見出し画像

母はCEO〜必要な仕掛けとは〜

子どもが将来社会に出て、多くの人の役に立つ人間になれるよう子育てする、それが「〇〇家株式会社」の最終ゴールとした時に、その結果の最大化を計るための仕掛けについて考えたいと思います。

子どもが児童〜学生と呼ばれる期間約12年が子育て時期の大半を占める訳ですが、もし日本という環境に身を置いていたら、ひたすらインプットばかりの毎日を強いられているかと思います。
漢字を覚え、数式、化学記号、年号、ひたすら何かを暗記暗記暗記、そしてインプットしたものを「どれだけ覚えてますか?」というテストを繰り返す。これが日本における教育の全てです。

これが悪いとはいっていません。知識を増やす事はつまりデータ量を増やす事ですから、それももちろん必要ですし、やって損はない。
ただ問題なのは、次の2点です。

①インプットしたデータをアウトプットするだけの単純作業だけである
②そもそも与えられているデータだけで、人生が豊かで幸せになり、社会で役に立つのか

結局、人間は脳の働きで感じられる事が世界の全てです。いかに脳を使うか、つまり脳のシナプスをあちこちに結合させて、新しい回路や本来なら繋がらない所に繋ぐ作業をする事で、豊かに生きられる訳です。
これをやらずに単純回路ですむ範囲がAIに取って代わられる範囲になりますが、人間の脳の無限の可能性を引き出せば、AIに追いつかれる事はありません。

暗記したものを取り出してテストするだけの単純作業では単純回路しかシナプスが繋がりません。すると、新たなひらめきも、思いがけない喜びも、何にもなくなりますし、人間より簡単に多くのデータを蓄積し続けられるコンピュータに簡単に負けます。
しかも、文科省の定める教育規範に則ったデータは、本当に現代においても必要なものなのか?も不明なまま、ただ何も考えずに蓄積していく作業をしてるのです。
多少のマイナーチェンジがあっても、私が使っていた教科書と子どもたちの教科書にほとんど変化がない事に驚かされますよね。この知識だけで人生が豊かに幸せになるはずもない。ではどうすれば子どもが豊かに幸せに社会で活躍できる人財になるのか。
そのための仕掛けは大きく分けてたった2つだけです。

①与えるデータは量よりも範囲を増やす
②暗記したものをテストするという単純作業をより複雑化し、脳の基盤スペックを上げておく

この2つを子育てでどうやっていくのか、次回説明していきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?