自己紹介(Part2)
信じがたい事かもしれませんが、偽りなくすべて私が実際に体験したことを書いております。
新天地だと思っていた...
Ipirangaから同じSão PauloにあるSanto Andréという所にへ引っ越しました。以前と同様に家族は農業で生計を立てる。
生活は相変わらず貧しく、家は木造、土間で当初は電気のない暮らしでした。
焼死寸前
当時、まだ幼い私は姉と一緒のベッドで寝ていました。
ある日、姉がロウソクを消し忘れて寝入ってしまい、火事が発生した。幸い気づくのが早く小火で済んだ。私はぐっすり寝ていて、抱きかかえられて外へ避難したようです。翌朝その事を知らされ、ゾッとしました。だれも気づかなければ、寝たまま焼死していたかもしれない。
感電死寸前
翌年、待望の電気が通るようになりました。ところが、すべての部屋にではなく、長い電線にソケットを取り付け、必要に応じてそれを家の中で移動させて使用していました。たった1個の電球での暮らしはとても不便でした。
ある日、父親に「電気を持って来い」と言われ、取りに行ったら感電してしまいました。電線が一部分だけむき出しになっていたのを知らずに、不運にもその部分を握って感電したようだ。感電した時、体が硬直し、まったく動けなかったことを今でも覚えています。父親がブレーカーをOffにし、どうにか助かりました。
電線を放せば良かったのにと思われるかもしれませんが、感電すると握った手は開かないんだとわかりました。
射殺寸前
地域には数件の日系人家族が住んでいました。我が家の50mほど離れた隣の家族も日系人でした。私と年が近い兄弟たちが4人いました。
ある日、私と一番年が近い(1歳年上)男の子と家の近くの道端で遊んでいた時のことです。彼の兄がやって来て、何を思ったのか、いきなり空気銃を構えて私たちを狙って撃ってきました。もちろん2人とも必死に走って逃げました。私は無事でしたが、友だち(弟)のふくらはぎに命中。その後、治療して、後遺症も無く完治したようです。
その日以来、私は友だちの兄にはできるだけ近づかないようにしていました。なぜ彼が空気銃を持っていたのか、なぜ私たちを狙ってきたのかは不明です。聞くのも怖い。
次回、まだまだ続きます。
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