1.行政サービスのデジタル化 2.在宅ワークを推進の2つについての1人ディベート
まず1.行政サービスのデジタル化についてです。
私は推進に賛成の立場から論じたいと思います。
理由は2つあります。
1つは、住民サービスを向上させられるということです。
具体的には、手続きについて電子申請を可能にし、窓口に来なくてもよい、24時間申請受付を実施します。
これで、何時でも手軽にパソコンやスマホから待たずに申請できるようになります。
しかし、スマホやパソコンが得意な方ばかりではありません。高齢者などは苦手な方が多いですし、窓口で問い合わせながら書くのが安心という方はたくさんいらっしゃいます。デジタルデバイドの問題です。
そのような方のために、一部窓口は残します。
それからお伝えしたような高齢者などデジタルが苦手の方へスマホ教室をご案内し、実際に使えるようになるとこんなに便利と実感してもらえるようにします。
2つめの理由は、行政コストの削減です。具体的には、ペーパーレス化の推進です。
事前に電子で資料を送ったり、オンライン会議で画面共有などを行うことにします。ペーパーレスによる、会議での印刷資料の削減で、印刷時間、ホチキス止めなど事前準備の時間が不要になります。
また、業務をシステム化することで、紙に書くより、入力の方が早く、誤字も減りますし、一度システム化すればデータ連携などもしやすくなります。
しかし、今、全国的にデジタル人材が不足しております。なかなか確保できないです。
しかも今の業務をくまなくシステム設計していくと導入コストが高額になります。
だから、システム導入をスムーズにするために、一般的にシステム化されたものを使うこととし、今の業務をシステムに合わせていくことも一つの方策です。既存のシステムのため、迅速で低コストのシステムの導入実現が可能となります。
ただし、一つ気をつけたいこと。それは、セキュリティリスクが上がるということです。紙は置き忘れやファクス誤送信など人為的な行為などでの漏洩はあるものの、紙そのものでの漏洩はありません。でもインターネット環境の中ではウイルス対策をしていないと、サイバー攻撃などにより、データ漏洩や業務環境を破壊されるリスクがあります。その部分においては、最強のウイルス対策をしておく必要はあります。
セキュリティを万全にしたうえで、デジタル化を推進していくことに賛成です。
2つめの在宅ワークの推進について、こちらも賛成の立場から論じたいと思います。
理由の1つめは、社員の満足度の向上のためです。
具体的には、子育てしながら仕事がしやすくなります。例えば、お子さんの風邪の治りかけでまだ保育園に行けないような時、夫婦片方はどうしても仕事にいかなければならない、そんな時、在宅ワークの仕組みが活用できればもう片方の親が子どもを見ながら仕事ができます。離職は減ります。
介護も同じです。親の介護をしながらリモートで仕事ができるとすれば、介護離職も減ります。
他にも、風邪なと感染症罹患の回復期の方もいるでしょう。フレキシブルに働きやすい職場環境の提供は大変重要と考えます。
しかし、外からだと職場の雰囲気が見えない、顔色を伺ったり空気を読んだりと言ったコミュニケーションが取りづらいとか、職場の備品(パソコンの大画面モニターなど)が無いため軽微な支障などもあると思います。
でも、コミュニケーションでは適宜Teamsやチャットなどで連絡を取り合うことができます。
理由の2つめは、遠方に住む優秀な人材を雇えるということです。
具体的には、北海道に事務所があるが、東京にいる優秀なシステムエンジニアを雇いたい場合など実現可能です。なんと便利な世の中になりましたね。
しかし、在宅ワークにも注意点はあります。エッセンシャルワーカーや窓口職場、お掃除担当、警備員などは、人でないとできないことがほとんどなので、在宅ワークは向きません。そのような中でも業務を分けて考え、デジタル化を検討することは重要です。
いろんなライフスタイルの方がいます。このようにワークライフバランスができる選ばれる会社になるためにも在宅ワークの推進は必要と考えます。
以上、2つのテーマをお届けしました。お読みいただきありがとうございました。