キタニタツヤ『次回予告』MVの考察
キタニタツヤの新曲『次回予告』のMVが公開された。
MVを手掛けたのは、藤井亮氏。
特撮もののオマージュが印象に残る。
さてこのMV、景色に歌詞が盛り込まれている、というユニークな工夫がされている。
景色に歌詞が盛り込まれている、とはどういうことか。
たとえば以下のシーン。
営業成績に
池、多田、加江、馬毛名、井出
と社員の名が記されている。
この時、「行け!戦え!負けないで!」という歌詞が歌われている。
ダジャレだ。
他にも、
麻痺、ルマデ、LOOP SEATER、ヒビヲ
は
「麻痺るまでループした日々を」
といった塩梅だ。
街の景色に、あの手この手で歌詞を忍ばせている。
さて、このMVで一際、私の目をひいたシーンがある。
歌詞を盛り込むために作られた架空の自治体と、その市章(区章)だ。
「はみ出して性懲りも無く足掻く」という歌詞に対応している。
MVを参考に、パワーポイントで再現してみた。
さて、私は市章・区章(シンボル)が大好きだ。
この記事でも書いたが、市章・区章の意味を推察するのが大好きなのだ。
そのノウハウを活かし、架空の市章・区章の意図も当ててみせる!!!
区章を見たらまずは、文字が隠されている可能性を探る。
現実の例を見てみると、こんな感じ。
さて、今回のシンボルを確認してみよう。
この茂名(もな)区に注目したい。
プロビデンスの目を思わせる怪しげな意匠だが、
カタカナの「モ」を組み込んだものと思われる。
区のHPに行けばこんな説明文があることだろう。
あるわ〜。
あるある。
我ながら、かなりありそうなものに仕上がった。
この調子で他のシンボルも考察していこう。
安賀(あが)区についてだが、
私の再現したものだと分かりにくいが、
よく観察すると、この区章は、6つの円と、六芒星の組み合わせでできていることがわかる。
宗教的な含みを持つ六芒星(二つの正三角形を組み合わせた星)を用いていることについても考察の余地はありそうだ。
しかし私の関心の対象はもっぱら区章の、行政の意図だけ。
さて、円と直線が絡み合うこのデザイン。
私の考察はこうだ。
この図形のパターンの中に
アルファベットの「A」と
アルファベットの「G」が隠されている。
AとGが、安賀(A GA)区を表現している。
なかなか納得感のある考察ではないだろうか。
区のHPにはきっとこう書かれているだろう。
最後は波見田(はみだ)市だ。
早速、波見田市のHPをば。
なかなかそれっぽいのではなかろうか。
ハサミという穏やかでないモチーフも本MVの雰囲気作りに一役買っているように感じられる。
※このnoteは全て私の勝手な妄想です。