漫画 『七夕の国』の感想
岡田斗司夫さんが実写ドラマ化前に『七夕の国』について語っていたので、原作を読んでみました。
戦国時代から始まるのですが、その後は現代になります。
超能力者の物語です。
主人公の南丸洋二も超能力者なのですが、一生懸命に頑張って小さな穴を開けるくらいなので、何度も見ている知り合いには驚きは全くありません。
本人は自分の特殊能力が何に役立つのか全くわかりません。
主人公が通っている大学に民俗学を研究している丸神正美教授がいるのですが、自分の故郷の丸神の里の「祭り」を単身で調査しに行って、音信不通になっています。
丸神教授は調査に行く前に主人公に自分の研究室に来るように伝言をしていました。
この時点では主人公は丸神教授には会ったことがない。
主人公は丸神教授の研究室に行き、丸神ゼミの人達に出会い、丸神教授探しに同行することになります。
丸神教授は暗号のような文章を残しており、主人公とゼミのメンバー達は解読を試みます。
ネタバレですが、いくつか説明します。
丸神の里の祭りの「七夕の祭り」は何百年も続いているのですが、毎年太陽暦の6月に1週間行われます。
これは夏至の前後の七日間の夕暮れを指しています。
普通の七夕は織姫と彦星が年に1度だけ会う儀式です。
丸神の里の七夕は里の人たちが宇宙人と出会う儀式なのです。
しかし何百年前に来たけれど、その後は来ていないのです。
もう1つ重要なアイテムとして、丸神の里の地形のミニュチュアがあります。
丸神教授はゼミ生の1人に(多賀谷守)にミニュチュアの製作を依頼します。
このミニチュア作りが宇宙人と丸神の里の謎を解明に役立ちます。
他には「旗のデザインの謎」があるのですが、これも読者には説明されるまで分からないと思います。
しかし、この謎はネタバレしないことにします。