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同志に届け

とてつもなく唐突な書き出しですが、
私は崖っぷちの社会人大学院生(30)です。

週4日は8時間パートとして働き、
その他は研究室で博士号取得のために研究活動をしています。
土曜の今日も、吹き出物だらけの醜い顔で、パソコンを睨んでおりました。

月給は10万あればいいほう(!)。
考えられますかっ!
三十路で、セザンヌしか買えませんょ。
下着なんて、もう2年は新調できていないので、
もともとそんなデザインじゃないのに、
パンツの前の部分が透けるようになってきて、
「え?」と思いました。
が、まだ履けるので捨てません。
捨てたら1週間のうち、どこかでノーパンの日が出てくるょ♡

こんな極貧学生なので、今日は奨学金の申請書書いてました。
「申請理由」という箇所を書かなければならず、
いろいろ考えを巡らせておりましたら、
申請書には書けないような思いが溢れてきたので、
noteを開きました。


こんな私ですがありがたいことに配偶者がおります(奇跡)。
実家には頼れないので、
夫にはだいぶ負担をかけてしまっています。
結婚式もウェディングフォトもしてません。
去年の夫への誕生日プレゼントは5千円のサウナハットでした。
恥ずかしながら、それが、当時の私の精一杯でした。
本当は5万円の時計をあげたかった。
結婚4年目、子どもだってそろそろ考えたいですが、
人間ひとりを育て上げるなんて、今のわたしには難しい。
いろんなことへの焦り・不安・不満・苛立ちが、
私のこころの大半を占めているような気がする毎日です。

それでもこの分野で、私はきっと役に立てるという、
そのわずかな希望だけで、私は今日も研究室におります。

周りを見るとご実家が太めの院生が多いし、
本当にいきいきと健やかに研究に没頭している人が多くて、
底辺にいる私なんかは嫉妬でどうにかなってしまいそうになります。

セザンヌしか買えず、パンツも透けてきたという同志の方がどこかにいたら嬉しい。
そしてそういう大学院生が報われたらもっと嬉しい…

そんなこと考えながら、申請書書きます。

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