ウェットシェルターや霧吹きなどで、部分的に高湿度の場所を作り、ニシアフの過ごしやすい環境を整えてください。
ウェットシェルターの活用
ウェットシェルターには”保湿性”、”落ち着ける空間”などの特徴があり、ニシアフの飼育に役立ちます。
釉薬付きと無釉薬のシェルターでは、メンテナンス性や湿度保持の値が異なるので、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
茶色の物が、ウェットシェルターで、左に居る子がニシアフです。
可愛いですね。
餌について
レオパードゲッコー(レオパ)、ニシアフリカトカゲモドキ(ニシアフ)の餌
我が家の飼育では、基本的に冷凍コオロギを与えています。
活コオロギに比べ、冷凍コオロギは管理が楽です。
冷凍コオロギを冷凍庫に入れたくない方は、保存、管理がしやすい人口餌をお勧めしています。
ですが、レオパ達にも好みがあり、人工餌を食べてくれない子も居ます。
個体の好みに合った人口餌を見つけられればよいですが、それでも冷凍コオロギの方が食いつきが良いので、私は冷凍コオロギをあげることが多いです。
レオパ(レオパードゲッコー)のベビーの餌
ベビーには毎日ご飯を与えてください。
活コオロギのSMサイズ(1.2㎝前後)がおすすめです。
自分で捕まえる練習になり、食い付きも良いです。
動く活餌が苦手な方は、ミールワームをおすすめします。
ミールワームを与える際は、ミールワームの頭を潰してください。
頭を潰さないと、ミールワームが体内を噛んでしまうことがあります。
フトアゴヒゲトカゲ(フトアゴ)の餌について
活デュビア、活ミールワーム、活コオロギを与えましょう。
活餌にカルシウムパウダーをふりかけ、ケージ内に入れてください。
活餌をあげる際は、ライト点灯から1時間後に与えましょう。
その後、3時間ごとに1回、1日に3回を目安に与えてください。
ライト消灯の1時間前までに、3回目の食事を与えるのが好ましいです。
ミールワームを常設しておくと便利でしょう。
野菜を食べる子でしたら、出来るだけ野菜も与えましょう。
野菜はニンジン、小松菜を。
果物はバナナを与えておきましょう。
フトアゴヒゲトカゲ(フトアゴ)、ベビー期の餌の量
ベビーの期間は毎日3時間おきに、とにかく沢山食べるだけ与えましょう。
ベビーの期間に沢山食べることで、健康的な身体が造られ、長生きにつながります。
フトアゴヒゲトカゲ(フトアゴ)、ヤングアダルト期の餌の量
基本的に、ベビー期と変化はありませんが、この頃から野菜を食べるようになります。
成体までは、食べるだけ与えても問題無いので、どんどん食べて貰いましょう。
フトアゴヒゲトカゲ(フトアゴ)、アダルト期の餌の量
アダルト期からは肥満に注意し、餌の量を制限してください。
昆虫食を週に2回、野菜食を週に2回ほど与えるのが、好ましいです。
観察を怠らず、食事の与え過ぎに注意してください。
餌には、カルシュウムパウダーをかけてあげましょう。
フトアゴヒゲトカゲ(フトアゴ)の水分補給について
基本的には、活餌や野菜から水分は取れていますので、定期的に水入れに補充するだけで問題ありません。
しかし、水が減らない、飲んでいる事を確認できないなどの場合、不足している可能性があります。
フトアゴヒゲトカゲ(フトアゴ)の脱水症状
舌の色が白くなり、餌への食いつきが悪くなります。
水を飲まないフトアゴヒゲトカゲ(フトアゴ)に水を与える方法の方法について
園芸用の水差しなどで口の上からかけてあげ、水を飲ませてください。
スポイトに水を含め、フトアゴの口の上からスポイトでポタポタと水滴を落とし、水をあげます。
ゆっくりと落とすことを心がけましょう。
霧吹きや水差しで、壁から水を流しかけることで、舐めてくれます。
活餌について
水分が足りない場合は、シルクワームを与えましょう。
活餌の管理方法と概要
我が家では、フタホシコオロギ、デュビア、ミールワームを管理しています。
ヨーロッパイエコオロギ
高タンパク質で、アミノ酸のバランスも優れており、低脂肪に抑えられているため、非常にヘルシーで消化率も高い、まさに万能な餌料です。
餌虫の代表格で、主食としての栄養価は申し分ありません。
食欲旺盛かつ雑食性であり、管理が容易でガットローディング(餌虫の栄誉付け)への適正も高いです。
クロコオロギ、フタホシコオロギの飼育環境について
我が家の環境ではクロコオロギの管理が難しく、毎日数匹ずつ死んでしまいます。
クロコオロギは狭いところで飼育すると喧嘩をしやすく、死亡率が上がるため、効率が悪いです。
ケージの床に鉢底ネットを敷き、赤玉土を上にのせ、ラビットフードを入れてから、コオロギ達を入れましょう。
床材は必ず入れてください。
床材を入れ忘れると、コオロキ゚の死亡率が高くなります。
コオロギ達はホームセンターで購入後、早ければ当日に交尾をしてくれます。
交尾後4日程でコオロギが生まれます。
産卵後は、湿らせたティッシュペーパーを忘れず入れてください。
計2週間程で産卵するでしょう。
コオロギの餌について
餌皿に粉末にしたラビットフードを入れ、ケージ内に置いてください。
ラビットフードを粉末状にすることが面倒であれば、固形のままでも問題ありません。
タンパク質も必要なので、たまに、レオパフード、キャットフードを入れてあげましょう。
ニンジン、キャベツ等を入れて置くことで、水分補給になります。
ミールワームについて
ミールワームの状態を保つためには、涼しい場所での保管が必要です。
私は冷蔵庫で管理、保管しており、タッパーに入れて袋に包み、冷蔵庫の端に置いています。
黒くなったミールワームは死んでいますので、捨ててください。
ミールワームを成虫にするには
ミールワームのケージに床材として赤玉土を入れ、餌としてラビットフードを入れます。
たまにレオパフードやニンジンも追加しましょう。
ケージの端には、水に浸したティッシュペーパーを置いてください。
ケージの温度は暖かくしてください。
やがてさなぎになりますので、幼虫がさなぎを食べないように、別々のケージに入れてください。
さなぎから孵化すると、成虫のチャイロコメノゴミムシダマシになります。
チャイロコメノゴミムシダマシが卵を産み、ミールワームが増えていきます。
ミールワームが増えてきたら、餌としてどんどん上げてください。
ミールワームが増えてほしくない場合は、ミールワームの状態で、冷蔵庫で保管してください。
デュビアについて
活餌で1番管理が楽なのが、デュビアです。
生命力が高く、暑さに強いため、死亡する確率も少ないです。
狭いケースでも問題なく飼育が出来ます。
小さいサイズのデュビアであれば、ダンゴムシのような見た目をしています。
管理が簡単
餌あげ適当
臭いがマシ
捕まえやすい
このように良いことづくし４点セットで、デュビア初心者におすすめです。
しかし成体は迫力が凄く、苦手な方も居るかもしれません。
購入前に爬虫類ショップ、ホームセンターどんな感じかを確認してください。
大丈夫そうなら、デュビアのベビーを購入しましょう。
デュビアの繁殖環境について
爬虫類ケージの底に鉢底ネットを敷き、赤玉土を上にのせてラビットフードを入れ、デュビアを入れましょう。
デュビアを入れたら、しばらく放置しても問題無いです。
フンが溜まったら、ケージの掃除をしてください。
デュビアは繫殖に少し時間がかかり、半年でベビーが生まれます。
活餌は、管理方法がほとんど同じだと思って管理しても問題ないです。
たとえ失敗しても、餌なのであまり気にしなくて良い、と考えています。
活餌にも愛情を以て接している方には、申し訳ありません。
活餌の床材は色々あるので、自身にあったやり方を模索してください。
おすすめ通販サイト
Amazon、Charmが、おすすめです。
ペット用品をまとめて買うなら、Charmがおすすめです。
あとがき
本書は、私が長年の調査と試行錯誤の末に編み出した、独自性の強い育成方法を編纂したものです。
私は、自らの経験と知見を丁寧に記録し、多くの失敗を重ねながらも、諦めずに取り組み続けてきました。
その努力と工夫が本書に凝縮されています。
私個人の熱意と探究心が本書の原動力となってます。
読者の皆様に、そういった私の想いが伝わりますと幸いです。
これからも、私は自らの経験を丁寧に発信し、より良い育成方法の確立を目指していきます。