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#青ブラ文学部#軋む恋
エッセイ:恋雑感
軋む音
軋む心
軋む恋
恋する2人の睦事、ベットが軋む音は愛おしい
心が欲する身体の接触、性行為
抑えきれない欲情
5W1H
「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」と、1つのH「How:どのように」
そんなもの関係ない
ただひたすらに君思い抱きあう
キッチンであろうと廊下であろうと
玄関口であろうとー
軋む音は心地よい
その熱情が醒めたとき、薄れたとき、
心地よい音が雑音に変わる
心が軋む
恋の終焉だ
あの日、確かに聞こえたの
いままで聞こえなかった軋む音を、ね
いつからすれ違っていたのかしら
お互いを見つめるのではなく、
二人で先を見つめるということ
あなたの価値観とわたしの価値観は共振していて
ただ先に進む筈だったのに
いつ
どこで
何を
誰が
何故
どのように
あなたに
わたしに
介在したのかしら
18才で出会って22才で別れた
いまも尚「22才の別れ」を聴く度に瞬時に引き戻される青春の日々。
懐かしい音
軋む音
あなたの眼差し、睫毛の長さ、
男にしては珍しい節のない指
美しい手
わたしはあなたの何処に魅せられたのかしら
恋は脳の錯乱である
誰の言葉か忘れたけれど、
そして頷けなかったわたしが居たけれど
全ての感情、思考、行動さえも脳が司さどっているのなら、そう認識すべき事なのだろう。
わたしが恋した男は皆、所謂、真っ当な、普通の範疇に入らない
世間的には歪んでいる
痛い男たち。
ハーモニー吹きの男
ギタリスト
学生運動
1度でいいから抱かせてくれと
せがんだ年下の男
彼らは年をとらない
ギラギラした目
号泣
慟哭
ニヒリズム
欲情
全てが愛おしい
軋む音を聴いた男はただひとり
わたしが決別し彼から離れた
会おうと思えば会える
声も聞ける
最後に受話器から流れた言葉
「お前、旦那に美味しい味噌汁作ってるか?」
馬鹿みたい
二度と連絡しないわ
最後の男はアナタじゃないの
わたしを変わらず愛し続ける夫だけ
骨と肉が疼くような
軋む音も聞こえなかったけど
穏やかな愛はどちらか果てるまで
永久に。
(山根あきらさん、とりとめの無い文章になりましたが、お願い致します。)
*みんなのフォトギャラリーからイラストを使わせて頂きましたm(__)m