吹奏楽部ってなんか気持ち悪くない?っていう話
自分は中学生のとき吹奏楽部だった。大会で良い成績を残したこともない、弱小のよくある公立中学の吹奏楽部って感じの部活だった。練習がハードなわけじゃなかったし、死ぬほど嫌な思いをしたこともなかったけど、後になって自分は吹奏楽部というものを気持ち悪いと思った。
もちろん全ての吹奏楽部が気持ち悪いと言うつもりはないけど、というかなんなら自分の経験でしか語ってないから全く説得力がないけど、それでも吹奏楽部ってなんか独特な気持ち悪さを纏ってない?っていうことを言いたい。なので、自分が「吹奏楽部ってここが気持ち悪い!」を3つ紹介したい。
顧問が絶対的存在すぎて部活が宗教になる
まず言いたいのがこれ。なんか顧問の言うことが絶対!みたいな独特な雰囲気があるから、部活が顧問を教祖とする宗教と化す。もちろん吹奏楽部に限らず顧問の存在は絶対的なんだけど、吹奏楽部にはあって他の部活にないような、顧問に心酔しないといけないみたいな特有の雰囲気があると思う。
自分が所属していた吹奏楽部の顧問は音大出身らしかったけど、吹奏楽に関する知識は少なかったから吹奏楽の指導者として高い能力がある人間ではなかったと思う。けど、みんなその顧問の信者みたいになってたし、顧問が音楽室に来る時は部員がドアを開けてあげることが暗黙のルールになってた。それぐらい異様なまでの顧問の絶対的存在感が強かった。
当時はそこまで変に思っていなかったけど、今考えるとあのときの顧問と部員の関係性は普通じゃなかったと思う。部活の指導をしてくれる先生へのリスペクトから明らかに逸脱した何かがそこにあったと思う。
自分の姉も吹奏楽部だったけれど、話を聞いたり演奏会を見に行ったりした感じだと同じような宗教感が姉が所属していた吹奏楽部にもあったと思う。
本当になんなんだろうなこれ。自分の部活と姉の部活しか知らないからn=2のデータから判断した、とてつもなく説得力がない意見だけど、やっぱり吹奏楽部にはそういう宗教っぽさがあって気持ち悪いと思う。
人間関係がキモい
吹奏楽部は基本的に大人数だから、人が多ければ人間関係のいざこざも多いのは仕方ないとは思う。けど、それを考慮しても吹奏楽部はそういういざこざが多くてキモいと言いたい。
自分は男で、数少ない同学年の男子の友達としか深く関わっておらず、いざこざに巻き込まれることはなかった。まあ「女子だから」とかいう個人を見ずに属性で人を見るようなことは言いたくないけど、やっぱりそういう人間関係の問題が多いのは吹奏楽部に女子が多いからだろうか。
例えば実際にあったのは可愛くて楽器も上手い女子に対するいじめとか、楽器が上手い後輩に対して同じ楽器の先輩が必要以上に厳しく当たるとか、一軍っぽい女子とそうでない女子との分断とか。
中学生だったらまだ大人じゃないしそういう問題が起きるのはしょうがないと言えなくはない。人間関係で色々悩むのも人生経験というか社会勉強なのかもしれない。でも、やっぱり吹奏楽をやりたくて吹奏楽部に入ったのに音楽以外で悩むことが多くなるのはうーん…って感じる。上手く説明できなくて申し訳ないですが。
謎の団結力と誇り
吹奏楽部の人って謎の絆ない?ただ同じ部活の仲の良さとはまた別の、側から見たらちょっと寒くななるような団結力。吹奏楽部であることに異常に誇りを感じてそうというか、吹部が他の部活より上!とまでは思ってなさそうだけど、「吹奏楽部はちょっと特別なんだよね」とか思ってそうというか。
まあこれは正直言って自分が大学生にもなって未だに捻くれの精神を持ってるから、そういう団結してるのを冷笑したいみたいな痛いこと思ってるからかもしれない。でも、吹奏楽部ってなんか吹奏楽部であることをやたら強いアイデンティティにしてる感じがして鼻につくなと思ってる人は他にいるんじゃないかなと思う。
別に自分は吹奏楽部だった当時、そんな誇りは感じたことなかった。男子の吹奏楽部は珍しく、マイノリティ側であるという自覚があったからかもしれないけど、吹奏楽部であることをそこまで誇ることはできないと思ってた。運動部で頑張ってスポーツやってる人は偉いなと思ってた。
これはうちの高校だけかもだけど、合唱コンクールで合唱部を差し置き、吹部が「お、私達の出番ね」みたいな感じで出てきて「うぇ〜」って思った。
まとめ
まあ色々言ったけど吹奏楽部に入ってる人が悪いと思ってるわけじゃない。でもなんかこう、「吹奏楽部」というものに対して嫌悪感はどうしても覚えてしまう。あとまあなんか「吹奏楽部に入ってる、女子の間でも普通に溶け込めちゃうような男子って、まるで自分の股に象さんが付いてないみたいな振る舞いしててキモいよね」みたいな思想を持ってるから、そういう個人的な考えも影響しちゃってるかも。
別にこれを書いたからといって何かが変わるわけでもなんでもないんだけど、なんとなく文章にしたかったから書きました。これを見て不快に思う人がいたらすみません。そして、最後まで読んでくれた人がいたら、下手な文章を読んでくださってありがとうございます。