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やる気に火をつける「学級経営」~細かい技術編~

こんにちは!長縄430回、漢字50問クラス平均99点以上、学校生活アンケートでの満足度95%以上の学級経営をしているオサリバンです!

このシリーズでは、子どものやる気に火をつける「学級経営」について自身のアイデアやマインドなどについて発信していきます。

ぜひアレンジして活用してほしいと思います。よろしくお願いいたします!



細かいけれど、日々で差がつく・・・かも?

毎日の学校生活の中で、「細かいけれど、結構大切」だと思うことがある。
これらはわたしの備忘録でもあり、もしよければ参考にしてもらえればうれしく思う。レッツスタート!


①毎朝、黒板にメッセージを書く

連絡事項は前日に済ませておく。よく、がっつりあーしろこーしろ的な指示や連絡が黒板に書いてあるクラスを見るが、朝から情報過多。子どもは見ない。

基本的には「温かいメッセージ」を書く。前日の素晴らしい行動をピックアップしてもよいし、クラス全体への前向きなコメントでもよい。たまに五・七・五で気持ちを書いたり、クイズを出したりすることもある。朝から子どもに「安心感」を振りかけてあげよう。

これはもちろん卒業式の日限定

②朝の会と帰りの会は、子どもたちだけで進める

しっかりと子どもたちに趣意説明をする。二つの会は自分たちの会であること。したがって、担任の指示がなくても始めて、終えられるようにすること。それが日直とクラスにとって、「自立」の一歩になること。

これができていると、本当にクラスが頼もしくなる。担任が電話対応やら子どもの対応やらで教室に行くのが遅れたとしても、着いたら会は終わっていて自主学習をしている。

結果ではなく、自分たちで考えて行動した「過程」をしっかりと褒めていく。もちろん、そのあと呼名や健康観察などはする。

朝の誰もいない教室は神々しい

③担任がいないとき、何をするか決めておく

最近は一人一段端末が整備されたので、この辺のバリエーションはかなり増えた。これも「自立」の一歩。

  • 読書

  • 漢字練習

  • e-boardで予習や復習

  • タイピング

  • 調べ学習

  • 教科書で予習や復習

挙げたらキリがないが、これらを「自分で選択」することが大切。受け身ではなく主体的になれる。なので、担任は極力指示はしない。これも安定してくると、担任が休んだとしても子どもたちは自分で考えて行動する。

翌日、補欠に入ってくださった先生から賞賛の声が届くことだろう。

遊びには注意

④机の横は、何もかけさせない

手提げ、絵具セット、書写セット、体育着の袋、赤白帽子、白衣、謎のビニール袋・・・

見た目も乱雑になるし、歩くときや掃除をするときに結構邪魔になる。
なので、基本的には「机の横には何もかけない」をルール化する。

押しつけても仕方がないので、一旦全員に何かしらを机の横にかけさせる。それを客観的に見て、どう見えるかやどう思うかを考えさせる。写真を撮ってビフォーアフターを見比べてもよい。すると大体「ない方がよい」となる。

もちろん、授業ですぐ使う時や事情によってはOKとしている。
これで、常にすっきりした見た目の教室環境になる。

新年度の状態をキープ

⑤ロッカーや靴箱の番号は縦に振る

最近はいじめや防犯などの観点から、下駄箱やロッカーには記名せず番号を振る学校がほとんどだと思う。ここで、子どもへの気遣いを一発。

出席番号って、毎年そんなに前後しない。これを踏まえる。
番号を横に振ると、下駄箱にしてもロッカーにしても、前半の子は毎年上段の使いやすい場所を使用できる。一方、後半の子は毎年下段の使いづらい場所を使用することになる。

子どもは気にも留めないかもしれないが、個人的に名前による順番はどうしようもないことなので、こちらが配慮するしかないと考える。

そこで、番号を縦に振る。こうすることでランダムになり、かなりの子が翌年使う場所が変わってくる。これも一つの公平。

1番の人は安定か?!

⑥放課後、教室の掃除をする

掃除の進め方やシステムが安定してきた時点で、担任は掃除を手伝わないことにする。子どもの成長する機会を奪ってしまうからだ。

その分、放課後に大人の目線でしっかりと掃除をする。
「子どもが掃除した後だから、すでにきれいじゃない?」
そう思う人もいるかもしれない。

しかし、意外とゴミが落ちているもの。実際、ちりとりにはかなりのホコリが集まる。これで翌日、子どもたちはきれいな教室で一日を始められる。

掃除を手伝わないが、放課後に担任が掃除していることは、子どもたちにも伝えておく。これまで納得していない子はいなかった。

担任がガチ掃除

⑦最後の授業終了後、そのまま帰りの会をする

かなりの割合で、全員が帰る準備をしてから「帰りの会」を始めていると思う。日直が前に立っているが、ガヤガヤしていて始められなかったり、準備のスピードが一人ひとり異なるのでタイムラグが生じたり・・・。

このような状況になって、わたしもイライラしたことがあった。

そこで、最後の授業が終わったら、みんなが座って落ち着いているその状態で帰りの会を始めてしまおう!と思い立った。

すると、スムーズに帰りの会に入ることができ、無駄な時間がゼロになった。

しかも、「さようなら」をした後に、一人ひとりが帰る準備を焦らず落ち着いてできるのもメリット。これもひとつのWin-Winだと感じている。お試しあれ。

机の整理も忘れずに

まとめ

今回は全部で7つの「細かい技術」を紹介した。
日々の通り過ぎてしまいがちなポイントに、意外と改善点が隠れているもの。

わたしは昔からRPGが好きなので、隠し通路や隠し宝箱を見つけるような気持ちで毎日を過ごしている。学級経営に終わりはないので、たくさんの隠し通路や隠し宝箱を見つけ続けていきたいと思っている。

中身はいかに?!

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