パラグアイの外交と大統領選について考えてみる
こんにちは!
色々です!
今回は私が個人的に注目しているパラグアイの大統領選挙について書いてみようと思います!
パラグアイって?
誰にでもわかるようにまずはパラグアイがどんな国かについて軽く書いてみたいと思います。そんなの知ってるわwという方は飛ばしてくださいw
パラグアイは南米にある比較的小さな国です。面積は40万平方キロメートルと日本より若干大きいくらい。人口約700万人は埼玉県と同じくらいです。首都はアスシオン、公用語はスペイン語、グアラニー語です。主な宗教はカトリック、通貨は公用語にもあるグアラニーです。ちなみに現在、1円=52.45グアラニーだそうです。
外交
大統領選について書く前にまず、パラグアイの外交についてもまず考えてみます。
まず、わかりやすいようにパラグアイと仲の良い国と悪い国をまとめてみました。
友好国
・アルゼンチン - パラグアイとアルゼンチンは国境を接しており、文化的・経済的なつながりがあります。また、南米共同市場(MERCOSUR)のメンバーでもある。
・ブラジル - パラグアイとブラジルも国境を接しており、強い経済的なつながりがある。また、アルゼンチン同様、MERCOSURのメンバーでもある。
・ウルグアイ - パラグアイとウルグアイはMERCOSURの創設メンバーであり、強い貿易関係がある。
・アメリカ合衆国 - パラグアイとアメリカ合衆国は友好的な関係にあり、アメリカ合衆国は経済支援を提供している。(日本に次いで支援額二位)
・台湾 - パラグアイは台湾を承認し、友好的な関係を維持している。(南米で唯一)
・スペイン - パラグアイはスペインと歴史的なつながりがあり、両国は友好的な外交関係を維持している。
上三つの国は昔は仲が悪かったですが、今は良くなりました。(パラグアイ戦争などが影響)
以上五個が主な友好国ですが、他にもイスラエル、メキシコ、チリ、韓国、日本なども挙げられます。ちなみに日本は支援額一位です。
ベネズエラ - パラグアイは、ニコラス・マドゥロ政権を承認せず、国交を断絶しています。
敵対国
・ベネズエラ - パラグアイは、ニコラス・マドゥロ政権を承認せず、国交を断絶している。
・北朝鮮 - パラグアイは、北朝鮮の核開発やミサイル発射に反対しており、北朝鮮とは敵対的な関係を維持している。
・イラン - パラグアイは、イランの核開発に反対し、イランとは外交関係がない。
・シリア - パラグアイは、シリア内戦におけるアサド政権の人権侵害や化学兵器使用に反対しており、シリアとは外交関係がない。
・ロシア - パラグアイは、ウクライナ情勢やクリミア半島併合に対するロシアの行動に批判的であり、ロシアとは関係がよろしくない。
・中国 - パラグアイは、中国の人権侵害や香港問題に対して批判的であり、中国との関係が緊張している。国交を樹立していない(台湾と結んでいるため)。
これらが主な敵対国です。他にもキューバ、パレスチナ、イスラム教国家の一部、ジンバブエ、ニカラグアなどのアフリカ諸国などとも対立しています。
何がいいたいのか
結局何がいいたいかというとパラグアイは西よりだということです。まあ簡単にいうとNATO側の国と仲が良くてその反対の国とはあまりよろしくないということです。
アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイなどは必ずしもアメリカ寄りとは言えませんが、アメリカ、台湾、スペイン、日本、韓国、イスラエルなどと仲が良かったり、アメリカと仲の悪い、ベネズエラ、北朝鮮、イラン、シリア、ロシア、中国と仲が悪かったり、南米諸国ではコロンビアと同等レベルのアメリカ寄りの国家だと言えます。
しかしながらこれだけ西側と仲の良いパラグアイが今分岐点に立っているのです。それは台湾、中国、どっちと仲良くするか問題です。
いやどっちとも仲良くすりゃいいやんwと思っている人!それは無理なんです。中国が中国と国交を結びたいなら台湾とは断交しろ!と言っているからです。ですから、台湾と国交を結ぶなら、中国と断交。逆に中国と国交を結びたいなら台湾と断交しなければならないのです。現に、アメリカや日本などは台湾と仲が良いですが国交は樹立していません。なぜかって?中国が強すぎるからです。(貿易などの観点)
そのため、最近急成長して、世界ナンバー2の中国と貿易がしたく、中国国交を結ぶことにした国がたくさんあります。特に中南米ではそれが顕著です。ホンジュラスは今年、台湾と断交し、中国と国交を樹立しましたし、ブラジルやアルゼンチンなどもすでに行いました。そして現在、南米で台湾と国交を結んでいるのはパラグアイだけになってしまったのです。(まーでも世界で台湾と国交を結んでいるのもゆうて10個強くらい)
大統領選について
パラグアイだってそりゃお金は欲しいですw
そこで今回の選挙で争点になっているのが、台湾、中国、どっちと仲良くする?ってやつなんです。
台湾はこれまでパラグアイに貧困層の家を建てたり多大な貢献をしてきました。しかし、台湾と国交を結ぶということは中国と国交を結べない、すなわち貿易できないということでもあります。そのため、一部のパラグアイの人は大市場である中国に輸出でいないため不利益を被っていることに不満を持っているのです。また、台湾からの支援はありますが、中国と国交を結べばそれよりも大きい支援を受けられる可能性もあります。
今回の選挙は実質一騎打ちです!
サンティアゴ・ペニャ氏(与党・台湾との国交継続派)
VS
エフライン・アレグレ氏(野党・中国との国交樹立派)
こんな感じですw
直近の世論調査によると、支持率38・2%のアレグレ氏が首位で、ペニャ氏が36・1%で追う形となっているそうです。もちろん世論調査なので誤差はあると思いますが、現状は中国との国交樹立派の方が有利だそうです。
とりあえず今回言いたかったのは、パラグアイは西側(アメリカ、欧米側)につくか、東側(ロシア、中国側)に着くか迷ってるよ!ってことと大統領選にはそれが絡んでくるよ!ってことでしたw
まーパラグアイの国旗で言うと、上側に行くか、下側に行くかってことですねw (上の赤色は中国側、下の青色はアメリカ側)
国旗が伏線になってたんですねwww
まとめ
今回の記事でパラグアイの外交と今回の大統領選挙について知識、興味を持ってくだされば嬉しいです!
選挙結果が出たらまた記事にしたいと思うのでよろしければその時の記事も読んでくださると嬉しいです!
この記事が良いと思った方はフォロー・スキ・コメントよろしくお願いします!