アサーティブコミュニケーション
皆さん、アサーティブってどういう意味かわかりますか?
直訳すると、主張すること
だから、アサーティブコミュニケーションとは、自分が主張するコミュニケーションのことです。
これを東京コミュ塾式でいうと、自分も相手も大切にするコミュニケーションなんですね。
このアサーティブコミュニケーションができていないタイプは3つあります。
弱虫タイプ これは相手ばかり大事、自分を犠牲にするタイプです。
激怒タイプ これは①の逆、自分ばかり大事な理詰めタイプで相手の言うことを聞かない。
皮肉タイプ 自分も相手も大事にしない。皮肉や陰口を言うタイプ。
だから、アサーティブなタイプになっていきましょう!
では、アサーティブコミュニケーションを行う5つのステップです。
1 「GOAL」の明確化
これは、自分も相手も大事にするコミュニケーションだから、例えば、Aさんがミスを繰り返す時に、GOALはミスをなくすだけでなく相手も前向きになるGOALとすることです。例えば、気持ちよく仕事をする…とかですね。
2 事実と問題点の共有
これは、ミスなどの事実を伝える。そしてそのミスによってどんな問題が起こるかを共有することです。
伝え方としては、例えば
「(事実)伝票の数字が1桁ズレて記入ミスがあったよね。そのまま会計処理を行うと、相手に1桁多い金額を請求することになるから相手や経理担当に迷惑をかけてしまうよね。」など。
ここでは自分の意見は言わないのが大事ですね。「数字の入力ミスしちゃだめでしょう。何やってんの。」と意見すると、相手は何も言い返せなくなり心を閉ざしてします。
あくまで、相手と事実や問題点など、事実の認識を合わせる段階です。
3 相手の言い分をヒヤリングする→ここで対話が生まれる
この対話で言い分を引き出すといいですよね。「何でチェック漏れしたのかな?」「どうしたらミスが直ると思う?」などの質問から、相手は言い訳が言いたくなるかもしれません。「実は昨日親とけんかをして、悩んで眠れなかったのです。」とか、「2日間風邪で休んだから処理する書類が大量に有りすぎて、つい見直しをせずに提出してしまったです。」とか、本音が出てくるかもしれないです。
4 自分に何かできることはないかを尋ねる→支援を申し出る
ここは相手を大事にする上でとても重要ですね。だって相手の中に答えがあるかもしれないからです。これはコーチングの基本ですものね。とにかく答えが出るまで待つ、根気も必要ですね。
それに人間って、相手に言われてやる時は、自分の中に残らないことが多いですよね。逆に、極論かもしれないけど、ほっておくと自分で気づいたことしか人間はやらないかもです。だから支援してほしいことを考えてもらうのです。
困ったさんはできなくて困っているんですよね。「(ミスなくやっていくために)私に何かできることはないですか?」「私にできることがあったら教えて。」などです。
そうすると相手から「大変申し訳ないが誰かにBの書類だけ手伝ってほしい」などと、具体的に返事が返ってくるかもしれません。
5 主張を1つ、そしてさわやかにお別れ
ここでは、たとえ今回のミスのほかに気になることがあったとしても、今回はこのミスについてだけ自分から主張をするといいです。ゴールを良好に保ち、気持ちよく働いてもらうことはとても大事ですからね。例えば「じゃあ、Bは私の仕事は私が手伝うから、Aの書類は見直しをしようね。これからもがんばっていこうね。(爽やかな風〜)」。
以上、東京コミュ塾式「アサーティプコミュニケーション」、5つのステップを是非明日から実践してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。