秋服収穫祭②
バック
ルミネ新宿のガリャルダに通いすぎて、立ち寄るのは若干恥ずかしいレベルになっているにも関わらず、その隣の隣にあるお店を長いことノータッチで過ごしてきました。
バックはいねえか〜と伊勢丹をうろうろして、やはりアマソナが好き…という思いを持ちつつ、容量的にオールオッケーなバックではないのに30万をいきなり払う?と悶々としていたとき、天啓のように目に入ったのがこちらのお店だったのです。
ヴィンテージ!
肌に近い服はちょっとやだなと思いつつ、アクセサリーやワンピースなら全然OK派なので、ちょっと覗いてみようとよったところ、あったのですよ…。LOEWEのミニバックが。
もちろんアマソナではないし、黒や白、ベージュではない割と主張の激しいキャメル。でもラムレザーですごく柔らかくて、どこか無骨さがあるフォルム。
実はラクサスを使って、いくつか有名なアイコンバックを試していたのですが、容量のある本革バッグは重さに肩をやられ、デザインとサイズを相当練らないと私には向いてないと痛感。ちょっと憧れのあったカッチリデザインのバックは、完全にデザイン負けしてしっくりこない。
そして収穫祭の朝、たまたますれ違った女性がジャガードのアマソナを持っていたのですが、その方の服装がかなり好みではなくバックに服が格上げされるどころかバックが格下げになる現象を見てしまい(同行の母も賛同した)、今本丸バックを買う勇気はない状態だったんです。
私のコンセプトの一つであるぶらり途中下車、街を漫ろ歩く物語バイヤーにもってこいの使いざらし加減と無骨さ。でもラムレザーの柔らかさがいい具合に丸さを作ってる気もして、ちょっとしたお出かけくらいドンと来いな雰囲気。
お値段4万円ということで、これなら…と思いました。
もともと暖色系の服が多く、多分使えるだろうと思いつつお店の方にグレーや青系の服との相性が心配と相談したところ、ちょうどお二人とも寒色系の服装だったので「どうですか!?」とバックを合わせて見せてくれました。
結果いける!と判断しお買い上げ。
今はガンガン使ってます。なんなら駅前のカフェでコーヒー飲むためだけでも持っちゃう。ipad miniと長財布、ハンカチ、リップ、スマホが入るので楽なんですよ。
演歌バック、というにはちょっと弱いなと思いますし、やはりいつかアマソナをという気持ちやセリーヌのボストン中くらいサイズが出ればという気持ちもあるので、あくまで暫定ですが、ひとまず一軍バックを手に入れました。
コート
MaxMaraのコートに超憧れています。
8月に試着だけでもと羽織った結果、真冬用のコートは縫製のがっしり感が思ったよりあり、なんとなくコートに着せられてる感があったのであえなく断念。その代わりにこれだ!となったのが、ガウンコートでした。
テディやマニュエラ、リュドミラは40万以上のお値段と、裏地のついた厚手の生地で対真冬もバッチリという仕様です。
対するガウンコートは、ウールの二枚仕立てで、少し寒さに弱い反面、軽さと使えるシーズンの長さ、そしてお財布に優しいお値段と「買っちゃいなよ」と言わんばかりの材料が揃っていました。
デザインや色も豊富で、ショートやミドル丈、フード付き、Aラインと取っ替え引っ替え試着させていただき、すごく好きだけれど丈が少し長い気がする…と悩んでいたら店員さんから「丈、着る人も多いですよ」との一言が。
なんと無料で丈直しをやってくださると聞き、だいぶ傾いていた天秤の行方が決まりました。
これを羽織ったら、デニムにカットソーでも強くなる気がするし、スーツの上でも戦闘力百万倍に見えそう。
エレガントでハンサムで、欲しいものがぎっしりです。
母にも試着してもらったところ、とても似合っていたので数十年は着れるに間違いない。
まだ出番はきていませんが、このコートをおろしたくて、寒くなるのが待ち遠しい。
いやー買った買った!という来月の引き落としが恐怖でしかない秋服収穫祭でしたが、今の私は割とハンサムな感じになっているのでは…?と自画自賛しています。
今回のコートで何月まで耐えらるか、この冬は試行錯誤しつつ、手持ちの服のコーデトーナメントで勝ち抜き金銀銅くらいを作って制服化したい。
次はデニム敗戦記を仕上げたいなと思っています。デニムへの報われない片思いのポエムを、供養したいのでまたお付き合いください。
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