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行動で伝える

15年位前だったかな?
職場の女性が乳がんと診断されました。

そういえば私も二十歳前後だったか、
胸にシコリを発見して婦人科を受診。
細胞を採って検査するという事で、
ベテラン先生が若い研修医に準備を
する様に伝えてその場を離れました。
研修医は「針を刺すので消毒しますね〜」
と、笑顔だけど顔が真っ赤。
アンタが照れるとこっちも恥ずかしい
んですけど!!
 
あの人ちゃんと医者になれたのかなぁ?

そしてこのシコリは何十年もあったのに
母親が他界してから消えたんですよー!😱
先生にも「あれっ、無くなってますね」
と言われたました。 
きっと母親が持って行ってくれたのだと
勝手に思っています(笑)

話がそれました。
その彼女は入院→手術→抗がん剤治療と
苦しみに耐えた後、舞い戻って来ました。
ウィッグを着用して。
時が経ち再発もないと言う事で、色々気を
付けつつも味覚障害とかの苦労もある毎日。
そして、もう髪も普通に生え揃っている
のにウィッグを取る勇気がないようで…

私は「全然大丈夫なのに」と思いました。
でも自分の思いを上手に言語化出来ない
のと、口頭では私の言葉足らずと説明不足で
上手く伝わらないかも、余計なお世話かも、
とかあれこれあれこれ…。
そこで行動で伝える事にしたのです。

当時の私は肩甲骨が隠れる位の
ロングヘアーだったのですが、
それを突然ベリーショートにしました。
自宅で食事をしていたら父親に
「知らない人がいるみたいだ」と言われ(笑)

そんな激変した私を見た彼女はテンション
が上がって「いいね!似合うよ!私もカツラ
脱ごうかな🎶」と言ってくれたのです。
その時、私の意図が正しく伝わったのだと凄く
嬉しかった~。一歩前へ踏み出すきっかけに
なれれば良いなぁと思っていたので。

でもね、行動を起こす前は少し迷ったのですよ。
これって単なる私のエゴなんじゃないかと。
でも良い感じに伝わったので結果オーライ👍
そうして数日後、彼女は照れながらウィッグ
を脱いで自然な姿で出勤していました。
彼女の勇気にカンパーイ🍻

また余談ですが、病気だと伝えると途端に
消える人達って結構いますよね。感染する
わけでもないのに。
あれってどういう心理なんだろう?
価値観は人それぞれなので、色々な反応や
受け取り方はあるだろうけれども、自分には
無い感覚なので「どういうこと?!」と思う。

彼女の事を何十年も慕っていた人も、乳がん
と知った途端に離れていったそうです。
かなりショックを受けていました。
その反面、今までそれ程親しくなかったけど
傍にいて励まし続けてくれた人達もいて、
本当に大切な人が分かったとも言ってました。

現代では乳がんに罹っている人が多くて、
自分も決して他人事ではありません。
本人も支える側も辛いですよね。
お互い様の気持ちで皆で励ましあい、
なるべく苦痛が少なく完治出来る、
そんな世界になって欲しいと願います。

あの検査自体マンモグラフィーという
拷問機器ではなくて、苦痛のない方法で
早期発見出来る様になればいいのに🌠


🌱見つけくれてありがとう🌱

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