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[読書録]明日、機械がヒトになる ルポ最新科学(海猫沢めろん 著)

ヒトと機械の境界が溶け始めた!

 テクノロジーの発展により、様々なものがデジタル化・機械化していると感じている人がほとんどだと思います。

 かつてのテクノロジーは人間が一方的に使うものでしたが、これからは人間がテクノロジーに使われるようになってくることも想像できるでしょう。
 例えば、動画やネットショップのおすすめなどテクノロジーにコントロールされている感じがあると思います。

「今、この世の中では、人間が機械化し、機械が人間化しているのではないか?」と著者は思ったそうです。
そもそも人間の定義とはなにか?
「言葉を交わし、意思や心を持ち、生殖活動によって増え、芸術をつくり出す」ということが人間をされてきましたが、これらを機械にもできるとしたら・・・。

本書は、人間と機械の境界線はどこにあるのか、こうした疑問から7人の科学者に取材したルポです。

1章SR、2章 3Dプリンター、3章 アンドロイド
4章 AI、5章 ヒューマンビッグデータ
6章 BMI、7章 幸福学

 2016年出版ですが、今でも興味深い内容です。最近ではチャットGPTの登場でAIの勢いがすごいですね。文章を書いたり、絵を描いたり、当時からの発展具合を感られるかもしれません。

 個人的には人と機会の違いに自由意志があるかないかという議論で、人は考えてから行動しているのではなく、行動することで後から脳が反応しているかもしれないというところが、気になりました。
 英語では体の構造をメカニズムなんて言います。ヒトと機械の境界が解けていく。

これからの技術の発展に遅れないように、していこうと思います。


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