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「危ないから」って取り上げる大人にはなりたくない?トレーディングカードを。

年の瀬いかがお過ごしでしょうか。秋月です。

トレーディングカードには様々なモンスターが描かれています。
そして、トレーディングカードの裏面には、共通面として独特のデザインが施されています。

無地のカードに数字だけ書かれていて、それで勝ち負けを競っているわけではなく、
それぞれのトレーディングカードにはモチーフが存在し、それをゲーム内のルールで再現したステータスを持っているんです。

「トレーディングカードに描かれたモンスターが実体化する」というのは、
テレビアニメでよく描写される災害です。

デュエル・マスターズ ビクトリーV3序盤では、
世界中にバラまかれた特殊な因子が振り撒かれたノーマルカードを拾った一般人が
欲望を刺激され解放してしまい、「時間の進み方が乱れる」「音痴な音楽家の自己満足に街全体が付き合わされる」等

トレーディングカードとしてのステータスは低くとも、実体化を起こせば充分に災厄たり得る事がありありと描かれる話数が続きました。

現実で、ドラゴンを自称する男子小学生も
イジメられっ子にとっては充分な脅威になります。

ドラゴンのような大自然の権化に立ち向かうには、こちらも勇気を奮い立たせるシンボルを持つ必要がありますね。

ドラゴン使いの男の子は、空気を読めない、あるいは空気を「読まない」かもしれません。

無力なヒトは此処で流され、相手の言いなりになってしまう事でしょう。

しかし、「そんな奴の言う事は聞かない」事ができれば、従わずに済むかも。
それは相手の男の子と同じ、ドラゴンカードの力かもしれません。

ドラゴンは怖くて使いたくない?
なら騎士や、妖精のカードもあります。

大丈夫、妖精のカードも戦うために作られたので
戦う力を持っています。

そのカードが他のカードと比べて、強いか弱いかも気になりますよね。

でも関係ありません。
発売されているトレーディングカードを一通り使って、いつも強さを比べられるほどトレーディングカードを買う大人なんて、
デュエルキングか深刻なゲーム依存症の異常者だけです。

ゲーム依存症患者の尺度で、トレーディングカードを集めるのは避けた方が良いでしょう。

トレーディングカード1枚から、イジメっ子になるほどのチカラを、イジメっ子に立ち向かえるほどのチカラを得られるとしたら、

トレーディングカードのモンスターを場に出すなんて、大変な事です。

モンスター1体のチカラを身に纏った時点で、
貴方は社会のレールから外れるんです。

そして、そのチカラを扱う者になります。

再び社会のレールに戻るには、そのチカラを手放す、あるいは置いて、何もない自分で帰らなければなりません。

「カードは出しっぱなしにしないで、仕舞いなさい」
耳にタコができるほど言われた、大切なことです。

カードの保護スリーブにもこだわれそうですね。
表紙の写真はディペンドカード(黒)というカードスリーブですが、
あれを装着したカードは擬似的に、「持ち主のイメージを具現化する」ディペンドカードになります。

トレーディングカードにカードスリーブを装着しただけで、そのトレーディングカードがディペンドカードになっちゃうんですね。

これは大変だ、使わないトレーディングカードは
ちゃんと整えて仕舞わないと。

キャラクタースリーブを装着したデッキは、まるでそのキャラクターの持ち物みたいですね。

エースモンスターの描かれたスリーブを装着したファンデッキには、まるでそのモンスターが宿ったかのようです。

どれも粗末にはできませんね。
推しは神様。モンスターも現代風にアレンジされた、どこかの時代の神様です。

整えて仕舞わないといけません。

神様の肖像画が描かれた、あるいは
名もなき英雄が、神話の姿で描かれたカード。

それらがぶつかるとしたら
世界の未来を占う神話大戦になってしまう。

ダメージに落ちたカード
敗北と共にロストしたカード

勝利の決め手となったカード
タロットカード占いのように
1枚1枚が役割を果たすのを観ながら行う対戦に
アニメに出てくるような立体映像装置や、
実体化する超能力は必要ないかもしれませんね。

あるいは、そういう人が見ている対戦を
ガサツな我々にも分かりやすく、オーバーに描くと
「真の決闘(デュエル)ではモンスターが実体化する」という漫画が書き上がるのかもしれません。

そのことに気がついた時、
「危ないから」と取り上げる大人にならないのは、難しそうですね。

その中でも「大人が本気で向き合えば、きっと大丈夫」と言えるのでしょうか。

さて、まずは年末の大掃除です。
出しっぱなしのトレーディングカードを
整理整頓して仕舞いますか。

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