『失敗したらどうしよう』『どうせ失敗するから』このような理由でチャレンジする前から諦めてしまうのは何故だろう?
新しい挑戦を前にしたとき、どうしても「失敗したらどうしよう」という不安が湧いてきませんか?多くの人が、成功のイメージよりも失敗する場面を先に思い浮かべてしまいます。その理由は、過去の失敗が私たちの心に強く残り、その経験から逃れたいと感じるからです。
私たちの脳は、失敗したときの感情や悔しさを鮮明に記憶しています。そして、次に同じような状況に直面したとき、自然と「また失敗するのではないか?」という防御反応が働くのです。失敗の痛みは、私たちを守るために役立つこともありますが、それが原因で新しい挑戦を恐れるようになるのはもったいない話です。
たくさん打席に立つこと
成功するためには、どうしても失敗がついて回ります。しかし、失敗を恐れて挑戦しないことで得られるものは何もありません。成功体験を積み重ねるためには、何度も挑戦して、時には失敗しながら学んでいくことが大切です。挑戦を重ねるごとに、失敗に対する耐性がつき、成功する場面をイメージできるようになります。
新しいことに挑戦する時、誰でも最初は失敗の連続ですが、小さな成功を積み重ねていくことで、失敗よりも成功するイメージが逆転する瞬間が訪れます。かけっこが得意な少年少女が、運動会やマラソン大会をワクワク楽しみに待ちわびるように、成功することを最初にイメージできるようになります。
本田圭佑選手や大谷翔平選手が失敗を恐れず常に前向きなのは、このような経験を積み重ねたからなのだと思います。
実際、成功している人たちは、たくさんの失敗を経験してきたものです。彼らは失敗を恐れるよりも、それを学びの機会と捉え、何度も打席に立つことを選んでいます。失敗が成功へのステップであると理解することが、成功体験を積み上げるための近道です。
他人は自分の失敗を気にしない
失敗することが怖いのは、「他人にどう思われるか」という意識が大きいからかもしれません。しかし、驚くことに、他人は私たちの失敗についてそれほど気にしていないものです。自分自身が考えるほど、他人は私たちの失敗を覚えていません。むしろ、挑戦し続ける姿勢こそが、他人にとってのインスピレーションになることが多いのです。
そして一番大切なことは、成功と思える心を持つこと。
この世に失敗などは存在しません。
目指している場所へたどり着く為の通過点と捉えれば、全て成功です。