セリエA 開幕！！ 第一節 フィオレンティーナvsクレモネーゼ
ボンジョルノ！いよいよセリエA ２２／２３ シーズンが開幕しました。
この日をどれほど待ち侘びたことでしょうか、またセリエがある生活が帰ってきました嬉しい限りです。またヴィオラファンの皆さんと長いシーズン応援していきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
さて、開幕の対戦相手は、昇格組のクレモネーゼです。昨シーズンはセリエBを ２位でフィニッシュし久しぶりにセリエAに帰ってきました。ヴィオラは昨シーズン、ヴェネツィア、サレルニターナなど昇格組に負けており、正直侮れない相手であります。１８日はカンファレンスリーグの予選もあるため、主力を温存したスタメンが並びました。
「前半」
前半フィオレンティーナがボールを握る展開で試合が進みます。フィオレンティーナの攻撃は左WGのソッティルが躍動します。ディフェンダーを一枚、二枚いとも簡単に抜き去りチャンスを演出します。クレモネーゼも効果的なショートカウンターでチャンスを演出します。
そんな中試合を動かしたのはボナベントゥーラでした。クアメの仕掛けから左足で流し込みました。簡単に決めてますがかなり難易度の高いゴールだと感じました。
しかし、リードも束の間クレモネーゼのショートカウンター発動。オケレケに素晴らしいヘッドを決められます。
その後もソッティルの仕掛けからチャンスを演出、そして試合を動かしたのは新加入ヨビッチでした。ペナルティーエリアでボールを受けるとキックフェイントでタイミングをずらしDFの股を抜くゴール。彼のゴール前での落ち着きあるプレーは他のFWにはない強みですね。その後クレモネーゼのエスカランテの深いタックルがあり一発レッド。前半から数的有利な展開になりました。
このまま前半は終了。フィオレンティーナリードで折り返します。前半の印象は、中盤が関わるプレーが非常に少なかったです。サイドでの仕掛けが多くなる中、中盤が関わって崩すシーンは殆どなかったです。また、クロスを上げる回数が多かったのですがその精度が低い。その殆どがベナッシなのですが（汗）
「後半」
後半、クレモネーゼは選手を2名交代して、システムを４バックに変えてきました。これをフィオレンティーナはなかなか崩すことができませんでした。相手は４−３−２のような形で守備陣形を組んでくるのですが、中央はパスコースを絞り外に追いやられます。サイドに早く着けることができれば数的有利を作れるのですがパススピード、テンポが悪く相手のスライドも間に合ってしまい、前半よりもチャンスを作ることができない展開が続きました。
悪い雰囲気が立ち込める中、ベナッシのミスからコーナを取られ、直接決められてしまいました。これによって相手は士気を取り戻してしまう最悪な展開になりました。慌てたイタリアーノはベナッシとマレーを下げ、ドドとジュルコフスキーをピッチへ送ります。それでも均衡した状態が続き、マンドラゴーラ、サポナーラ、ニコを投入します。
ここで、やっと効果的な繋ぎができるようになります。違いを見せたのは新加入マンドラゴーラでした。マンドラゴーラはワンタッチをうまく使い、ビルドアップに貢献しつなぎ役として大きな役割を担っていました。彼のプレーを初めて見ましたが、サッカーIQの高さが垣間見えました。そんな彼の貢献はこれにとどまりませんでした。
ロスタイムも残り僅か、繋ぎ役として自陣から前線に送り、そのまま前線まで駆け上がりクロスをあげると、そのままゴールに吸い込まれました。これには本日セーブを連発してたラドゥもがっくりでした。このまま試合は終了し3-2でフィオレンティーナが辛くも勝利を勝ち取りました。
まとめ
ロスタイムでの勝ち越しでなんとか勝ち点3を掴み取りました。他リーグをみても開幕戦は強豪クラブが負けている試合も多く、内容はともかく結果がついてきたのが1番の収穫ではないでしょうか。さて、選手の評価ですが、アシスト、ゴールと結果を出したヨヴィッチ、ボナベントゥーラ、クアメ、ソッティル、マンドラゴラは及第点。クアルタ、マレー、ベナッシは落第点でしょう。
前も言いましたがクアルタの対人の弱さはアルゼンチン代表レベルではありません。ベナッシもプレッシャーがかかってない場面でも精度は低く相手のチャンスを演出しました。マレーは正直一番試合に絡めて居ませんでした。もっとライン間で顔を出し繋ぎに貢献できないとスタメンでは出せないですね。
わかっていましたがセンターバックの補強は今日で確実に必要だと感じました。イゴール、ミレンコヴィッチ は固定でいいと思いますが、その座を脅かすくらいの選手は必要ですね。ドドのフィットも大事になってくるでしょう、まだコンディションも整っていないと思うので早くチームに馴染んで欲しいところ。
次はECLプレーオフ第一戦 対戦相手はトゥウェンテです。今日温存された、イコネ、カブラルには期待したいです。ご愛読ありがとうございました。