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[読書録] 私の本棚

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[読書録] として記事にした投稿をまとめたマガジンです。
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記事一覧

[読書録]HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング(岡田隆 著)

[読書録]HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング(岡田隆 著)

大胸筋が歩いてる

 「睡眠」「食事法」ときて、今回は「運動」についての本を読みました。 

 初めの一言は、バズーカ岡田として動画配信される際の自己紹介です。
 本書は、日体大の岡田先生がHIITというメソッドを使った筋トレ法を教えてくれる本です。
 HIITというメソッドは筋力アップはもちろん、心肺機能の向上もできます。また、短時間(最短4分)ででき、特別な器具も必要ないので、忙しくてジムに通

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[読書録]「空腹」こそ最強のクスリ(青木厚 著)

[読書録]「空腹」こそ最強のクスリ(青木厚 著)

みなさん胃腸に休息を与えていますか?

 生活をシンプルにいようと「禅」「ミニマリスト」「片づけ」の本を読み、自分にとって大切なものに注目するという考えを学びました。
 また、健康について学ぶため、「睡眠」の本を読みましたので、今回は「食事法」の本について記事を書いていきます。

 本書は糖尿病の専門医である著者が、患者を診てきたことや自分の病気で考えたことまた、「オートファジー」というノーベル賞

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[読書録]スタンフォード式最高の睡眠(西野精治 著)

[読書録]スタンフォード式最高の睡眠(西野精治 著)

睡眠は量より質

 これまで「禅」「ミニマリスト」「片づけ」「アドラー心理学」とnoteで記事にしてきて、部屋も考え方もシンプルになってきたと思います。
 そこで、さらに生活の質を向上させるため、「睡眠」「食事」「適度な運動」について、勉強しようと思っています。

 今回紹介するのは「睡眠」に関する本です。
 睡眠の研究の原点であるスタンフォードの教授が「最強の眠り方」を伝授する本、と商品説明より

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[読書録]嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健 著)

[読書録]嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健 著)

 ”人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである”

 本書は、世界的な大ベストセラーになったので、読んだことがある人も多い本だと思います。noteでも多くの人が記事を書かれています。
 アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)について、青年と鉄人の対話形式で話が進んでいきます。
 どうすれば人は幸せに生きることができるかという哲学的な問いに、鉄人がシンプルかつ具体的な答えを提示してくれます。

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[読書録]人生がときめく片付けの魔法(近藤麻理恵 著)

[読書録]人生がときめく片付けの魔法(近藤麻理恵 著)

”片づけをしたことで、人生で何がいらないか、何をやるべきで何をやめるべきかが、はっきりとわかるようになる”

 過去にnoteで記事を書きました「手放す練習」(ミニマリストしぶ 著)の中でも紹介されていました本書を読みました。
 日本だけでなく海外でもベストセラーになったので読んだことがある人も多いと思います。

 本書では、片づけオタクを自称する著者が、実践する片づけ方法と考え方が書かれており、

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[読書録]手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択(ミニマリストしぶ 著)

[読書録]手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択(ミニマリストしぶ 著)

モノを手放すことで人生に”余白”をデザインする

 これまでに禅僧の桝野俊明さんの本をnoteの記事にしてきました。その内容からミニマリストの考え方に近いのではないかと、思い本書にたどり着きました。

 本書ではお金持ちはモノが少なく、貧乏人はモノが多いということから、話が始まります。著者自身、実家が自己破産する前はモノが少なく、自己破産後はモノが増えたそうです。
 ものであふれ、足の踏み場がなく

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[読書録]残業の9割はいらない(本間浩輔 著)

[読書録]残業の9割はいらない(本間浩輔 著)

ヤフーが実践する幸せな働き方

 2017年「働き方改革」ブームの中、著者が役員を務めるヤフーの取組みについて、どう向き合ったかが書かれている本です。

 著者は、本書で残業の減らし方を解説するのではなく、「アウトカム(成果)」で社員を適正に評価する「正しい成果主義」に基づいた働き方の試案を提示したい”と書いており、ヤフーが導入した「週休三日制」の課題などについて著者のこれまでの経験を踏まえて書か

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[読書録]限りなくシンプルに、豊かに暮らす(枡野俊明 著)

[読書録]限りなくシンプルに、豊かに暮らす(枡野俊明 著)

余計なものを削ぎ落としてシンプルに生きる

 著者の書籍紹介は「心配事の9割起こらない」に続き2作目です。
 禅僧である著者が、「心のメタボ」不安や心配事、執着心をそぎ落としシンプルに生きる禅の考え方を教えてくれる本です。
 禅の考えといっても、多くの人が抱えているであろう身近なことについてわかりやすく書いてくれています。
 1テーマが2ページ程度で書かれていますので、読みやすく、いろいろなテーマ

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[読書録]コンビニ人間(村田沙耶香 著)

[読書録]コンビニ人間(村田沙耶香 著)

居心地のいい場所は人それぞれ

 主人公は幼い頃から周りとの価値観が合わない女性。その価値観のズレに悩み、自分の居場所を見つけられずにいました。

 大学生になり始めたコンビニバイト、コンビニ店員として決められたことをこなしているときは、世間から見て「普通の人間」になれたと思え、そこが居場所になった。
 ただし、一歩外にでると、「普通の人間」とは、どんな人かさっぱり理解できずにいた。
 また、年齢

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[読書録]楽観論(古市憲寿 著)

[読書録]楽観論(古市憲寿 著)

楽観とは、腹をくくること

 本書をたまたま見つけ、電子書籍で購入しました。
 著者は、社会学者とも紹介されるこがある通り、世の中をいろいろな視点から見ていて、新しい見方とさせてくれます。

 メディアなどでの発言に賛否はあるようですが、視野を広げてくれることを期待して読みました。

 世の中には悲観的なニュースがあふれ、連日報道されています。悲観的である方が、見る人をひきつけるからですが、それら

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[読書録]人は見た目が9割(竹内一郎 著)

人は見た目が9割 いわずと知れたベストセラーです。
読んだことがある人も多いと思います。

ざっくり紹介 

タイトルだけでは、顔の形や体型の話かと思った人もいるかと思います。
本書では、言葉以外の情報を「見た目」としています。

本書の見た目:
 顔の形やひげ、髪型などの外見だけでなく、顔や声の
 表情、行動、仕草、色、距離、マナーなど

 研究では情報伝達には言葉以外の要素が多いことを示しまし

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[読書録]明日、機械がヒトになる ルポ最新科学(海猫沢めろん 著)

[読書録]明日、機械がヒトになる ルポ最新科学(海猫沢めろん 著)

ヒトと機械の境界が溶け始めた!

 テクノロジーの発展により、様々なものがデジタル化・機械化していると感じている人がほとんどだと思います。

 かつてのテクノロジーは人間が一方的に使うものでしたが、これからは人間がテクノロジーに使われるようになってくることも想像できるでしょう。
 例えば、動画やネットショップのおすすめなどテクノロジーにコントロールされている感じがあると思います。

「今、この世の

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[読書録]人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか(森博嗣 著)

[読書録]人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか(森博嗣 著)

 仕事での判断はいつも客観的ではなく、関係者と落とし所を探しながら判断しています。
 結論に至る過程での自分の考えとのズレは、ストレスであり、それは感情を持つ人間だからでしょうか?
 そのストレスをなくすため、仕事をしやすくするため、いろいろな考えを知りたくて本書を読みました。

 本書は主観的で具体的で感情的になりがちな人に抽象的、客観的な考えについて著者の考えを教えてくれる本です。ただ本書自体

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[読書録]正欲(朝井リョウ著)

[読書録]正欲(朝井リョウ著)

価値観が揺さぶられる本

 人それぞれが持つ価値観とは何か、多様性と言って少数派の人を受け入れば問題は解決するのか、多様性に正面から向き合い読者自身に多様性とは何か問いかける本です。

 価値観というと日本では昭和的価値観(男性の場合、いい学校、いい会社、猛烈に働いて、結婚して、家を買って、子供を育てる)がそれにあたると思います。
 ただ、令和においては、ワークライフバランスや生活の質ということや

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