子の巣立ち2024春
約30年にわたる子供達との生活が終わった
1番下の子供は私には信じられないくらいの大学受験を突破し、ものすごい勢いで巣立っていった
兄弟で歳の離れた子供達との生活は忙しさという甘い蜜のようなご褒美をくれ、お陰で私は自分の人生に何の手立てを打つ事もなく、来年は50歳になる
何年も前からはっきりと気づいてはいたのだ
子供達が巣立っていった時、このままではまずいと…
でも何かを準備をする事はなかった
きっと賢明な人は計画的に学び続け、今の私のようにはならない人生を送っているだろう
でもこれが私なのだ
いろいろな事が絡みあって今の私がいる
なぜ準備をしなかったのか
1つは子供の夢の実現の為に必要な受験の応援、私がすべきと思う事を淡々と行っていた為
1つは天職だと思い込み必死に勤めた職場を、身体も気持ちもバランスを崩して辞めた事とそれによって起きた転職で更にバランスを崩し、そして更なる転職で今の職場に入った為、自分に余裕がなかった
でも今年の春、あんなにも長かったトンネルをグルングルンとでんぐり返しをしながら抜けたら突然、海が見える草原のような所に飛び出てしまったようなそんな感覚
「さぁ、あなたはここからもう自由ですよ!
あっ、でも子供さんの生活を支えるお金は稼いでくださいね!」
こんな事を誰かに突然言われた気分…
あっ、これを言ってる正体は夫かも…
実際には何も言われてないけど…
こうして始まった私の新しい人生!
子供達も私の新しい人生を「楽しんで!」と応援し私が寂しがっていないか心配してくれるけれど、そんなにも簡単に新しい人生が始められる訳もなく、寂しい様子を見せる訳にもいかず、例えるなら、1人静かに海に浮かび、顔だけは清々しく、足はバタバタとさせているのです
だから本当の気持ちを書いてみたい
これからそう思って書いてみます