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「誰かがやってくれるだろう」という心理(リンゲルマン効果)


鹿児島県は雨がすごいですぞ。

雨の地域は気をつけてくださいな。

福依みこです!


では今回は
働き蟻のお話が人気ありましたので
働かない蟻のなかによくいた私が
誰かがやってくれるだろうという気持ちについてお話しようとおもいます!

この「誰かがやってくれるだろう」という
心理は、社会心理学で「社会的手抜き」や
「傍観者効果」として知られる現象に
似ているそうです。なので
まずはこの心理について詳しく見ていきましょう。

社会的手抜きと傍観者効果

社会的手抜き

これは、集団で作業をする際に個人の努力が低下する傾向を指します。
人々は、他の人も同じ仕事をしているという認識から、自分の責任が分散されると感じ、結果的に個人の貢献度が下がってしまいます。

有名な「綱引き実験」というものがあります。「綱引きにおいて、1人で綱を引くときの力を「100%」とした場合2人で綱を引くときに使う力は93%、3人の場合は85%、8人で綱を引いた場合は49%になる」
という結果が検証されました。

人は、自分が組織や集団の一員だという認識があるときには無意識に手を抜いているということです。
また、手を抜いている本人にその自覚はないことが多いと言われています。

例えば、職場でも
「自分は与えられた最低限の仕事をこなしている」
と考えているから、手を抜いているという
自覚が持てないことがあります。

だから、手抜きを指摘をしても
「私はやるべきことはやっている」と主張したり手抜きを認めたがらない人が出てきます。

問題は
「理由をつけて手抜きを正当化する問題ではなく、人は集団の中で無意識に手を抜くことがある」
ということです。

傍観者効果

緊急事態において、周囲に人が多いほど個人が援助行動をとりにくくなる現象です。
「誰かが対応するだろう」という思い込みから、
結果的に誰も行動を起こさないという事態に陥ることがあります。

この心理が生じる要因

  1. 責任の分散:多くの人がいる状況では、個人の責任感が薄れやすくなります。

  2. 評価懸念の低下:集団の中では個人の行動が目立ちにくく、評価されにくいと感じます。

  3. 同調性:他の人も行動を起こさないのを見て、自分も同じように行動しないことを正当化します。

  4. 能力の過小評価:「自分よりも適切に対応できる人がいるはず」と考えてしまいます。

この心理の影響

  • 組織の生産性低下

  • 緊急時の対応の遅れ

  • コミュニティの結束力の弱まり

  • 個人の責任感や主体性の欠如

まとめ

この「誰かがやってくれるだろう」という心理を理解し、適切に対処することで、より効果的な協力体制や社会的責任につながります。

ここで個人レベルで意識できることに付いてお伝えするとしたら
「当事者意識を持つこと」と
「他者との良好な関係性を作ること」でしょう。

当事者意識とは
「自分もその集団の中の大切なメンバーの一人だ」と感じ、受け入れることです。
「自分自身の立場を曖昧にせず、自分自身も周囲の人と同じような価値や影響力を持っている」
という意識を持ってみてください。

また周囲に支援者や応援者が存在すると、
集団の中でも個人のパフォーマンスは
低下しない傾向があるとも言われています。

自分自身が主体的に仕事に取り組むことはもちろん

周囲をサポートしたり、相談できる
人間関係を構築しておくことが
相互の手抜きを防ぎ
パフォーマンスを高める一つの要因になります。

ここでも『人とのつながり』が
とても重要な役割を果たすといえそうです。


では今日もがんばりましょ🙌

福依みこでした。

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