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愛があるなら
ライブシアター栗橋がなくなって、4ヶ月も経ったんだね
マロンはすっかり家にも慣れてきてしまったから、嬉しくもさみしくも月日の流れを実感する。
栗橋の倉庫にあった荷物全部、まだまだ開封できていないよー!
荷物が多すぎて母親に不審がられてしまった。
私は親の前ではフリーターなんだった。
うちずっと教員家系で厳しくて、
フリーターってだけで泣かせてしまっている。
言えないんです。絶対。ストリップのこと堂々と言えない事が悔しいけど。
私の親に会ったことあるいちじく姐さんを話題に出して(姐さん実家に遊びに来てくれた😭♡)ほらあの可愛い人!あの人はアイドルしていて衣装多くて家にしまいきれないらしいの、一部それを預からせて貰っているんだ💦多いよね💦といって、ぁあ〜!あの可愛い子ね!アイドルは大変だね〜!と納得してもらってる。
いちじく姐さん、とてもありがとうございます🙏😢
こんどパフェ奢らせてください😭
お手紙はね、あとポラ袋に書いてある文字や絵達も、これだけはお気に入りのベルベットの大きなポーチに閉まっておいてある
全部大切に持っていて、こっそり読み返して、勇気を貰っております。
わたしとっても嬉しくなるんだ
うれしいうれしい嬉しんぼ!!!
これに比べると山岡さんの鮎はカスや
踊ると決めて、それに向かってレッスンにも力注げて、私なりに愛を込めた🍙
見て貰えて嬉しかったな
でも劇場が無くなってしまった
嬉しくて悲しい年だった。
紡木たく
という漫画家の
かなしみのまち という作品で、
別れを恐れるのは
そこに愛がないからだよ
という台詞がある。
読んだのは10代の頃で、その頃はその意味があまり理解出来なかったけれど
なんとなく今なら分かるような気がする。
マロンと暮らしていて、
やっぱりいつかはきっとお別れが来てしまうと思うけど
想像できないけど、したらとてもさみしい
でもマロンには今までもこれからも、もっともっとずっとマロンの時間があって
ただ偶然そこに私もいるだけで。
毎日栗橋の劇場にいて、夜はスタッフさんの家に帰る日々を送る今までのマロン🐱
今はこの家でいっぱい遊んで走って食べてぶりぶりウンチ💩してぐっすり眠って、
人間の私には分からないマロンの感情や
哲学もあるかも
環境が変わっても、今までと変わらず
ずっと精一杯生きている。
劇場だってそうで、
栗橋の社長に楯突いてしまった事もあるけれど、わたしにとってやっぱり大好きな場所で
でも私が過ごした時間は僅かなんだと思う程、
色んな人達の愛も夢も、
勿論光あれば影もあるので
苦悩とかも、
なんかもっともっと言葉にできない感情達もきっと沢山あった
それらをずっとずっと長い間見守っていた劇場
そんなストリップの歴史が詰まった場所。
そこに偶然わたしがいただけ。
(な、なにがいいたいんだ?となってるよねきっと)
あせあせ💦あちゃあちゃ💦
もう劇場は無いのに
あの外されたミラーボールも、取り壊された舞台袖の壁も、劇場の見る影もない姿を見ているのに、
実はまだあるんじゃないか、本当は栗組でお正月公演に向けて案を練っているんじゃないか
休みがちで最悪の形で参加する私の意見も取り入れて貰えるなら、栗組で笑点がやりたいなー!なんて、
夢見てしまう。
思い出す栗橋の劇場は、あいも変わらず
ボロくてあったかくてやさしくて、
でも本当に、栗橋は乗りたくなーい!って踊り子さんもいてもおかしくない程、楽屋も舞台袖もボロかった。
天井から謎の生き物の壮大な足音。虫も降ってくる。
雨の日は勿論雨漏り。
夜ステージで練習していましたところ、突然滑る!!なぜ??雨漏りでしたわ。
出番の時だって、今日床滑って危ないなと思ったら雨漏りしていたからタオル持って行って拭いたりして😂
それ見て笑ってくれるお客さん達がいて
そんなことも全部全部愛おしかった。
思い出してこんなに幸せな気持ちになれる。
自分自身が忘れない限り、
存在が無くて二度と会えない、二度と見れない、二度と聴けない、二度とそばに感じられなくても
まだまだ関係は続いていく。
私が思い出す度、また会える。
愛があるからだと思える。
ストリップの照明で働き初めてすぐの時、デビュー週に出演して以来姿を見なくなった踊り子さんがいた。
どんなお名前だったのか、どんな衣装だったのか、記憶は朧気だけれど、
その踊り子さんのベッドショーを私はずっと覚えている。
『カラダの外側剥がし
どこか遠くへいけるでしょう』
そんな歌詞で服を脱ぐ
黒い長髪がまっすぐで
キラキラ光るピンクの肌に伏せた長いまつ毛がとても綺麗で
当時踊り子さんになりたくても自信のなかった私にはそれが凄く羨ましかったのもあるけれど、でもそんなこと以上にやっぱり美しくて、格好よくて、生きている美しさ、光る肌に人間らしさを感じて
とってもととっても素敵で、
照明室で密かに泣いた。
もう7年も前の事なのに
彼女の踊りをずっと覚えている。
私のステージも、誰かの中で残っていてくれたらいいな
そんな風に願ってお化粧をした8月の栗橋。
誰かの心でまた踊れたら嬉しい。
こうして書いている間にも、横にはトロトロ眠そうにしているマロン🐱
いつかマロンがいなくなってしまっても、また会えると信じている。
私 が消えてなくなっても、マロン!いつの日か、いつでもいいからたまに思い出しておくれ
なんとな〜く
身勝手かもしれないけど
愛するということが分かったような
2024年でした。
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栗橋ラストに向けて作ったショーの演目、
Maramata 🌿
お写真をカメラマンの松田優さんに撮って頂いたので載せることにします
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