インドネシアで起きた大地震
こんにちは。
今日のテーマは、インドネシアで起きた大地震についてです。
インドネシアで起きた大地震を以下にまとめました。
①2004年スマトラ島沖地震
②2006年ジャワ島中部地震
③2018年インドネシア・パル地震
①2004年スマトラ島沖地震
2004年12月26日、スマトラ島北西沖でマグニチュード9.1の巨大地震が発生しました。この地震は1990年以降、世界で3番目に大きな地震となりました。地震後に発生した津波は最大30メートルの高さに達し、インドネシアを含む14カ国に甚大な被害をもたらしました。死者数は約23万人に上り、特にインドネシアのアチェ州では壊滅的な被害が出ました。津波は数千キロ離れたアフリカ東海岸にまで到達し、国際社会に大きな衝撃を与えました。この地震を機に、インド洋津波警報システムの構築が進められ、防災意識の向上にもつながりました。
②2006年ジャワ島中部地震
2006年5月27日、ジャワ島中部のジョグジャカルタ付近を震源とするマグニチュード6.2の地震が発生しました。死者数は6,234人、負傷者は約9万人に上り、数十万戸の家屋が倒壊しました。この地震の特徴は、比較的マグニチュードが小さかったにもかかわらず、大きな被害が出たことです。主な原因は、耐震性の低い建物が多かったことと、震源が浅かったことが挙げられます。多くの犠牲者は家屋の倒壊によるものでした。この地震を契機に、インドネシアでは建物の耐震性強化の重要性が認識されるようになりました。
③2018年インドネシア・パル地震
2018年9月28日、スラウェシ島中部のパル市付近でマグニチュード7.5の地震が発生しました。この地震では、最大3メートルの津波に加え、大規模な液状化現象が発生し、被害を拡大させました。死者数は2,113人、行方不明者は1,309人、負傷者は4,612人に上りました。
この地震の特徴は、複合的な災害をもたらしたことです。地震の揺れ、津波、そして液状化現象が同時に発生し、被害を増大させました。特に液状化現象は、広範囲にわたって地盤を不安定化させ、多くの建物を飲み込みました。この災害を受けて、インドネシア政府は地質学的リスクを考慮した都市計画の重要性を再認識し、防災対策の見直しを進めています。
以上です。それでは皆さん良い一日を。