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私の文具の使い方と筆箱紹介

文房具好きは筆箱紹介が好き。

使う人が文房具を厳選した筆箱には、文房具の使い方や文房具への考え方が顕著に表れていて面白い。

たくさんの人が筆箱紹介をやっていて、自分もやりたいと思ったので筆箱紹介をします。

筆箱の中身はよくコロコロと変わりますが、紹介するのは原稿を書いた時点での筆箱です。

筆箱とその中身


◎筆箱

筆箱

まずは、中身を入れる筆箱そのものを紹介する。

使っている筆箱はAYANOKOJIのTAWARA型がま口ペンケース

私は、

  1. 開閉が簡単

  2. 中身が一覧できる

  3. 中身が取り出しやすい

この3つの点において使いやすいペンケースが好き。サッと開けて、サッと中身を出すことができ、作業を邪魔しないのが理想。

TAWARA型がま口ペンケースはがま口なので、ワンタッチでガバッと大きく口を開くことができてとても便利。大きい開口部は中のペン類がどこにあるのか見やすく、ペンを取り出すのもスムーズだ

開口部が布だと、長時間開けたままにしていて、へたって閉じたりする場合があるけど、がま口は金属のフレームが入っているから、大きい開口部が開いたままの状態を維持できるのも良い所。帆布なので丈夫だし、かなり大容量

使っていて気になる点を挙げるなら、ワンタッチで開いてしまうがゆえにカバンの中などで勝手に空いてしまうときがたまにある点。

中身をパンパンに入れていると開きやすい状態になるけど、中身を入れ過ぎなければめったに勝手に開かない。

あと、削り始めの長い鉛筆は筆箱に入らないのも少し弱点。

◎中身の基本構成

次はお待ちかねの筆箱の中身の紹介に入りたいのですが、その前に筆箱の中身の基本構成についても紹介。

私が筆箱の中身を選ぶ際、一番重要視するのは自分の文具の使い方。それに合わせて中身を選んでいって便利な筆箱を構成します。

私は学生なので、文房具の活躍する場面は主に板書。自分のノートの取り方に沿って筆箱の中身を選ぶ。

基本構成は、

・消しゴム
・えんぴつ(鉛筆、シャープなど黒鉛系の筆記具)
・暖色系のペン(ボールペンなどの色ペン)
・寒色系のペン(ボールペンなどの色ペン)
・黒ボールペン
・その他

ノートは3本程度のペンでまとめていて、えんぴつと暖色系のペンと寒色系のペンの3本を使う。

暖色系、寒色系のペンとしてボールペンや万年筆、サインペンを使っています。使い勝手がいい色ペンならばボールペンのみならず、様々なペンを使うようにしている。

重要事項はこういう色のついたペンを使っていて2色あれば十分に色分けできる。暖色が最重要事項、寒色は重要事項といった分け方をしてる。

暖色と寒色という分け方の理由は、赤やオレンジ、水色や緑など様々な色を使いたいが、ただ乱雑に多くの色を使うだけだとノートを見返したときにわかりにくいので、ある程度は色によって役割を決めたかったからと、一回の授業で使う色の数を少なくしたかったから。

様々な色のペンを筆箱に入れるが一度に授業で使うのは暖色系と寒色系のペンそれぞれ一本ずつで、合わせて2色だけしか使わない。

あとは、消しゴムで消せるシャープや鉛筆も板書に使っている。当然、消しゴムも筆箱に入れている。

個人的に太い線の引けるペンが好きなので、太い線でも文字が潰れないように大学ノートではなくA4の5mm方眼のノートを愛用してる。

太い線の筆記具は力を入れずに滑らかに書けて、作業が楽になる。

マルマンのスパイラルノート(A4、5mm方眼)を使うことが多い


ただ、授業ではプリントなどを使うことも多く、その時には細く書ける筆記具も必要になる。

他にも、油性インクのボールペンも1、2本程度入れるようにしている。

その他の中身は替え芯等であり、後で詳しく紹介する。

ノートのまとめ方や大まかな中身の分類についてはこの辺にして詳しい中身の紹介を始めます。


◎えんぴつ(黒鉛系筆記具)

えんぴつ(黒鉛系の筆記具)について紹介する。自分は最もよく使用する筆記具なので、たくさんの本数を入れている。使うペンを切り替えるのは気分転換にもなるし、作業によって使い分けることもある。

○鉛筆

鉛筆

一番使っているのは鉛筆で、軽くて疲れにくいのと、サラサラとした滑らかで楽な書き心地が好み。

前にも書いたように5mm方眼ノートを使っているので、鉛筆の芯先がまるくなって線が太くても問題ない。

筆箱に入れているのは、

・9850番鉛筆 HB
・ハイユニ 2B
・モノ硬筆書写用鉛筆 4B
  (東京スライダの鉛筆補助軸ツイン)


の3本。

9850番はHB。硬度の割には柔らかく軽い書き味が好き。消しゴムもついていて安心。スムーズに書けて運筆がとても楽

ハイユニは2Bを入れている。滑らかでありながら芯の減りも早過ぎず、バランスがとれていて使い勝手がいい。

モノ硬筆書写用の4Bは書き心地がものすごく滑らかで本当に気持ちよく書ける。短くなってきたので東京スライダの鉛筆補助軸に入れている。適度な重量があって太いので書き心地がさらによくなった気がする。

○シャーペン

シャーペン

シャーペンは2本入れている。鉛筆より細書きできるし、スッキリした字が書ける。

いつも自動芯出し機構のあるものを入れがちだけど、気分で色んなものを使っている。

入れているのは、

・オートマック
・p365

の2本。

オートマック自動芯出し機構がかなり便利。鉛筆に慣れるとシャーペンのノックを忘れる時があるのでノックしなくていいのは楽。ダブルノックで自動芯出しだから、ボールペンのように扱える。

自動芯出し機構があるけれど、金属軸で耐久性が高いので落としたり、多少雑に扱っても壊れない。オレンズネロと比べられることの多いペンだけど、オートマックは耐久性の面で優れていると思う。

もう1本はp365太軸で、極端なほどの低重心だから書いているときの安定感は抜群。低重心のおかげで手にかかる重量の負担もあまり感じず、疲れにくい。

○芯ホルダー

芯ホルダー

芯ホルダーも入れている。鉛筆が好きな自分としては、太い黒鉛芯をプラや金属のしっかりとした軸で使うのも好き。

使っているのはコヒノールの9209。2mm芯ホルダー。

コヒノールの芯ホルダーはノックが軽いのがすごくいい。9209はプラ軸だけど、内部は金属製なので程よく重みがある。三角軸も持ちやすい。ユニの4B芯を入れていて、特に芯を削ったりもせずに丸い芯先の滑らかな書き味のまま使っている。

◎消しゴム

消しゴムについても紹介する。レーダー学習用4Bという消しゴムを使っている。

これは小学生向けの学習用消しゴムだが、とても使い勝手がいい。

レーダーといえば消しゴムの中でも人気製品だが、レーダー学習用はそのレーダーの欠点を無くしたような消しゴム。レーダーは折れやすいのが欠点だけど、レーダー学習用はレーダーより折れにくい消しゴムで、それでいてレーダーの高い消字性を保ってる。

さらにレーダー学習用は小学生向けだから、鉛筆の濃い筆跡も簡単に消すことができる。消しゴムのカスもそこそこまとまり、あらゆる面で高性能なバランスのよい消しゴム。ただ、スリーブに書かれた「小学生」の文字が少し恥ずかしい。

◎色ペン

暖色系、寒色系ペンを合わせて、色ペンとして詳しく紹介する。

個人的な好みで、水性インクの滑らかでスルスルとした楽な書き心地が好き。水性系のペンをたくさん入れている。

水性インクは紙によっては裏抜けなどが気になるけど、自分は裏抜けしにくいノートを選んでいるので心配の必要はない。

エナージェルとサインペン

ボールペンはエナージェルを使っているが、純正ではない軸にリフィルを入れている。
暖色系としてオレンジ、寒色系としてグリーンを使っている。

・ウヌスプロダクトサービス  スマートグリップ  
  +エナージェルインフリー
  (リフィルはインフリーのオレンジ0.7mm)
・シャーピー sゲルメタル
  (リフィルはエナージェルのグリーン0.7mm)


エナージェルはインクフローが潤沢で速乾性もある。書き心地も使い勝手もいいボールペン。特に0.7mmはペンの角度を浅く握って書いてもペン先のチップのガリガリとした感じがなく、滑らかに書けるのが優秀。

オレンジの方は、ウヌスプロダクトサービスのスマートグリップをつけたことで低重心化してさらに楽に書けるペンになった。グリップはマットな加工だけどクリップは光沢がある加工でペンのデザインの統一感はないけど、書き心地はいい。

グリーンの方はシャーピーのsゲルメタルにリフィルを入れている。sゲルメタルはグリップのラバーがくびれていて握りやすく、金属軸で重量が増している。エナージェルの書き心地をアップグレードしてくれていて、いい軸。

ぺんてるのサインペンも使っている。暖色系としてだいだいいろ寒色系としてそらいろの2本。

程よい抵抗感のあるサラサラとした書き心地が気持ちいい。特にこの2色は色味がよく、はっきりと濃い線が引けるので目立つ文字が書ける。板書以外でも、誰かに書いた字を見せる時など大きく目立つ字が書けるのは便利。

他には万年筆も使っている

万年筆とペンシース

万年筆はカスタム742の太字。ペン先が紙に触れただけでインクが出て、筆圧ゼロで書ける。書き味はもちろんいい。寒色系として色彩雫の松露を入れていて、青でも緑でもない独特の色が好み。ボールペン代わりに板書で使うのが主な用途。

高級なペンだから、筆箱に雑に放り込むのが怖くてロメオのオイルキップペンシースに入れている。1本差しでかさばらないし、革がとても柔らかくて質感がいい。

これらのペンを場面に応じて使い分けて板書してる。容量との兼ね合いで入れる量が多くなったり少なくなったりするが、基本的にはこんな構成になる。

◎油性ボールペン

油性ボールペン


水性系のペンばかり使っているが、正式な書類に書くときは耐水性、耐光性のあるインクで書かなければいけないので油性ボールペンを使うこともある。

使っているのはジェットストリームのリフィルを入れたサクラクラフトラボ005。

このペンはデザイン性と書き心地のバランスが最高。ロゴや文字が一切書かれていないシンプルな軸はプラでできているが、サラサラとした上品な手触りをしていて質感が高い。縦に入った溝は見た目を良くする役割だけでなく、グリップとして機能するのも理に適ったデザインだと思う。

25gとずっしり重くて低重心だから安定感は抜群だし、運筆は楽。

リフィルの規格が独自のものだから色んなリフィルが使えないのは弱点で、無理矢理切って長さを調節したジェットストリームの1.0mmのリフィルを入れている。

◎その他

ペン以外の小物類についても紹介したい。

とはいえ、自分は小物をそこまでたくさん入れていない。入れているのはシャープ芯、鉛筆削り、油性マーカー程度。

定規やハサミ、のりなどは一般的な筆箱紹介でも登場しがちだが私は授業でそれらを使う機会が滅多にないので、日常的に筆箱に入れていない。

○シャープ芯

シャープ芯

シャープ芯はアインの0.5mmの2Bを使っている。

シャープ芯の違いなんて普通は気にしてみないとわからないレベルだけど、新アインは従来のぺんてるのシャープ芯に比べてハッキリと滑らかさが違うと実感できた。2Bは柔らかく滑らかに書けて良い。

ケースも優秀で、片手で開閉でき、シャープ芯が一本ずつ取り出せる。アインのケースを使い出してから、煩わしさを感じずにシャープ芯を補充できるようになった。

○鉛筆削り

鉛筆削り

クツワのベイビーKを使っている。

携帯するのに最適化されている鉛筆削りで、他に類を見ないほどの小ささ。筆箱の中でかさばらず、消しゴムよりも小さい。削り口にはフタが付いているので筆箱の中が汚れる心配もない。

さらに、刃は貝印製。携帯しやすくなった分、鉛筆削り自体の性能が落ちているということもない。

持ち運んで使うのに圧倒的に便利な鉛筆削りなので、鉛筆を出先で使う人にとってはマストアイテムだと個人的に思っている。

○鉛筆キャップ

鉛筆キャップ

月光荘の8B鉛筆革キャップを使っている。

革の鉛筆キャップの良いところは、金属やプラのものと違って色んな直径の鉛筆に使えること。ステッドラーや三菱など鉛筆によって多少直径に差があり、金属やプラの鉛筆キャップでは、一方の鉛筆にははまるが、もう一方にはスカスカだったということもある。

革の鉛筆キャップは、色んな鉛筆に柔軟に対応できるので気に入っている。

○油性マーカー

油性マーカー

ゼブラのマッキー極細を使っている。

説明するまでもない定番商品で他の油性ペンを試したりもしたが、結局自分の使う範囲ではマッキーが一番無難な選択だと気づいた。主に持ち物に名前を書く時などに使っている。


さいごに


筆箱の紹介は以上です。

しっかりした筆箱紹介にしたいと思ったので、かなりの長文になりました。

とにかく私はものぐさなので、作業を楽にしてくれる道具が好きです。「楽な道具」を目標にいつも筆箱の中身を考えていて、今回の紹介を通して、自分の文房具の使い方が読む人に伝わればうれしいです。

今後より良い文房具を見つけたら、中身はどんどん変わっていくと思いますが、現時点ではこんな筆箱です。

気が向いたらまたやります。

読んでいただきありがとうございました。

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