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あとからごめんねはずるい

もうすっかり大人になった息子がふと話した
「あとからごめんねはずるいよね」

「何か言ってしまった後に、後からごめんねって言えば許されると思ってる人ってずるいと思う
だから俺はそれはなし」
本当にそうだよなーと思った
「お母さんの事じゃん」
思わずそう言ったけど、それにも
「違うよー。よくあるじゃん、そう言うこと!」
そんな事を言ってくれたけど、それは完全に私だ…

子供達がまだ一緒にいた頃、私はまさしくそればかりだった
「お母さんが言い過ぎたよ。ごめんね」
そう言えば優しい子供達は
「大丈夫だよ。俺が悪かったんだから」
そう言うしかないとわかっていて、自分が許されたくて、らくになりたくてよく謝っていた
それから私は仕事に於いては別だけれど、家庭では何か言い過ぎたとしても謝らない
そう決めてからは感情に任せて何かを言うことはほとんどなくなったと思う
だってもう謝れないから…
何か物事が予想外に起きてしまった時などはもちろん後からきちんと謝るけれど…
 
すっかり成長した子供達に教わる事の多さったらないな…
 

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