入院中のメモ
「白い三角巾はあまりに病人っぽい」と・・娘が100均で購入したというバンダナを二枚縫い、
それはそれは素敵なonly1の三角巾を持って来てくれる。
夜、消灯時間のあとは長い。
緊急病棟ゆえに痛みを訴える方、術後の方、重篤な方多し。
一番好きな77歳のご婦人。夜中に「たすけてください。もう痛いのは厭です。
自尊心を粉々に壊されるのも厭!
何故?何故、あの方達は意地悪するのでしょうか。
助けて・・ 美しいまま、せめて今、逝かせて下さい」
とっても上品で物腰も言葉使いもお優しいご婦人に
男女問わず、
「痛い!?当たり前やん!もう~~動かんね!いい加減にし!
おむつくらいでいちいち呼ぶな、コールすな」
腹たった・・
それよりも、更に
彼女の娘、ろくでなし!
「テレビカードを買って来て下さる?」と、母親がお願いすれば
「あ、丁度お金持ってない。千円じゃなくて一万円、無きゃ五千円でもいいから、ママ、出してよ。」
常に、お釣りを貰って帰る。後・・ご婦人は娘さんに「ママ、カード買ってこうか?」と言われるも
「あぁ・・テレビはあまり観ないから、もういいわ」と断るようになった。
凄い90歳のオバアチャン、また農作業で鍛えたような腕と野太い声の女性。
注射を打たれるたびに、しくしく泣く若い女性。
其々、後に書いていこう。心算w
死にたい、もういや。たすけて。おじいちゃん。おばあちゃん。もう・・いいでしょ?
泣いても泣いても涙が枯れない。
看護士さんの一部・・酷すぎ!
初めての紙おむつ・・結構精神も痛いんだぞ。皆・・身体も心も痛がってるんだぞ。
少しは・・声荒げず、優しく・・ほんの少しでいいから、それ願っちゃ駄目?
暗い部屋、
サイレンの鳴る度に、病院に塚付く救急車に、近くの犬が反応する。
看護士さんの舌打ちと文句が始まる・・
忙しいよね。分かるし、十分に理解も感謝もしました。
でも・・救急病棟での
あれらの言葉、行い、わたしは忘れない。
あ、最高にイカシテル看護士さんも居た。顔じゃなくって、言葉、表情、慰められたなぁ・・
百羽一絡げにして綴っちゃイカン。
ごめんなさい。
冒頭に戻る。
日記も書けない暗い部屋で乱雑に動くほうの腕でメモしておいた。
娘にただただ「ありがとう。あなたは何て優しいのだろう」と。
泣きながら、生死の間、娘と何やら天井に顔が見えた気がして、此方に引き戻された。
その後、覚悟決めれば本気になるわたしw
リハビリ士さんが驚くほどに、・・・頑張ったぞ~~っ!
★仰向けに 乳房のバンダナ指でなぞり
その縫い目の感触に、我が娘想う★
殴り書きのメモに・・見っけ。
健忘録として。