尊厳
千葉市動物公園にて。
子供が遊べる噴水の注意書き。
ふんすいは
すべりやすいから
ちゅうい
してね。
千葉市動物公園を語るにあたって、欠かせない存在がある。
それは、レッサーパンダの風太くんだ。
2005年、風太くんの、背筋をピンと伸ばして直立する姿勢が話題を呼んだ。
「立つレッサーパンダ」として、全国的に愛された風太くんは、千葉市動物公園を代表する存在となった。
彼の愛らしい立ち姿が人々の目を集め、同動物公園の経営に大きな貢献をしたことは疑いの余地がないだろう。
だからこそ、園内では随所にレッサーパンダのデザインが見える。
売店でもレッサーパンダの意匠をあしらった商品が多く並んでいる。
そんな中での、
おいおいおいおい。
立つレッサーパンダの尊厳わい!!!!
「立つ」でやってきた子らを、転ばして!!
蹂躙すな!! 「立つ」誇りを!!
もうね、多分「余白があるな。とりあえずレッサーパンダ描こう」って感じになっちゃってるんだと思う。
それくらい、風太くん、ひいてはレッサーパンダにお世話になってるんだと思う。
もはや、レッサーパンダへの篤い信仰心が、無意識レベルにまで浸透しているのだと思う。
でもさ、改めて見てごらん?
言い逃れできねえな?
ごめんなさいしよう。レッサーパンダさんに。
よく見たら
ドキンちゃんとコキンちゃんが貼ってあった。
青は色褪せにくい。