モンテッソーリ幼稚園
1月から始まったカナダのモンテッソーリ幼稚園。行き渋りなどを心配していましたが、問題なく幼稚園生活がスタートしました。この幼稚園では、18ヶ月から11歳までの子供が在籍、6歳までの子は、年齢に合わせて3クラスに振り分けられ、その子自身の英語力や精神的に準備できていると判断されれば、上のクラスに上がるようになっています。息子は年齢からすると、クラス2でしたが、自閉症の子供への教育経験がある先生が担任のクラス3へ。午後は少し難しい活動をする為、息子はクラス2へ移動します。1クラス15人(息子を入れて男の子3人、女の子12人)に先生が2人つきます。以下が一日の流れです。
7:45-8:30 登園
8:30-11:30 クラスでのアクティビティ(Snacktimeもあります。)
11:30-12:30 外遊び
12:30-13:30 ランチ
13:30-15:00 息子はクラス2でアクティビティ
4歳になった息子自身の成長もありますが、英語のみの環境、また個人を大事にしてくれるモンテッソーリの方針も後押しをしてくれたのでしょう、1月~4月の1学期でたくさんの成長がありました。
まず、対人関係です。息子の口からお友達の名前が出てきたのです。それがとてもとてもうれしくて。日本にいた時は公園でも子供がいるところを避け、よく人混みが怖いと言っていました。息子と同じように外遊びが大好きなスリランカの男の子とベトナムの男の子と仲良くなりました。また、この時期に日本人の女の子が入園してきて息子にとって、心強い存在になりました。まだまだ言語でコミュニケーションを取るのは難しそうですが、周りの人に興味を持ち、遊びたいと思うこと自体が大きな成長でした。また、先生の問いかけも理解し、返事をする姿が見られました。
もう一つは食です。息子は偏食で、自閉症あるあるですが、白ごはんやカリッとした食感は大好き、色がついている野菜は嫌いです。
幼稚園では毎月テーマがあり、それに合わせた食べ物を試食する日があります。ブロッコリー、かぼちゃ、バナナ、マンゴーやグレープフルーツ、家では絶対食べない食べ物ですが、幼稚園ではがんばって食べてきます。そのおかげもあり、少しずつ食べれるものが増えてきました。まずトライして、「これなら食べれるかも」を少しずつ、増やせていけたらいいなと思っています。
こちらでは、バレンタインデーやブラジリアンデー、イースターなどたくさんのイベントがあります。息子がみんなと一緒にイベントに参加をしている様子が写真から伺えました。
また衣服について。幼稚園には基本私服で登園しますが、水曜日のみスポーツの日なので白いTシャツに白短パンです。息子は着る服にこだわりが昔からあります。長袖から半袖への切り替え、半袖から長袖への切り替えがいつも難しいこと、また短パンが嫌いで、Tシャツもお気に入りのものしか着ません。幼稚園では毎週水曜日に白T短パン、またバレンタインデーの日には赤いTシャツを着ていくなどの指定があります。最初は難しかったのですが、だんだんと慣れていき、色んな服を着れるようになってきました。
3月の先生との個人面談。できないことを指摘されるかもしれないと緊張しましたが、息子が先生の指示に従ってルーティンをこなしている、お友達とのコミュニケーションも出てきていると褒めてもらったのです。前の幼稚園では、息子への対応をどうすればいいのかよく相談をもらったのですが、こちらでは、幼稚園では全てまかせなさい!という感じで、息子の様子をしっかり見て、理解し対応してくれているのを感じ、安心して預けることができました。
幼稚園での日々の生活で、強制されるのではなく、息子のペースで徐々に色々なことを受け入れていけるようになったと感じています。まだまだ課題はたくさんありますが、見守っていきたいです。