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インドネシアと中国の歴史【近代】
こんにちは。
今日のテーマは、インドネシアと中国の歴史についてです。
インドネシアと中国との歴史を以下の3点にまとめました。
①建国期から1960年代:友好関係の構築
②1965年から1990年:関係凍結期
③1990年代以降:関係正常化と経済協力の拡大
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①建国期から1960年代:友好関係の構築
インドネシアは1945年に独立を宣言し、1949年にオランダから主権を獲得しました。1950年、インドネシアは中華人民共和国を承認し、1953年に外交関係を樹立しました。この時期、両国は「平和五原則」に基づく友好関係を築きました。1955年のバンドン会議では、スカルノ大統領と周恩来首相が中心となり、アジア・アフリカ諸国の連帯を強調しました。1950年代後半から60年代初頭にかけて、中国からインドネシアへの経済支援が増加し、1965年には両国間の貿易額が3億ドルを超えました。
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②1965年から1990年:関係凍結期
1965年9月30日事件後、インドネシアでは反共産主義の動きが強まり、中国との関係が急速に悪化しました。1967年、スハルト政権は中国との外交関係を凍結しました。この間、両国間の公式な交流はほぼ途絶え、貿易額も激減しました。インドネシア国内では、中国系住民に対する差別政策が実施され、中国語教育の禁止や中国系の名前の使用制限などが行われました。この時期、インドネシアは親米・反共路線を強め、ASEANの設立にも参加しました。
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③1990年代以降:関係正常化と経済協力の拡大
1990年8月、インドネシアと中国は外交関係を正常化しました。以降、両国の経済関係は急速に発展しました。2005年には「戦略的パートナーシップ」を締結し、2013年にはこれを「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げしました。経済面では、中国はインドネシアの主要な貿易相手国となり、2020年の両国間の貿易額は約780億ドルに達しました。投資面でも、中国はインドネシアへの主要な投資国の一つとなり、2023年の投資実施額は約74億米ドルで、全体の約15%を占めています。特に「一帯一路」構想の下、インフラ整備プロジェクトへの投資が増加しており、ジャカルタ=バンドン高速鉄道などの大型プロジェクトが実現しています。
以上です。それでは皆さん良い一日を。