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介護に魂を売るまで 1  実家、コンビニ編


介護職に転職するまでの経歴を書いていこうと思います。

高校を卒業後、家業の靴屋の手伝いをして
おりました。
個人店の小さな町の靴屋、店舗は住居も兼ねており家族5人でなんとか生計を立てるのがやっと。
私が手伝いをする頃はバブルが弾けて売上はダダ下がり。
数年前に購入したリゾートマンションの借金 5千万もあることから
給料無し、休み無しの状況で働くことに。

5年程経ったある日、
借金の利子を払うのにもやっとの状況を見限って母は蒸発、父は生きる気力を無くし、日々食べることさえ難しい状態になりました。

父は靴屋でしか働いたことがない為、打開策など考えることもできず。
このままでは父と共倒れになってしまう、
そう思い働きに出ることにしました。
これまで実家でしか働いた経験はなく、できることと言ったら靴の販売のみ。

友人の実家がコンビニ経営をしていたので頼み込んでアルバイトとして雇ってもらったのが外で働く、はじめての経験でした。

全く働いたことのない業種でしたが販売業をしていたこともあり、友人の実家ということも手伝って働くことに何ら困ることはありませんでした。

実家の靴屋を手伝いつつコンビニでアルバイトをする日々、体力的に辛かったですが食べるのにも困っていたのでそんなことは言っていられなかった。
余った廃棄弁当を持って帰り父と食いつないでいました。

そんなある日、
友人の父親から
「乞食みたいでみっともない」
と言われたのを今でも鮮明に覚えています。

何も出来ない自分が情けなくて。
悔しくて。
泣きながら廃棄弁当を食べた。

この時、

何処で何をしても生きていけるスキルを身につけたい。

そう決心しました。
22歳の時だったと思います。

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