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スポーツ栄養士が選手と接するときに気をつけていること

今日は私が栄養サポートする際に気をつけていることを書きます。

現場での栄養サポートは1人で行うことが多いと思います。また、前任者がいたとして引継ぎがなく、サポートがスタートしたという話を聞いたことがあります。私自身もずっと1人でサポートを行ってきたので、完全に自己流で選手と接しています。
失敗もたくさんしましたし、選手から煙たがられたこともあります。
ただ、そういう経験をいていく中で自分なりの選手との接し方を確立できたような気がします。
自分の方法が必ず正しいとは決して思いませんし、これからも勉強だと思っていますが、少しでも皆様の参考になればと思います。


➀自分から近づき、話しやすい雰囲気を作ること

これは常に意識しています。普段から話しやすい雰囲気を作っておかないとなにか相談したいことがあるときなどに躊躇されてしまうことがあるかもしれません。

ただサポート開始時はこれに気づいていませんでした。私が初めてサポートしたのは高校の硬式野球部だったのですが、ずっとグラウンドの外から練習や試合を見ているだけで、自分から選手と接しようとしていませんでした。

なぜグラウンドに入らなかったかというと、私は栄養のスタッフとしてチームに所属しているので、自分の専門外のところに首を突っ込まない方がいいという考えがあったためです。チームには様々なスタッフがいます。当時の野球部には監督、部長、外部コーチ2人、PT、柔道整復師がいらっしゃいました。それぞれ担当が決まっていて、私は食事・栄養部門を一任されていました。そのため自分の管轄外は下手に関わらない方がよいと思い込んでいました。

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