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インドネシアの地政学的リスク
こんにちは。
今日のテーマは、インドネシアの地政学的リスクについてです。
①南シナ海問題と中国との緊張関係
②国内分離独立運動
③テロリズムと過激思想の拡散
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①南シナ海問題と中国との緊張関係
インドネシアは南シナ海に面しており、特にナトゥナ諸島周辺の排他的経済水域(EEZ)で中国との緊張関係が高まっています。2016年以降、中国漁船のインドネシアEEZ内での違法操業が急増し、2020年には約60件の侵入事案が報告されました。これに対しインドネシア政府は、ナトゥナ諸島周辺の軍事プレゼンスを強化しています。2020年には空軍基地を拡張し、F-16戦闘機4機を常駐させました。また、海軍艦艇の配備も増強し、2022年時点で約20隻の艦艇が常時パトロールを行っています。一方で、インドネシアは中国との経済関係も重視しており、2021年の対中貿易額は約1,100億ドルに達しています。このバランスを取ることが、インドネシアの外交・安全保障政策の大きな課題となっています。
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②国内分離独立運動
インドネシア東部のパプア地域では、長年にわたり分離独立運動が続いています。2019年以降、暴力事件が増加傾向にあり、2021年には約100件の武力衝突が報告されました。インドネシア政府は軍事的対応と開発政策の両面でこの問題に取り組んでいます。軍事面では、2020年以降、パプア地域への軍隊配備を約20%増強し、現在約2万5000人の兵力が駐留しています。一方で、2021年にはパプア特別自治法を改正し、地方政府への権限移譲と開発資金の増額を行いました。2022年度のパプア開発予算は約70億ドルに達し、前年比で約30%増加しています。しかし、この問題の国際化も進んでおり、太平洋諸島フォーラム(PIF)などの場でパプア問題が取り上げられることが増えています。これはインドネシアの地域的影響力に影響を与える可能性があります。
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③テロリズムと過激思想の拡散
インドネシア東部のパプア地域では、長年にわたり分離独立運動が続いています。2019年以降、暴力事件が増加傾向にあり、2021年には約100件の武力衝突が報告されました。インドネシア政府は軍事的対応と開発政策の両面でこの問題に取り組んでいます。軍事面では、2020年以降、パプア地域への軍隊配備を約20%増強し、現在約2万5000人の兵力が駐留しています。一方で、2021年にはパプア特別自治法を改正し、地方政府への権限移譲と開発資金の増額を行いました。2022年度のパプア開発予算は約70億ドルに達し、前年比で約30%増加しています。しかし、この問題の国際化も進んでおり、太平洋諸島フォーラム(PIF)などの場でパプア問題が取り上げられることが増えています。これはインドネシアの地域的影響力に影響を与える可能性があります。
以上です。それでは皆さん良い一日を。