変化の兆し、捉えてますか?
みなさま、こんにちは。
複業支援研究会 わらじーずのリーダーを務めます、成田です。
私の四回目の投稿となります。
本日もどうぞよろしくお付き合いください。
前回は複業のタネの見つけ方として、アイデア発想とフレームワークのお話をさせて頂きました。
本日は、VUCA(予測不可能)の時代においても将来の変化の兆しを見つけるためのヒントをお話ししたいと思います。
前回ふれたフレームワークでは紹介していませんが、『PEST』をご存知でしょうか。
これは、
P……Politics(政治)
E……Economy(経済)
S……Society(社会)
T……Technology(技術)
といった四つの視点から現在あるいは将来の外部環境を分析する手法です。
Politics(政治)では、政治や法律の変化を見ていきます。
最近ではインボイスなどが記憶に新しいでしょうか。
このほか、各政党が謳うマニフェストなども参考に出来るかも知れません。
他に、現在規制が厳しく新規参入が難しい市場があれば、その規制が法改正等で緩和され新たなプレイヤーが出現した場合にどうなるか?などを検討します。
Economy(経済)では、経済動向、所得や消費の動向を見ていきます。
ご存知の通り、現在(2022/07/16時点)は記録的な円安が進行していますね。
一般的に円安が進行すると、輸入産業が大打撃を受ける一方、輸出産業には追い風になると言われています。
(もっとも、主だった輸出産業である自動車業界等は生産拠点が海外になってしまったので、以前ほど円安のメリットを享受できていない、とのご指摘もありますが……)
またウクライナ危機による世界的な供給網の混乱で穀物や資源の価格が高騰し物価が急激に上昇している一方で、給与の上昇はそれに全く追いついていない、といった状況が見て取れます。
このような状況の時は、生活に困窮している方向けのサービスが注目される傾向にあります。
Society(社会)では、社会全体の課題や流れを見ていきます。
我が国では少子高齢化が叫ばれて久しいですね。それと同時に介護需要の高まりと供給不足、人材不足が根深い課題として存在します。また地方においては高齢者の移動手段の確保や医療の供給不足などが注目されています。
他にも話題性の旬を過ぎてしまった感がありますが、SDGsに代表されるような環境保全意識や、長寿を見越した健康志向の高まりも顕著です。
そしてもちろんコロナ禍。この四文字はまさに世の中を一変させてしまいました。
「ニューノーマルな生活習慣」や「三密」など、それまで良しとされていた生活や商習慣を見直さざるを得ないほどのインパクトを与えられたのは記憶に新しいかと思います。
衛生関連の製品やサービス、テレワークの一般化によるZOOMなど技術導入が一気に進んだ感がありますね。
Technology(技術)では、現在の技術の発展、あるいは次に来る技術の予測を見ていきます。
とはいっても、シンギュラリティのようなスケールの大きなものは扱いきれませんのでここでは割愛します。
AIや自動化、ブロックチェーンといった技術は既に我々の生活の中に気付かないうちに浸透しており、お世話になっていない人はあまりいないのではないでしょうか。
EVといった電気自動車も既に物珍しいものでもなくなりました。
少し前から「メタバース」という単語を見聞きする機会が増えてきているかと思いますが、これらがここからどう発展していくでしょうか。
これら変化を捉え、今後どうなっていくかを予想し、どこにビジネスチャンス(隙間)があるかを見ていくことで、まだ誰も気が付いていない市場を開拓できるかも知れません。
"複業支援研究会わらじーず"が開催する7/30(土)のセミナー「二足のわらじでVUCAの壁を越えろ!『複業』の掟と『複業』で成功するビジネスモデルを完全公開!」では、思いついたビジネスの種を実践するためのステップを紹介していきます。
VUCAの中にあっても、軽やかに壁を越えてみませんか?
それでは本日はこれまでです。よろしければぜひまた見に来てください。