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出版物と同人誌

明けましておめでとうございます。
秋月です。

本は書き手が救われるためではなく
読み手を救うために書かれなければならない
だから、僕の書き物は本になり得ません。

自分が救われるために書いた文章だからです。

書き手が救われるために書いた非正規の本を、同人誌と呼ぶのでしょう。

生活苦の作家の書いた本が出版社に拒まれるのは顧客に向けた出版物の候補ではなく、
彼自身が救われるために書かれた文章だからです。

そんな同人作家も、書いて投稿し続ければ人目に触れる事はあるでしょう。

それを人々が求めたなら、特異な経緯ですが彼(彼女)は出版者たり得ます。

「出版者は偉い、お前は其処に至らないダメ人間」という二元論でしか物事を捉えない大衆には彼(彼女)も、
「俺(私)の作品が偉大すぎて世間が理解できない」と答えるしかないでしょう。

本は書き手が救われるためではなく
読み手が救われるために書かれなければならない
熱狂する大衆は誤解を恐れず言えば、作家にとってはそのオマケです。

同人誌や同人業界が社会に進出していく事を
「俺(私)達の作った物が大手に認められた」程度の認識で終えてしまうと

軽はずみに崩された社会の均衡がもたらす『雪崩』に気づかない恐れがあります。

たとえば、青色は「超攻撃的」ではなく「誠実と保守」
緑色は「一撃必殺」ではなく「怒らせたお前が悪い」色です。

天下の遊戯王カードがこの表現を子ども向けに使った時
少し世の中を危うく感じました。

「穏やかで非常に戦闘能力の高い氷のドラゴン」
エンシェントアライズドラゴンを第1弾に収録しているのを見て、ひとまずは安心です。

今年のお年玉福袋、遊戯王は気合いが入っていますね。
アドが取れそうな福袋で嬉しいです。

それではこの辺で。
アイスバーニング……!!バースト!!!

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