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インドネシアと韓国の歴史【近代】
こんにちは。
今日のテーマは、インドネシアと韓国の歴史についてです。
インドネシアと韓国の関係は良好であると言えます。
インドネシアと韓国の歴史について、以下にまとめました。
①国交樹立から1990年代初頭:関係構築期
②1990年代後半から2000年代:戦略的パートナーシップの構築
③2010年代以降:包括的戦略的パートナーシップへの発展
![](https://assets.st-note.com/img/1728171463-O15UgT3ZtRdLhwo7CceYBIqP.jpg?width=1200)
①国交樹立から1990年代初頭:関係構築期
インドネシアと韓国は1966年に国交を樹立しました。この時期、両国は経済発展を最優先課題としており、相互の経済協力に重点を置きました。1970年代から80年代にかけて、韓国企業のインドネシア進出が始まり、特に繊維産業や電子産業での投資が目立ちました。例えば、1975年に韓国の大手繊維メーカーがジャカルタ近郊に工場を設立し、約1,000人の雇用を創出しました。この時期の両国の貿易額は、1970年の約1億ドルから1990年には約30億ドルへと30倍に拡大しました。
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②1990年代後半から2000年代:戦略的パートナーシップの構築
1997年のアジア金融危機を契機に、両国の関係はさらに深化しました。韓国は自国の経験を活かし、インドネシアの経済回復を支援しました。2006年には「戦略的パートナーシップ」を締結し、経済だけでなく政治、安全保障、文化など幅広い分野での協力を強化しました。この時期、韓国企業のインドネシア投資は製造業から資源開発、インフラ整備へと多様化しました。例えば、2009年に韓国企業がインドネシアで約20億ドル規模の石炭火力発電所建設プロジェクトを受注しました。2010年の両国の貿易額は約200億ドルに達し、20年前の約7倍に成長しました。
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③2010年代以降:包括的戦略的パートナーシップへの発展
2017年、両国は関係を「特別戦略的パートナーシップ」に格上げしました。この時期、経済協力はさらに深化し、特にデジタル経済や新産業分野での協力が活発化しました。韓国のK-ポップやドラマの人気も相まって、文化交流も盛んになりました。2019年には、両国間の人的交流が年間約100万人に達し、10年前の約2倍となりました。経済面では、2021年の貿易額が約180億ドルを記録し、韓国はインドネシアにとって7番目の貿易相手国となりました。また、韓国の対インドネシア直接投資額は2021年に約10億ドルを超え、過去最高を記録しました。
以上です。それでは皆さん良い一日を。