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バレー沼にハマって推しができた話
はじめまして。
長野生まれ長野育ちの27歳会社員です。
毎試合noteの更新を続けてくれる推しに感化されて勢いで書き始めました。
まあ誰も読んでいないと思うので好きに書いていこうと思います!
さて、突然ですが私は2023年10月21日に推しができました。
VC長野トライデンツの備一真選手です。
今までの人生を振り返ると推しは何人かいたんですが、ジャニーズにフィギュアスケート選手、バンドマンなど、ほとんどテレビやスマホ越しでしか見れない存在でした。
そして今回はバレーボール選手。
そういえば生で見て好きになったのは初めてですね。
生で応援できる存在って最高です。
さて、ここで話は変わって私が推しに出会うまでの人生をご紹介したいと思います。
3段階に分けてお話ししますね。
第一段階 男子バレーにハマる
私は小学生?か中学生?の頃からバレーを観るのが好きで、テレビで放送するのを楽しみにしていました。
ただ、はじめは女子バレーを応援していて、全力でボールを繋いで一点を取る姿が大好きでした。
特にセッターの宮下遥選手が好きだったのを覚えています。今もバレーのことは詳しくありませんが、さらに何も知らなかった当時の私に刺さるものがあったんでしょうね。
男子バレーを観るようになったのはたぶん高校生の頃で、石川選手や柳田選手が活躍していてテレビでも注目されるようになったのがきっかけな気がします(あんまり覚えてないです笑)。
男子バレーはスピードと迫力がすごくて、観ていて爽快というか、なんか純粋に「スポーツ選手ってすごいな…」とか感動して、よく観るようになりました。
これが推しとの出会いまでの第一段階です。
第二段階 最高に面白いバレー小説に出会う
壁井ユカコ先生の「2.43 清陰高校男子バレー部」はご存知でしょうか?
知らない方は今すぐAmazonで購入してください。絶対に後悔させません!
私は元々スポーツ小説が好きで色々読んでいたのですが、その中でもダントツで何度も読み返している作品です(今も読み返しています)。
「2.43 清陰高校男子バレー部」はタイトル通りバレー部のお話ですが、主人公たちが中学生の頃から話が始まります。
めちゃくちゃ要約すると、主人公の天才セッター灰島が中学でチームメイトに裏切られ(自分も悪い)、高校で新しい相棒と仲間に出会い、様々な壁にぶつかりながらもバレーを愛し続けるお話です。
何が良いって全てです。
そもそも「天才セッター」っていうだけでもう最高だし、相棒の黒羽との関係性とか部活特有の空気感とか弱小校が強豪校に挑む構図とかもう面白い要素しかないです!
私は中高と合唱部だったので運動部は経験したことがありませんが、負けたら終わりの一発勝負の試合の空気感や、先輩後輩の人間関係などを自分が経験したみたいに感じられました。
あと何より試合のリアルさがすごいんです。バレー小説って世の中にあまりないのですが、試合の表現が難しいからなんだそうです。
バレー特有のスピード感や選手の動きを文字で伝えるのは想像しただけで難しそうですね。
そんな中、この小説はまるで目の前で試合を見ているような、何なら自分がコートの中にいるような気分になるんです。
試合結果を知っている今でも1プレーごとに手に汗を握りながら、心の底から応援してしまいます。
そして、壁井先生、読者にバレーのことを1から教えてくれるんです(ありがたい!)
ローテーションとは何か、ポジションは何があってどういう役割なのか、ブロックにスパイクなどの用語はどういう意味なのか等々、それまでなんとなく観ていたバレーについて色々知ることができました。
さらに言えば、本の最後にルール説明と用語集があって、分からないときに調べることもできるんです(先生本当にいつもお世話になっています)。
そんな2.43 清陰高校男子バレー部を読んでバレーを観る土台となる知識がつきました。
ちなみに先生のX(旧Twitter)を覗いたら、試合の日程表や星取表、スコアブックを投稿されていて、「そんなところまで考えて執筆されてるのか…!」と驚きました。
あれ、なんかこの小説が好きすぎてめちゃくちゃ語ってしまいましたね。
では続いて第三段階にいきましょう!
第三段階 VC長野トライデンツの試合に行く
2023年のVNLで男子日本代表は46年ぶりに世界大会でメダルを獲得しました。
日本が世界と戦えることを示し、多くのバレーボールファンを生み出した大会だったんじゃないかなと思います。
私もその1人で、VNLの熱戦を通して、バレーへの興味や熱量が急激に上がりました。試合に勝利することだけでなく、なぜ身長やパワーで劣る日本が点を取れるのか、1つ1つのプレーの意図や意味を教えてくれた解説も大きな要因だったと思います。
そんなVNLの後、ふと長野にバレーボールチームがあることを思い出しました。
実は私、2019年11月17日にVC長野のホームゲームに行ったことがあるんです。
日本代表選手が所属するパナソニックパンサーズの応援でした。久原選手が好きだったんですよね。
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今写真フォルダを漁っていたら関田さんが写っていてびっくりしました。
調べてみたらこのときパナソニックvs日鉄堺戦とVC長野vsJT広島戦の2連戦だったみたいです。
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今は大好きな関田さんをこの距離で見てたなんて不思議です。当時はたぶんあんまり知らなかったんだろうなあ。もったいない。
あと、このときはパナの応援に行ったんですが、せっかくならとVC長野の試合も観たんですよね。正直あまり覚えていませんが、写真を見たら栗木さんや翼さんの横断幕があって、これまた不思議な気持ちです。今はチームを支える立場となった2人の現役時代のプレーを見ていたかもしれませんね。
さて、話を戻しますが、VNL後にこのときのことを思い出して、長野にチームがあるなら生でバレーを観たいと思い立ちました。
そこでふらっと観に行ったホームゲーム開幕戦。
2階席の端の方でHPの選手紹介ページを開いて、コートにいる選手の名前を探すところから始まりました。
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試合前に12番の選手ちょっと気になるなと思っていたらスタメンで出場していて、しかもリベロでユニの色が違って分かりやすかったので注目して見ていました。
そうしたら、試合の途中で12番の選手がトスを上げたんです。
リベロはレシーブのイメージが強かったので、トスを上げることにびっくりして、それがとても綺麗で目を奪われました。
たぶんこれが推しができた瞬間です。
言葉にするのは難しいですが、トスを上げる姿に心がぐわ〜ってなったんですよね。
軽い気持ちで行った試合の2時間くらいの間に、しかもその内の何回かのプレーがきっかけで推しができるなんて思っても見ませんでした。
あと、私がこの日バレー沼にハマったのにもう一つ大事な要素があって。それは、この試合がフルセットだったことです。
ホーム開幕戦だったこの試合、日鉄堺とめちゃくちゃいい勝負をしていて、会場もすごく盛り上がっていました。
結局惜しくも負けてしまいましたが、本当に楽しくて、ドキドキして、この一戦でVC長野のファンになりました。
バレーって面白い!
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そして試合後に一眼レフを買いに行きました。
我ながらすごい衝動買い笑
ネットで調べたバレーを撮影するための必要最低ラインをクリアしていて、かつ会社で使っていたCanonのEOS KISS X10を購入。
元々大学でカメラを使っていて写真を撮るのが好きだったので、会場で写真を撮る人を見て自分も撮りたい!って思ったんです。
このカメラとは一年弱でお別れすることになったんですが、それはまた別のnoteで。
さて、これが私がバレー沼にハマり推しができた話です。
こんなに時間をかけて書いたのに3,000文字…
毎試合書いてる推しすごすぎないか…
また気ままに書いていきたいと思います。
もし読んでくれる方がいたら、お付き合いいただきありがとうございました!